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山口真由流1冊主義7回くり返しの根拠について

2022.06.18

 

 

山口真由流1冊主義7回くり返しの根拠について

 山口真由さんは、「基本書は1冊とここで繰り返すのは、努力するということには反復・継続が欠かせないかです」とその著書の中で述べています。

 さて、いい方は違いますが、フランスの哲学者デカルトは、その著書「方法序説」の中で、次のように述べています。

 以下引用(岩波文庫「方法序説」より)

 わたしの第二の格率は、自分の行動において、できるかぎり確固として果断であり、どんなに疑わしい意見でも、一度それに決めた以上は、きわめて確実な意見であるときに劣らず、一貫して従うことだった。この点でわたしは、どこかの森のなかで道に迷った旅人にならった。旅人は、あちらに行き、こちらに行きして、ぐるぐるさまよい歩いてはならないし、まして一ヵ所にとどまってもいけない。いつも同じ方角に向かってできるだけまっすぐ歩き、たとえ最初おそらくただ偶然にこの方角を選ぼうと決めたとしても、たいした理由もなしにその方向を変えてはならない。というのは、このやり方で、望むところへ正確に行き着かなくても、とにかく最後にはどこかへ行き着くだろうし、そのほうが森の中にいるよりはたぶんましだろうからだ。同様に、実生活の行動はしばしば一刻の猶予も許さないのだから、次のことはきわめて確かな真理である。

 どれがもっとも真なる意見か見分ける能力がわれわれにないときは、もっとも蓋然性の高い意見に従うべきだということ。しかも、われわれがどの意見にいっそう高い蓋然性を認めるべきかわからないときでも、どれかに決め一度決めたあとはその意見を実践に関わるかぎり、もはや疑わしいものとしてでなく、きわめて真実度の高い確かなものとみなさなければならない。われわれにそれを決めさせた理由がそうであるからだ。そしてこれ以来わたしはこの格率によって、あの弱く動かされやすい精神の持ち主、すなわち、良いと思って無定見にやってしまったことを後になって悪かったとする人たちの、良心をいつもかき乱す後悔と良心の不安のすべてから、解放されたのである。

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