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都立中高一貫校/都立高校トップ校 受験専門 渋谷で創立30年

修正できる子が伸びる、これを地頭がいい、という

2021.03.13

◎修正できる子が伸びる、これを地頭がいい、という

勉強とは、修正することである。
 英語の勉強を本格的に始めた、もうすぐ中1の子には、二つのタイプがあるのかと思います。これは過去に指導してきた子たちに例外なく存在した特徴でした。
 英語の単語を覚え始めるとき、すんなりと覚えてしまう子と、なかなか覚えられない子の2タイプです。前者のタイプ(A)に属する子は、比較的すんなりと英語をマスターしてしまいます。これに対して、後者のタイプ(B)に属する子の以後の英語人生は荊に満ちたものでした。私が記憶する限りで、Bタイプに属する子が、高校入試に成功した事例は、ほとんどいないけれど、唯一思い出すのは、中1も終わる頃にようやく「覚えた」子がいまして、高校受験の英語は苦労しました。数学が得意だったので、内申にも助けられて都立青山に合格しましたが、本人なりに大変な苦労をしたようです。
 私が、恐れているのは、単語が覚えられない子は、英語で失敗する、だから高校受験も失敗する、ことである。単語は何としても覚えなければならない。
 確かに、単語の暗記は、苦しい。私も中1の頃、単語を覚えるのが、苦手だった。とにかく覚えられなかった。だからもがいた。私の場合は、いつも「できる奴」の真似をした。地理の得意な奴がいたら、授業中ずっと観察した。地図帳をいちいち見て印をつけている、だから真似をした。しかし、英語については、真似をするにも誰も見当たらない。それで折り込み広告の裏白を使って、単語を書きまくった。もうこれでもか、というくらい毎日書いた。それでも覚えられない、長い単語、あの時は、vegetable (野菜)という単語が覚えられずに、紙に書いて、登校の途中、声に出して言いながら、歩いた。とにかく単語は、頭がある壁を越すまで覚えられない、と思う。わかりやすく言えば、英語の脳になるというか、慣れることである。
 だから、最初はもう夢中でやる、頭の改革だ。とにかく朝から晩まで英語漬けにする、ある時、ふと世界が変わる。新しい単語が、スッと入ってくる時が来る。
 この単語習得の過程も、修正にほかならない。

 勉強とは、修正である。
 自分の足りないところを修正していくのが、勉強であり、修正できる子を指して進捗がいい、というのである。修正は、一度でできれば申し分ない。一度で修正できる子を、地頭がいいという。本当に修正できる子は、一度、二度で修正できるものである。「図をかいて考えなさい」と言ったら、次には、自分なりにノートに図をかいてくる、そういう子が指導できる、子である。いつか小6の女子が、竹の会指定の早稲田進学会小石川模試ではなく、どこか聞いたこともない模試を受けてきたという報告を受けたことがある。理由は、桜修館対策模試だったからだそうだ。確かに、早稲田進学会模試には、桜修館模試はない。しかし、私が知りたいのは、小石川を目指すほどの優秀な子たちが集まる模試の中での位置である。
 私がそう言うと、「わかりました」と言い、次からきちんと言われた模試を受けてきた。これをもって修正ができる子というのである。

 そうなのである。修正のできない子というのは、無表情か、不思議そうな顔をする。「わかりました」とは言わない。

 模試はあちこちが主催してやってるが、いずれも母数が少なく、信頼性が低い。それに大手塾の模試は、公立中高一貫校対策を謳いながら、適性問題とは似ても似つかぬものばかりだ。偏差値試験が得意な進学大手の模試を受けて、酷い結果に、慌てて、これでは受からないと竹の会に訴えてきた親御さんもいましたが、私立並みの偏差値で測って、ダメだなどと烙印押されたら、堪ったものではない。
 普段の指導は、修正の積み重ねであり、こうしなさい、ああしなさい、と修正を求める、しかし、一度で修正できる子は少ない。これが地頭になる。こう修正しなさい、というのが、理解できない子もいる。だから修正できないわけである。修正できなければ先へは進められない。以前の私だったら、もうだめだと諦めていた。しかし、この二年は、私の持病とコロナ禍のため、気長に指導を続けた。そうしたら予期せぬ変化があった。自分で考える芽🌱が育ったのだ。できないと思っていた子が急に理解し始めた。これはわたしの想定にはなかった。ただし、2年かかった。

 かつてできないからと退塾を告知した子が、他塾で算数一番だったという話しを親御さんから聞いたことがあったけど、気長に指導すればそういう効果があるようだ。
 呑み込みが悪い子というのは、最近特に感じている。小数の割り算の約束、分数の約束、特に、計算過程を詳らかにしながら、解いていくという指示は、なかなかのみこんでもらえない子がいる。なかなか修正できない。入会試験で合格しても、割り算の筆算がなかなか理解できない子もいる。はて、これはどうしたことか?と考え込む。割合のしくみが、なかなかつながらない子もいる。何度もパターンをやってると、やり方を覚えてしまうのだ。覚えたら、もはや思考はない。本人が気がつかない、意識しないで、暗記で対処してできたと勘違いしている、ことがよくある。本人がなぜと考えながら、やらないとなかなか理解に達しない。だからヒント(図解)がないといつまでも解けないことになる。

 修正が長引けば、所期の進展は望めない。小3、小4ならまだ時間はあるが、小5だともう後がない。

編集後記
卒業生からの便り
早稲田大学国際教養学部、慶應大学文学部、上智大学総合人間科学部、中央大学法学部、明治大学経営学部、立教大学文学部全てに合格しました。

 (3年前卒業女子)
○千葉大学園芸学部、明治大学農学部に合格しました。

 (6年前卒業女子)

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