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お知らせ(ご注意)/都立小石川の合格のしかた/都立青山、都立戸山の合格のしかた

2019.11.12

 

第30章 小石川の合格のしかたについて

 小石川の人気は、相変わらずである。小石川に次ぐのは武蔵かと思うが、これらの学校がなぜ突出して難しいのか、特に、ここ何年かは一段と難しくなった。そのことを実感したのは、平成28年の時だった。竹の会では、合格圏内にある子が4人もいた。しかし、合格したのは、1人だけ、しかも補欠合格(4番)だった。実は、この時、落ちた1人の成績は、適性II適性Ⅲとも合格者より上で、ただ適性Iで、時間を勘違いして、作文字数不足で0点で落ちたものだった。それは兎も角、この時、わたしはこれまでの合格ラインよりはるか上にあることを実感した。
 小石川の併願率は、その当時でも80%ほどあった。合格者には、開成、武蔵、麻布などの合格者が、犇めいていたはずである。わたしは、この時、小石川対策というのが、開成、武蔵、麻布などの難関中学受験者を念頭に置いた指導でなければならない、ということを確信した。
 とは言っても私立難関対策とは自ずと異なる。理科、社会にかける比重は極端に少ない。やはり、勝負は算数力と見た。国語読解は、作文力の前提として問われる。だから、私立難関中学の対策とは、自ずと異なる。算数力については、発想力が問われることは誰しも悟ることであり、発想力を試す型の問題に慣れることが有効であることは疑いない。
 具体的には、どのような対策をとればいいのか。
 これは、竹の会の具体策というものはもちろんあります。わたしのブログは、実は、都下の多くの塾関係者が、読まれていることは承知しております。いわば隠れ読者です。そのことは、毎年2月9日をピークに通常では考えられないアクセス数が記録されることから推測されます。またこのブログは竹の会への入会を誘うのが主目的で書いているのですが、関心どころか批判的な、あるいは意味不明の悪意だけで隅から隅まで毎日読むという人間もいます。
 ですから竹の会の手法の詳細をここで開陳するわけにはいかないのです。
 ネット社会というのは、匿名という無責任の衣を着た、醜い人間が汚い言葉の暴力を好き勝手に、垂れ流すところです。
 世の中の人間というのは、なかなか講釈だけは立派ですが、さてそれでは具体的にどうなのか、と言うとさしたる内容はない、というのがほとんどです。
 注意しなければならないのは、大手塾の看板も結局この例外ではないということです。立派なことを謳いますが、実は各論がショボいということです。
 それから都下の親御さんたちの多くが、勘違いされておられる、ということです。特に、大手進学塾というのは、「教えなくてもわかる」子を相手にしている、ということです。そういう子には、すぐれた教材さえ供給しておけば、勝手にできるようになる、ということです。大手に行って、授業についていけないとか、講師の言うことがわからないとか、テキストをまともに解けないとか、そういう子たちを相手にしてはいない、ということです。大手の本音は、もともとの天才をたくさん集めて受からせることです。その他大勢の皆さんは、大手の経営を支える人たちです。あなたたちのおかげで、天才の皆さんは、気持ちよく勉強できることになります。
 あなたたちの取り柄は、天才の皆さんが残してくれた合格実績を「自分たちも可能」と都合のいい誤解をすることによって、切磋琢磨することです。頭の悪い皆さんの勘違いが、大手を支えているのです。わたしがバカと呼ぶのは、知識がないからではなくて、いや知識なら昨今の受験ママ、受験パパは、説明会など熱心でかなり豊富です、そうではなくて、物事の本質を見分けられない人間をバカと言っているだけです。
 さて、それで、わたしが、竹の会で、小石川合格のための指導をするとしたら、どのような要件が必要か、です。
 まず指導開始は、小学低学年が望ましい。できれは小2、遅くても小3が理想です。
 小石川合格者の内申は素晴らしい。ほとんどが「よくできる」です。これは竹の会の合格者のリアルな事実です。
 小石川合格者は、ある程度高い知能は当然の前提です。竹の会のテキストレベルで言うと「推理の素」をほぼ合格ハンコでクリアしていることです。その程度の能力が、小石川受験の最低条件になるかと思います。
 過去の合格者を見てみると、総合的に優れている子が受かっています。算数に突出して、国語はダメという子は合格していません。私見ですが、算数に突出した子は、桜修館向きと思います。
 白鷗は、国語に強い子向きと思います。
 それから両国は、あそこは過去問だけで受かります。過去問というのは、過去問合格法のことです。
 九段は、「よくできる」が、99%なければ、受けても無駄です。問題は易しいので、内申で決まります。「よくできる」が40点、「できる」が20点、「もう少し」が1点です。内申がないなら受けるだけ無駄です。
 竹の会は、小石川にはどういう子が何をすれば合格できるか、を知っています。竹の会は、講釈よりも、各論を黙々と実行する塾です。
 というか、竹の会は、都立中高一貫校の合格のしかたを知っている。それだけのことです。

第31章 都立戸山、都立青山の合格のしかた

 わたしは、都立高校入試を指導してもう30余年になります。

 戸山、青山に合格するには、素内申40以上が目安です。女子は高く、男子は低くなります。9科目すべて5なら45ですね。40というのは、9科目中5が4個、4が5個ということですね。ただし、40前後の内申ですと、実力、つまり偏差値が高くないと無理です。

 戸山、青山は独自問題出題校です。理科社会は共通です。

 理科社会の準備は、中2の夏からです。

 数学は、できれば中1が終わるまでに、中3の範囲をすべて終わらせることです。遅くとも中2の夏までです。

 英語は、中1が終わるまでに中3の範囲を終わらせ、中2は英文解釈に没頭するのが理想です。リスニングは、NHK基礎英語で十分です。

 国語対策は、いわゆる受験国語に精通することです。国語は本文を理解して解くのではなく、出題者の本文解釈を理解することです。具体的方法はもちろんありますよ。

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