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都立中高一貫校受検/都立高校上位校 受験専門 渋谷で創立30年

桜修館・小石川に特化/都立戸山・青山に特化/お礼/公立中高一貫校対策論

2019.05.07

5月7日(火)晴れ。 ようやく長かった連休も終わり、社会は活動を再開しました。官公署銀行が休めば何かと仕事は中断するしかない。人びとはそれぞれに思うところに繰り出して、この連休を楽しんでまた始まる厳しい労働に備えたことでしょう。昨日は、竹の会の満7年、8周年目突入だったのですね。混乱してしまい申し訳ありません。昨日は、今年の合格者たちが顔を揃えて久しぶりの再会でした。竹の会を忘れずにいてくれてありがとうございます。

 会員のお母さま、卒業生のお母さま、美しいお花をありがとうございます。

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◯公立中高一貫校対策論

 本年の竹の会の合格者たちのもたらした情報はこれまでの対策のありかたにも重要な変更をもたらすであろう。
本年合格者の特徴
 ○高得点を取って合格
 これについては、九段について、問題が過去になく易しかったことがひとつある。
 桜修館の場合は、他の情報を参考にしても、問題の難易度は、難しからず、易しからずで、能力はあっても努力の足りない者には難しい、いい出題であったと思われる。少なくとも九段は、終わっている。受検勉強不要、内申さえ突出していれば、受かる、こんなのは、選抜試験ではない。

○作文について

 竹の会では、合格した者の中に、高得点を取った者と信じられないような低い点を取った者がいる。後者は、20%の得点であり、他の者は全員80%以上の得点であることから、その低さは突出している。それでも合格するという力もまたすごい。

○適性II、適性Ⅲ の正解率の高さ
 適性I、すなわち作文については、合格者4名中3名が、80%以上の得点、1名がなんと20%で合格している。冷や汗ものであった。
しかし、桜修館の適性IIでは、合格者の得点は、高く一人は96%の高得点で、合格。もう一人も88%と高い。これは竹の会の桜修館指導の方法に拠るところが大きい、と思われる。桜修館に関しては、徹底して、算数を鍛えて、思考力をつけることに力を入れてきた。桜修館や小石川のような難関校は、過去問をやって、対策をとるということでは、通用しない。ここでは、過去問は、もはや過去に出たという事実のリストに過ぎない。過去問やって同じ穴の狢を探す、二匹目の泥鰌を探すのは、九段ぐらいのものだろう。
 過去問は、一度使われた問題の、具体的な事実の記録であり、墓標みたいなものである。素人、特に、親が、子に、直前に血眼になって、過去問を何回も解かせ、問題見た瞬間に答えがわかるほどにやらせているのをよく見るけれど、こういう勘違い親子が、受かることはない。本番に過去問の戒名を覚えて行くバカがどこにいるか。必ず本番は新傾向だったと宣う。ちょっと待てよ。過去問覚えて同じ穴の狢狙うやり方がおかしいでしょ。似た問題は出ない、次は、新たな知識を聞いてくる、普通は、そう考えるでしょ。
 過去問から何を学ぶか。流れる血である。具体的な事実ではない。論理である。出題者の意図が奈辺にあるのか。出題者は具体的な事実を通して如何なる論理を試したかったのか。どこまでの知識を当然に知っておくべきものとして「問い」を設けたのか。どこまでの思考力を必須と考えているのか。そういうことを「知る」ために、玄人は、過去問を重視する、のである。

 もちろん事実に慣れさせるという利用も有効である。しかし、これはかなりリスクのある利用法である。下手をすれば先の親子の轍を踏むことになるからである。私が、過去問合格法として、過去問を使うとき、決して志望校の過去問を使わないのはそのためである。件の親子が、志望校の過去問を何十回とやるのとは、根本的に違う。私が、高校入試で、過去問合格法を使うとき、その過去問とは、偏差値60前後の高校の過去問からスタートして、次第に上げていく。一つ高校は、少なくとも過去10年は遡る。解き方は、通年単位で解いていく。これは予断をを排除する効果、本番の問題の出現に慣れる意味がある。首都圏の主たる高校の過去問は解き尽くす。解説は全て私のオリジナルであるのはもちろんである。どこの高校の過去問をどの段階で使うかもほぼ決まっている。例えば、東海大高輪の過去問は、20問、満遍なく中学履修事項から問われているので、最低限の受験の基本知識を培うのに最適であるとか、古文の素養を養うには、國學院の国語をやるとか、比較的読みやすい英語長文の訓練には、中大附属を使うとか、国語の読解の練習には、開成高校、早実が、最適とか、わたしの経験から、何をどう使うかは、既に決まったノウハウとしてあるわけである。去年、今年と、公立中高一貫校の対策として、過去問合格法を使ったのは、制度がスタートして、10年以上が経過して、過去問合格法を使える環境が整ってきたということもある。過去問合格法を使えるのは、わたししかいない。過去問を実際に、解いてきた、オリジナルの解説を書いてきた、過去問を知り尽くした、そして過去問合格法の開発者、実践者である、わたししかいないのである。
 志望校の過去問は、必ず直前の実力を測るために、使うことである。傾向を知るためなどと称して、早くから過去問をやるのは、折角の宝をゴミにして捨てる愚行としか言いようがない。よく直前に母親などが家庭で、志望校の過去問をやらせることがあるが、母親は、ど素人である。確かに、最近の母親は、まあ、父親も同じであるが、あちこちの学校説明会に出かけていき、熱心に情報収集しているから、ママ友の情報交換も盛んで、だからわたしなんかよりもよほど詳しいが、しかし、所詮素人である。情報収集で受かることはない。過去問を家庭で解かせて、わたしには、結果だけ知らせてくる。あるいは「過去問はもうやりました」で、終わりである。

 わたしが、直前に過去問を解かせるのは、実力を見極めるという目的もあるが、それ以上に、もし未だ実力において届かずという時に、「手を打つ」、適切な「手を打つ」ことにある。理科がどうしても70点というとき、適切な手を打つ、社会の歴史に誤答が多いというとき、手を打つ。具体的にどのような手を打つかは、経験から得たノウハウである。だからプロなのである。本番で、85〜90を取らせる。これがプロの仕事である。つまり、志望校の過去問は、わたしには、かけがえのない検査の道具なのである。これを無にする、母親のなんと多いことよ。受験に詳しい母親が全く余計なことを して、邪魔をする。
 過去問合格法の話しは、このくらいで終わりにする。
 竹の会の教材は、過去問から作っています。過去問については、みくに出版の銀本を使っております。過去問については、多くの方が声の教育社のものを使っているのか、と推測します。銀本には、解答のみでほとんど解説がないので、一般の方々には使い辛いというのがあります。声の教育社の過去問は、様々な解答の例をあげて、網羅してますから、その点でも便利だと思います。ただわたしは銀本しか使わないですね。解説が、邪魔なんです。とにかく白紙の状態で解く、解いてみる。このとき他人の解説というのが正直邪魔です。解いたら、解説は、わたしの、私流の解説を作りますね。ただ計算ミスなんかはわたしもやるので、最低解答集は必要です。もっとも銀本の解答が、絶対の正解だとは、前提しない。ただ学校発表の解答例を載せているでしょうから、あまり誤りはない、とは思います。わたしが、使うのは、銀本のうち、適性過去問集は、もちろんですが、算数の過去問集を使います。満遍なく問題を読みますから、そして良問は必ず解きますから、正解見て、あれ! ということもある。それでもう一度解いて、やはりこの解答はおかしい、間違っている、と判断することもあるわけです。

 算数の銀本は、確か、2004年版から解いてきてる。今年は、2020年版ですから、都合18年分は、解いた計算になります。適性過去問は、2007年版から、だから今年で、13年分になりますか。銀本は、わたしには、最高のデータですね。みくに出版とその母体である日能研には、感謝しております。

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