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都立中高一貫校/都立高校トップ校 受験専門 渋谷で創立30年

夏期24日から開始

2022.07.20

 

 

行動する人になれ!

アクションを起こさなければ、偶然の邂逅(かいこう)は「ない」。考えてばかりで行動をしない人は、思わぬ僥倖には出会わない。

ぎょうこう【僥倖】
(名)スル
①思いがけない幸運。「━を当てにする」「━にも難関を通過して/門漱石」
②幸運を待つこと。「万一を━するの外為す可きもの無し/佳人之奇遇散士」
 

 幾たびかの失敗は当然のことだ。失敗を畏れていては、幸運は掴めない。失敗とは何にもしない人、自分で考えることをしない人、の属性である。
 人間にとって行動することが、才能と言われてしまうほど、成し難いこととはなんとも嘆かわしいことか。行動=成功なのに、なぜか人間は怠惰を貪り、楽を好む。楽な方に流される人間なら腐るほどいる。
 試験とは、知の闘いである。いや試験勉強とは、知の闘いである。知の工夫があらゆる障害を切り抜けていく中で人間は、知の深さを知り、知の面白さに目覚める。そうなのだ。解ける、わかるということほど人間の潜在的な、本能に根ざす喜びを呼び覚ますものはない。
 私は、「読む人」「読む名人」になりたい、と近頃よく思う。「読む」こと=「考える」こと、だと最近つくづく思う。
 「読む」ことのプロとは、どんな人を言うのだろう。まず、「読む」。そして「意味がわかる」、「何が書いてあるか」、よくわかる、これである。意味がわからない、というのが一番いけない。それが、文が稚拙なためか、書く人が、前提を省略したためか、どうも判然としない、というのはある。矛盾という言葉があるが、何度読んでも「辻褄」が合わない、ということがある。文というのは、書く人も読む人も誤解の陥穽(かんせい)に陥りやすい。かつて丸山眞男は、「戦中と戦後の間で」という本の中で、当時司法試験委員をしていた、政治学者の原田鋼の有名な体系書「政治学原論」の中の文法的誤りを2箇所指摘した。一流とされる学者の初歩的文法の誤りを公に指摘したのは初めて見た。
丸山眞男の「現代政治の思想と行動」は、論理的な思考の流れを洗い直すには、私にとってなくてはならないものであった。
「論理的矛盾が気になり」何度も読み返す。「何を言っているのか」わからないのは、前提となる事柄が省略されているためのことが多い。自分が、誤解していたり、先入観に支配されていたりと、自分側の問題もある。
 字句を正確に、文章を正確に、読む、これは大切である。知らない知識、知らない制度は、まず意味、定義を正確に理解する。その上で、知識の由来、制度の趣旨を確かめる。例外はなぜ例外なのか、いちいち確認する。
 私は、今は線は引かない。線を引くと、思考が切断する。線に囚われて流れから外れる。そのかわり何度でも読み返す。
 覚えなければならないことはある。これは語呂合わせがベストだ。名作の語呂は一発で頭に入る。地軸の傾きは、23.4°とそれている、これを「兄さん死んだ」と語呂を合わせた参考書があった。けだし、名作である。語呂は、5字、7字が決まる。
ごろ【語呂・語路】
①言葉の言い回し。続き具合。特に、発音した時の音の続き具合。調子。語調。「━のいい名前」「━が悪い」
②「語呂合わせ」の略。

語呂は自作に限る。
年表なんかは、語呂合わせの本が出回っている。わたしは、受験のとき英単語1万語を語呂で覚えたことがある。
羅列項目は、頭文字で、語呂にする。この場合も、5・7・5のリズムが人間の頭には、いや日本人の頭にはいちばん合っているように思う。

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