画像
都立中高一貫校/都立高校トップ校 受験専門 渋谷で創立30年

戻ってきた、合格の感覚

2021.02.13

 

 

◎戻ってきた、合格の感覚
 去年は、一年ほどの病気との闘いから解放されて、わたしは、久しぶりに、ゆったりと、合格をもたらすレジュメの製作に没頭できたと思う。一つ一つ丁寧に作る、そこにこだわった。思えば、25年合格者を育てたときのレジュメ精神であった。すっかり忘れていた感覚。あの時、小石川に合格した女子のお父さんがご挨拶に見えたとき、「これで(このレジュメで)合格しなかったら、もう私には打つ手がなかった」とまで、言ったことを思い出す。それほどレジュメには自信を持っていた。25年の指導は過去に作ったレジュメに惑わされ惨敗、26年の指導は、またレジュメに回帰した。しかし、27年の指導は、蓄積した膨大な製作レジュメに混乱した。29年の指導から過去問合格法に部分的回帰した。ここからおかしくなった。レジュメと過去問の併用こそレジュメ指導に迷いを示していた証拠と言えた。過去問合格法を併用したのは、レジュメに完全に対応できない子がいたからだった。令和元年は持病の腰痛の悪化で苦しんだ。レジュメが作れなくなった。痛みを堪えて生活した一年、唯一レジュメを完全にこなした子が、小石川に合格したのが、令和2年だった。私は発表の日を、病院のベッドで迎えた。ネットで合格を確認したら、すぐお父さんから電話があり、本人と替わって話した。あのときは、痛みと熱、何本ものチューブに繋がれて、初めて、大手術を受けるとはこういうことなのだと思ったものだ。一日中 何もすることもなく、虚しく考えた。もしかしたらもう塾はやれないかもしれないな。子どもたちに会いたいな。そんなことを取り止めもなく考えていた。これからのことを考えた。この時、過去問合格法に訣別することは決めていた。もう、迷いはなかった。自ら迷い道を選んだかのように、悩んだこの何年かを思い起こした。新鮮な、純粋な思いで、指導した24年指導のことを何度も思い返した。あの時、自分は、過去問合格法と訣別したはずだった。これからはレジュメで勝負すると決めたはずなのに、レジュメに対応できない子たちの存在が、わたしをまたしても過去問合格法に回帰させたのだった。それでまた成功するからますます混迷する。迷いは深まるばかりだった。
 腰痛で一年レジュメ創作活動を休んだことが、わたしに一つの悟りをもたらした。
 もともと竹の会は、レジュメについてこれない子を指導することは考えていなかったはずだった。
 子どもたちの熱心さ、親の悲痛な哀願が、私のシビアな姿勢を崩したと思う。
 本来、わたしがめざしたのは、脱過去問合格法であり、それは私の高度なレジュメが理解できる子を念頭に置いていた。だからこそ入会試験もそのような子を選抜する意味があった。しかし、仮合格や仮入会を認めたことで、レジュメ指導の根幹が揺らぎ始めたのだ。
 仮合格の場合、6か月で、進捗が捗々しくなければ、退塾していただけるはずだった。しかし、親御さんは、すっかりその約束を忘れて、そのまま指導を続けることを疑わなかった。
 仮合格のとき、わたしは、6か月ほど見て退塾ということもあります、と必ず告げています。
 さらには、入会試験に合格したとしても、進捗の、見えない子が出てきた。これは想定外だった。こういう子もやはりレジュメ指導ができないことでは同じです。
 こうしたレジュメ指導が機能しない子は、本来都立中受検など無理なのです。そこをなんとかしようとするから無理が生じる。過去問合格法で対処したらうまく行った29年指導も、具体的には、富士なのですが、その富士に受かったという子たちは、確かに、仮合格ではあったが、レジュメ正解率は50%前後はあった。しかし、令和元年指導の子たちのレジュメ正解率は10%に満たなかったと思う。つまり、過去問合格法を使うにしても、レジュメ対応能力がなければ無理ということである。
 令和2年の過去問合格法の失敗が、わたしには衝撃だった。レジュメの解けない子たちには、過去問合格法も無力ということだ。
 

 レジュメ指導が、できないのに、それでも受検の意思は強く、私から見れば、見通しが限りなくないのに指導を続けるというのは、わたしには実りのない仕事にしか思えない。
 入会時の約束通りに、指導から手を引きたい。また、進捗のない子の指導を続けるというのも、わたしの本意ではない。
 ある親御さんは、竹の会以外の塾ならおカネを出してまで行かない、と言われたそうですが、竹の会を一度経験されるともはや他所の塾などありえないという意見は竹の会の親御さんたちからはひしひしと伝わってきます。もっともあえて竹の会をやめて大手に行ったという子も過去にはいましたけど。
 
 他所の塾を経験した人はなおさらのようです。
 さて、これは困りました。
 私としては、レジュメ指導が効果のない子を預かることは、非常に心苦しいのです。
 少なくともレジュメでなんらかのいい反応があるということでなければ、竹の会のレジュメ指導は意味がない、それはもうはっきりしたことなのです。
 
 これからの竹の会の進むべき道
  今年、合格した子たちが、わたしの進むべき道、生きる道を教えてくれた、と思います。もうできない子をなんとかしようとして過去問合格法をやることもないと思います。結局は、虚しい結果にしかならないからです。
 竹の会は、高度なレジュメで合格へ導く塾です。このレジュメ指導についてこれなければ合格はないと断じて間違いないでしょう。よく進捗について聞かれますが、進捗が捗々しくなければ、それは合格から遠のいている、ということです。
 
 都立中受検は、誰でも勉強すれば受かるというものではありません。受かる子には、光るものがある。持って生まれた光るものがある。それを地頭というのなら地頭が必要です。
 ここに背を向けて、合格をなどと考えても、それはできない相談です。

 しかし、絶望することもありません。少なくとも都立高校受験は、真面目に努力するタイプの子には、チャンスがあるからである。もちろんここでも制約はある。基準となるのは、方程式の文章題が解けるかどうか、である。最低その能力がなければやはりそれなりの都立は無理と思います。受験というのは、やはり最後にものを言うのは、地頭だというのは、変わらない真理です。
 都立中を失敗した子たちでも、ここで分かれる。方程式文章題を解く能力さえもないというのであればもともと都立中は無謀な挑戦だったということなのです。 
 わたしは、レジュメ指導についてこれる人材でなければ、合格に資する指導はできない、と考えています。
 確かに、レジュメ指導についてこれない子でも竹の会ならそれこそ高い基礎学力はつくと思います。しかし、それは竹の会の意図する指導でない。竹の会は、受検に受かるだけの力をつけることを目的とする塾だからです。

 かつて大手塾に行っていた母子が、竹の会に見学にきて、「今の塾で、別に困ってない。塾の授業がわからないということもない。土曜テストの成績もいい」などということを申しておりましたが、いろいろとツッコミどころのある言葉でした。
 まず、間に合っているのなら、何しに竹の会に来たのですか? 今の塾に何か不安があったからではないのですか。
 私から言わせれば、授業についていけてると思っているのは、ただの勘違いです。大手塾は、小5までは、簡単なことしかやらない。これは生徒をやめさせない戦略です。難しくすれば、落ちこぼれが出る。すると親が騒ぐ。だから適当にできるようにして繋ぐ。小6になると、難しくするしかないが、できなければ、煽ってオプション講座を増やすように、仕向ける。大手は、営利企業であり、いかにして利潤を増やすかというのが重要であり、結局できない子の親は食い物にされることになっているのです。大手の役得は、仮に失敗しても決して責められることはないことかもしれない。失敗はすべて個人の問題として闇に葬られる。
 子どもが居心地がいいといっていることほど危ないものはない。
 講師が優しい、講師とウマが合うなどということを言う親がいたが、子どもレベルでは、仲良しの友達がいるから楽しいとか、塾の帰りに仲間と遊ぶとか、居心地のいいというのは、実は危なっかしいものである。
 そして究極的には、いずれこの親は子が受検レベルに達しないことを知ることになる。

 ここで竹の会を評価する上で特徴的なことを一つ
 特に、大手から竹の会に来た子に多いのですが、大手に、一年なり、二年なり、いた。それで塾を変えるというのですから、まあ、いろいろ事情があるのでしょうけど、今の塾では不安ということなのかなと思います。それで竹の会が選ばれたのは光栄なことですが、竹の会というのは、どうも昔からこういう選ばれ方をしてきました。
 そして、そういう方たちが、
竹の会に来て本当によかった
もっと早くから竹の会に来たかった

 と言われるのをわたしは聞いてきました。
 そういう言葉は竹の会に遅くに来た子たちが、本当によく言ってきた。そしてそれは真実の実感だったのだと思います。

 竹の会を選ぶときの判断の資料のひとつとしていただければと思います。

 さて、そこで塾とはいったい何なのか。

 少なくとも竹の会にお子さんを通わせている親御さんたちは、竹の会の指導の方法を「えっ」などとは思わないと思います。他塾のやりかた、授業・講師・テキストの3点セットに慣れた親御さんたちには竹の会の指導はおよそ理解できない指導の範疇なのだと思います。竹の会の指導の形式について懐疑的になられている問合せ者はよくいましたし、竹の会を説明するのは困難で、このブログを読まれて理解をしていただくしかないのかと思います。
 

ページトップへ