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都立中高一貫校受検/都立高校上位校 受験専門 渋谷で創立30年

最低でも都立戸山/都立中学が秀才を選抜してもなぜ日比谷・西に秀才はいるのか/高校入試と模試/竹の会小4期、小5期の過ごし方

2017.06.14

 おはようございます。ここ二日ほどほぼ絶食が続いておりますが、かえってそのほうが体が軽くていいようです。提出課題が二日ほど寝込んだおかげで山ほどたまってしまいました。昨日は休養しながらそうした仕事を少しずつですが片づけてきました。今は課題をまったく出さないという子はほとんどいないようですが、種類、量にはかなりの差があり、またきちんと原稿用紙を使ってていねいな字で書くという子もいますが、乱暴な字で書き殴るという体の子もいたりして、様々です。原稿用紙を使うのは字数感覚をつけてほしいということもありますが、なによりも読みやすい字の練習をしてもらいたいからです。字が読み取り不能というのは答案を見てもらえない、ということであり、まずは自分の考えた答を伝えるための手段である文字を鮮明な文字で書くことから勉強する必要があります。特に、男の子に多いのはなぜなのか、いや悪字を書く子のことです。親は男の子には字について厳しく教育しないのか。英語や様々な習い事、稽古事には通わせても、いや中にはスポーツに夢中になる家庭もいるかもしれませんが、それにしても、字の教育を放置している、つまりは軽視しているということは嘆かわしいことです。小4になってまともな字を書けないというのは、どうしたことか。わたしの30余年の経験から小4で字が汚い子はもうずっとそのままです。ノートもまともに作れない。これは何を意味するか。中学ではノートを取れない者は成功しないでしょ。微細なノートを作れる子が生き残るのです。かつて「東大生のノート」という本が出ましたが、字が上手いとか下手とかいうのではなくて、微細な文字を、しかも読みやすい文字をびっしりと書きこんで作られたノートは驚くばかりでした。

 字が身を滅ぼすことになる。だから親はまずは真剣に字を教育してほしい。小1前後が勝負です。親がつきっきりでじっくりとゆっくり丁寧に字形をなぞることを指導すべきです。

 ◎竹の会小4期、小5期の過ごし方

 去年の小4期に竹の会に入会されたみなさんは、すでに小5になって竹の会に小4の早期に入会するということの意味が十分にわかっていると思います。これは小5の4月前後に来た子について見てみますと、竹の会では入会するとまず計算力をチェックしますが、たいていは小数の余りのあるわり算からです。分数ができる子なら分数から始めますが、たいていは小数の計算もかなり不正確です。分数にしてもたいていは初歩段階ですから、ここから鍛えていくことになります。まず2から3か月を要するでしょう。するともう6月あたりです。計算をマスターするといよいよ割合の訓練に入ります。その前に計算をマスターするということの意味ですが、竹の会では最高レベルの計算ができる状態をそういいます。計算はマスター後も毎回の指導で、つまり指導に入る前にまず4題解く、というのが竹の会の習慣です。割合については、「割合導入レジュメ」というのが大量にかつ何種類かありましてこれをまずやっていくことになります。こうした基礎的な概念の修得を経ていよいよ割合思考の第一テキスト「算数の魁」に入っていくのです。これに1月ほどかかるでしょう。第二テキストは「思考の鍵」でまた1か月、第三テキストは「小学思考の素 割合問題編」でこれは2か月はかかる。これを終えると第四テキスト「新小学思考の素」でまた1か月以上、第五テキスト、つまり最終段階は、「小学思考の素 その他の問題編」でこれは2か月はかかります。これで思考力養成はいちおう基本段階を終えます。時間があればさらに「推理の素」、「思考の源」、「1%下巻」、・・・など竹の会にはいくらでも次が用意されています。しかし、小5期の家庭の多くは、習い事や稽古事、家族旅行、盆正月帰省と忙しく、竹の会のこうした予定ノルマを順調に終わらせる人はごく少数です。加えて小5にはかなりの量の課題レジュメが出されますから、家庭学習時間というものが問われてきます。家庭学習しない子は竹の会では無理ということです。以前「塾に行けば家庭で教えないですむと思ったら竹の会に入ったとたんにわからないと苦しむようになった」というような苦情がありましたが、いろいろ誤解があったようです。小数の計算で躓くというのがひとつは誤算でしたが、入会試験でこういうことをチェックできなかったことがまず課題でした。特に、小3期の入会ではこういうことがあり、早期の能力判定の難しさを痛感しております。去年は「渋谷A」にも仮合格で入室許可を出しましたが、ただし小4早期ですが、幸いにもなんとか全員が前進しております。実はある時期には危機もあったのですが、なんとか乗り切ってくれたようです。仮合格というのは、小4早期限定での入室の仮許可です。仮合格は6問中2問正解です。仮合格については前進が認められる限り指導は進めますが、限界点と見極めれば、退塾していただく約束です。小5期に仮合格というのは去年の夏以降、つまり閑散期でしたが、渋谷Bで2名入室を許可しました。小5の場合は、2問正解だと入会試験不合格なのですが、仮合格扱いとしたわけです。準合格というのは、6問中3問正解ですが、28年には、この準合格者が白鷗と富士に合格しています。

 こうして小5期に入会するということの意味がどういうことなのか、わかっていただけたことと思います。小4早期に入会した子たちは、正規合格者なら小5期入会者のやるべきノルマを小4までに終わらせてしまうことになります。そうでなくても小4早期入会の現小5を見ていますと、一番遅い子でも「小学思考の素 割合問題編」に進んでおり、一番早い子だと「推理の素」を終わり、「1%下巻」も終わった子さえいます。こうなると小5期の勉強にどれだけ余裕をもたらすか、もっともだからといって習い事や稽古事に時間を注がれては元も子もないのですが。

 竹の会をめざす小学生のみなさんは、小4早期しかないのです。よく大手に行かれている親子が小5になって、中には小5も遅くに竹の会に問い合わせてきますが、遅きに失するというほかありません。竹の会で必要とされる十分な思考訓練期間を確保できていないことのもたらすマイナスははかりしれないものがあるからです。小4期に割合を理解した者と小5遅くにまだ割合さえも理解しない者との差はあまりにも悲しい逆転現象です。わたしは30年以上やってきてようやく子どもを指導するということの極意というか、技を修得したように思います。子どもを導く、所与の目標に導いていく技術というものを身につけたと思います。この子が何に躓いているのか手に取るようにわかりますからその概念の混同、混乱を取り除くところに一歩下がるということはよくやりますが、それにしても子どもというのはひとつひとつが勝負であり、いちいち理解を確認しながら進めていかなければならない。基礎の段階というのはそういうことが大切です。わたしは世の多くの親たちが大手一神教の信者であるということをよく知っています。これだけ大手に人が集まり繁盛しているのですから、竹の会のような小塾に目を向けてくださる人などほとんどいないことも納得です。たださすがに我が子の力に懐疑的になる親御さんはいるもので、そういう方が小5の遅くに、中には小6になって問い合わせてきますが、時既に遅しというほかありません。

 ◎高校入試と模試

 東京都では、高校入試のための模試は、VもぎとW合格もぎの2つがあります。どちらもかつては公立中学校にテストを提供していた、いわゆる業者テストの会社です。業者テストが公立中学から追放されて、自主運営されるようになり、2大模試会社は、都内の塾と直接パイプをもつようになりました。竹の会では高校入試を専門にしてきましたから当然業者テストの時代から2つのテスト業者の存在はよく知っておりました。業者テストの時代は学校で模試が行われましたから、成績データは学校が専有し、例のテスト業者配布の秘密データも中学の先生しかもっていませんでした。塾はどうしても後手に回るしかなかった。学校の判断待ちだった。もっとも竹の会では過去問を使って独自の合否判断をしていましたからあまり関係はなかったのですが。

 なぜ新教育と進学研究会の2つがあったかというと、たとえば、隣接する中学で同じ会社の模試をやれば問題が漏れるおそれがあったからです。2つの会社があるおかげで学校は実施日を自由に選べたわけです。ところがたまたま同一の業者テストが隣接学校で行われたことがあり、問題が漏れたことも何度かありました。竹の会には模試の問題を持ち寄り、他校の生徒に教える子もいましたから、それがたまたま出たということです。

 竹の会では業者テストが廃止されて以降Vもぎ(進学研究会)を使ってきました。これはVもぎの営業マンが竹の会にわざわざやってきましてセールスされたことが大きい。竹の会では何の疑問もなくV模擬で合否判定をしてきたわけです。もっとも竹の会の場合は、それだけではなく過去問で独自に合否の判断もしてましたから、それで問題もなかったのです。W合格もぎは縁がなかったのです。V模擬でこれまで失敗したことはありません。ただ27年に都立文京に合格された生徒のお母さまからW合格模擬の合格基準値が高いのでどちらを信じたらよいのか、というご質問がありまして、わたしも初めてW合格模擬について考えさせられたわけです。Vもぎは、東京のほか千葉でも実施されています。これに対して、Wのほうは、神奈川に進出しています。大手塾では、サピックスがVもぎ採用、Wのほうは、市進学院、早稲アカ、Z会などが採用していると聞いております。ただ、日比谷や西などのトップ都立受験者にはこの2つを受けない生徒も多く、駿台模試に都下の俊才が集まると聞いております。両模試とも独自校対策の模試を実施していますが、使えないことはないと思います。わたしは戸山のときは、Z会の資料を使いました。それと独自過去問を利用して合否判定をしました。都立も共通問題だと2つの模試どちらでもかまわないと思います。わたしはVもぎでC判定でも受かると見ています。27年戸山合格者は最後の模試ではE判定でした。これには体調を壊していたという特別の原因があります。竹の会の独自判定で合格を確信していましたので心配はしていませんでした。

 Wのほうが合格基準点が高い、というので、たとえば早稲アカではWのテータで駒場は無理と判断して文京に下げさせるということをやるようですが、V模擬だと合格基準値をクリアしているのに、ということがあるようです。確かに、わたしの手元にあるデータを見てみましても、20点から40点ほどWのほうが高い。しかし、学校の推薦基準の判定ではどちらも平等に扱うということです。Wの偏差値54もVの偏差値54も同じ扱いということです。だとすれば比較的問題が易しいとされるWのほうが点がとりやすいのですから、学校にはWのデータを出すという手もある。わたしはかつてWの方が高い理由について、大手塾のできる子たちがWに集まるからではないか、と推測しましたが、単純にWのほうが問題が易しいということもあるのかもしれません。それにしてもW基準で駒場をあきらめるという生徒が現実にはいるわけですから、問題は残ります。竹の会では、W基準では文京不合格、V基準では合格でしたが、Vで押し切りました。もっとも独自の過去問による実力の底上げをしたことはありますが。

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