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都立中高一貫校受検/都立高校上位校 受験専門 渋谷で創立30年

高校受験を誤解する親/勉強の覚悟もない親子が脳天気に都立中受検を言う/超作文

2017.08.13

 おはようございます。長いと思った8月もようやくお盆という節目を迎えていよいよ今週から残された2週に入ります。お盆の朝夕は意外と涼しくいつもの夏とはなにか違うような気がいたします。あの台風は関東の水不足を一気に解消したのでしょうか。

 この夏に気になっているのは、小6の勉強の遅れでしょうか。中3についても後手に回っている感は拭いきれません。9月以降厳しい受験指導は覚悟しなければなりますまい。小6の指導手順がどうしてここまで遅れてしまったのか、かなり期待していたのですが、思うようにはならないものです。小5のときに割合レジュメ集をみっちりとやっておかないと小6でしわ寄せが出るということは自明のことでした。小5に充実した思考訓練をするにはどうしても小4早期から入会が必要となってくるのも自明のことでした。しかし、小塾で知名度もないに等しい竹の会に小4から来てくれるという親はほとんどいなかったのです。小5からという親御さんはたいていどこかの塾に行っていた、その塾というのも圧倒的に大手塾が多いのですけれど、そういう親御さんというのはほとんどがまた竹の会に懐疑的であり、入会するかどうかで迷いに迷って来たという方がほとんどです。小塾というのは悲しいもので小さい、個人塾というだけでもうかなり軽く見られる。そういうこともあり、わたしの夢は竹の会が東京23区で認知されることでした。「東京の渋谷にこんないい塾があるんだよ」と23区のみなさんに噂されるようになることが夢でした。2012年(平成24年)5月のことでした。竹の会は長年の夢を実現しました。渋谷駅そばに塾を開きたい、ずっと思ってきたことでした。かつての元代々木教室ではどうしても交通の便が悪く、23区から通えるには無理があったのです。それでも平成20年以降元代々木教室には、他区から通ってくる子たちが少しずつ増えてはいました。2011年の原発事故の年には塾を続けることが難しい、それで廃塾を覚悟しました。竹の会が渋谷教室に移転できたのは、偶然と必然の結果でした。偶然見つけた建設中の建物、親身になってつきあってくれた不動産会社、経済的な融資の見通し、いずれも偶然と必然の織りなす所産でした。わたしは渋谷教室は天がわたしに与えてくれた、あまりの機会だと思っています。いつだめになってもいい、今度は自分の思い通りにやりたい、これまでのようにだれでもということはしたくない、また子はもちろん親に阿り、信念を曲げるくらいなら塾などしないほうがましだ、ほんとうに勉強したいという親子だけきてくれればいい、渋谷教室は塾本来の使命を全うしなければならない、わたしの塾人生の最後の期間は自分の思い通りにしたい、納得のゆく、理想の指導を実現したい、そう思ってきました。

 子どもたちとはいつも真剣勝負です。うまく指導が進まないときは、もちろんあれやこれやと悩みます。子どもたちはもって生まれた才能の多寡でまず規定されています。これだけはどうしようもないことです。竹の会では入会試験に合格しなければ入会できない建前になっています。ただ先ほども言いましたが、いくら募集してもだれも来てくれない、もっとも募集するといってもその手段もないに等しいわけで、募集しているなどということも知らない人たちがほとんどだったと思います。学校説明会などでチラシを配ってもまず一顧だにされない。

 そういうわけで去年は入会試験に合格できなかった子たちが若干名ですが、AやBに入ってきたわけです。そういう子たちも少しずつですが成績を伸ばしてはいますが、どうしも能力から来る制約からは逃れられない。伸び悩む時期が必ず来る。能力とはそういうものです。Aの小6は全員入会試験には合格しておりますが、不思議なことに、今ついてきているのは準合格の子です。他は全員がA合格のはずなのに伸び悩んでいる。これはどうしたことか。準合格の子はAの子たちに遅れている、それで必死に勉強してきた、つまるところ勉強量の差が出たのだと思います。覚悟の違い、差といってもいい。冬なんかも泣きながら解き直しをやったと聞いております。勉強しない日がそれなりにあったり、しても1時間かそこらで誤魔化す、そういうことをしてきたという子もいるはずです。この夏だって1日7時間やっているか、わからない。準合格の小6は小5の9月以降の入会だから、小4から鍛えてきたわけではない。

 ただ竹の会に入会するには、小4の早期がいいに決まっています。小5から来た子ではかなり不利です。計算からスタートして割合思考訓練に入るまでの3~6か月を小4からスタートさせるか、小5からスタートさせるか、ですから。小4から始めた子が小5の先を行くということもあるわけです。中学だと小6でもわからない。都立中受検やった子は竹の会なら基本のスタンスができているので公立中でも成績がいい。高校受験というのは、先先へ進める、前倒しでやらなければとても間に合わない。今の中2が来年の夏に伸び悩んでいるとしたらそれは今の時期に勉強していなかったからです。中3になって定期試験のための勉強なんかも頑張るのだけれど成績が伸びないというのはみな中2の時期の勉強ができていないからです。中2のみなさんはまだ1年あるなど思っていたらとんでもないことになります。とにかく前倒しで先へ先へと進めなければ受験は失敗します。

 ◎超作文

 今週から小5についても試験形式で作文を実施します。

 小5のみなさんのために少し作文とはどういうものかということについて述べておこうかと思います。

 まずその前に試験とは、問いに答える、ことだということをしつかりと頭にたたきこんでください。

 作文にしても問いに答えるということは当然です。作文の問題には細かい指示が必ずあります。その指示ひとつひとつに律儀に答えていかなければならない。それから問いの形式に合わせて答えるということも大切です。

 まず、何か書きたいことを1つだけ決めなさい。そうしたらその書きたいことを一気呵成に書き上げてください。一文は長くても2行です。問いにもよりますが、何が問題なのかをまず書くことです。なぜそのような問題が起きてくるのか、そういうことも大切です。問いにはオーム返しに答えなさい。問われていることにはすべて答えなさい。逆に、問われていないことは決して書いてはならないのです。同じ言葉を何度も何度も書く人がいますが、語彙の貧困を示すだけです。体験例は具体的に書きなさい。「算数の授業で・・・」というのはダメです。「割合の授業で・・・」というのもダメです。「分数で割るときなぜ逆数にしてかけるのか。・・」というのは合格です。「旅行に行ったとき・・・」はだめです。「軽井沢にテニスの合宿に行ったとき」はOKです。伝聞の体験はだめです。あなたの経験を書きなさい。友だちや母が出てきて会話するというのはダメです。回りくどすぎます。おじいさんに道を訊かれて荷物を持ってあげて連れて行った、というのもどうかと思います。電車で席を替わってあげたというのも面白くない。体験は会話なんかいらない。簡潔に要点を書いてください。

 一文書いたら必ずその後に理由を「・・・からです。」と続けてください。作文全体は一文が「したがって」でつながるように書くといい。ただし、「したがって」という語を使うのは1、2回です。作文の中に、1回だけ「しかし」を使いなさい。「しかし」の後には、あなたの主張がきます。主張は定義です。定義とは「・・・とは・・・をいう」の形式で述べられた価値判断です。主張は抽象的でなければならない。作文というのは、抽象的に書けばすぐに具体的に説明する、具体的に書けばすぐに抽象的に定義化する、都合その繰り返しにほかなりません。

 「環境保護」とか「自然」とか、そういう語を何度も連呼するのは止めてください。同じ内容を何度も連呼するのは止めてください。

 それから文の最後に決意表明することも止めてください。決めつけないで、疑問を残す書き方、含みのある書き方をするようにしてください。すぐに断定しないでください。「わからない」ということもあるのですから。

 

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