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中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

また冬が来て年の瀬をひたすら生きて年が明けると夢にうなされる/今の小4、小5が小石川中等をとる日が来る/桜修館をとるには知能が前提/竹の会が日比谷をとる日が近い

2017.10.24

 おはようございます。台風21号があっという間に過ぎ去って少しの青空が見えたかと思ったらすぐ薄曇りで明日は雨ということです。台風21号襲来に際しては、竹の会のお父さま、お母さまのみなさまがこのブログをよくチェックしてくださり、ほぼ100%近く読まれて、指示にしたがって下さいましたことを心より御礼申し上げます。

 これからも大雪、爆弾低気圧など何かあれば必ず竹の会の「草枕」をチェックしていただければと思います。

 さて、早10月も秒読み段階に入りまして、竹の会では、渋谷Bには昨日冬期集中指導要項を配布したばかりです。渋谷Aは明日配布の予定です。受検の小6、受験の中3も遂に11月に突入し激闘期間に入ります。正直なところ小6が11月から新しいことをやれる時間はほとんどないと思います。これまでに自分がやれたレジュメ量が本番で戦うときの正味の武器なのだと思います。ほとんど課題を出さなかった小6もいます。いやわたしの正直な感想を言えば、渋谷Aでは2名のみ、女子と男子各1名、渋谷Bでは男子1名のみ、解き直しをふくめて十分に課題を出し切ってくれた、と思います。他の小6は全く出さない子から普通に出す子まで様々でしたが、受検に対応しきれる量ではなかった、と思います。

 いずれにしてもわたしの理想のかたちでレジュメをこなし、課題レジュメに取り組んでくれたのは悲しいかな女子が1名のみでした。11月からはいよいよ竹の会の極秘プログラムが開始します。これまで先送りをしてきた小6たちにはかなりまたさらなる先送りを重ねることになるのではないかと危惧しております。

 それから冬期指導につきましては、小6や中3は別として、他のみなさんは年末年始の計画を優先してお休み等されることも自由です。ただ竹の会の指導1日はなにものにもかえがたいほどの進捗、進展が約束された1日であることはみなさまがよく知っているはずであり、相当なるお休み、例えば、12月30日、1月3日の2日ほどをお休みするのが相当かと思料します。

 小6を見ていますと、血の滲むような努力をしてきたから今の結果があるのだろうという子もいますが、それにも負けないほど努力をしたと思うのに結果に結びついていない、逆に課題もほとんど出さない、レジュメをこなした量もややまし程度なのに模試の結果がいいという子がいます。

 これはまたひとつの受験の真理なのですが、受験というのは、必ずしも努力の量には比例しない、模試ひとつとっても総合的にはむしろ悪いけれど、例えば作文が光る、中には作文だけは1番という子もいました、あるいは模試で名前を出したことはないけれどきちんと中の上にはいつもいるとか、普段はとてもできるようには見えないのに名前だけはなぜか出したことがある、そういう子もいまして、本番では、そういう子が合格することがよくあるのです。模試のセンスがいいというか、試験というものと相性がいいというのか、とにかく正解率の高い子がいまして、そういう子が受かる傾向が強いのです。まじめな努力家が受からない、ということは実は試験ではあたりまえなのです。特に、模試の成績があまりにも悪いという子は正直望み薄というのがほんとうのところです。受験の現実は飽くまでも実力主義でシビアです。受験というのはリアリズムの世界です。心情的なものは通用しません。ただし、実力をつけた者には信頼こそ自信の根拠であり、そういう者の拠り所とする心情は強い根拠でありえるのです。27年桜修館に合格した女子が38度近い熱で受検したとき、きっと竹の会の神様が助けてくれる、と信じたのは、彼女が類い稀な努力を重ねてきた結果だからこその思いです。それは強靱な精神で努力を重ねてきた結果の自信の裏返しにほかならない。先送りばかりして地道な努力を怠ってきた者にはただすがる藁でしかないのです。神とはそういうものです。竹の会の神様とは自己の弛まない心が作り上げた自信の化身にほかなりません。

 今わたしががんばるのには理由があります。平成28年には、4名の合格者を出しましたが、あのとき小石川に合格してもおかしくなかった4名中の3名が失敗したのです。4名中1名受かった、その1名は、実は小5の夏過ぎにきた子でした。他の3名は小4の2月、3月、小3の2月で、いずれも早稲田進学会の模試の成績優良者の常連でした。両国であれば、あるいは桜修館ではあればまずとっていた思います。小石川でなければだめだという風潮が親御さんには強く、高校受験のような受験指導がとてもできないのが都立中の受検です。小石川に受かった子ももちろん早稲田進学会の成績優良者の常連でした。わたしが小石川組と呼んでいた中ではもっとも閃きのある子でした。ただ落ちた中には適性Ⅱ、Ⅲでこの合格した女子の点数をはるかに凌ぐ点数をとりながら作文でしくじった男子もいました。とにかくあのときは4人とも受かってもおかしくなかったのです。わたしは小石川4名合格を想定していました。しかし、わたしの期待はリアリズムに微塵に打ち砕かれてしまうのです。受検というのはそれほどにリアルです。どんな秀才も当日できなければアウトです。そうです。本番というのは、閃き勝負です。竹の会では平成16年に都立西高校の生徒が東大を受験していますが、数学で閃かなかったために失敗しています。彼は早稲田の理工には受かっていたのに、一浪して再び東大に挑戦しました。理系です。しかし、またも数学で失敗してしまいます。断っておきますが彼は超天才です。三大模試で全国順位二十番台をとっているのです。結局彼は慶應の理工に進みました。本番というのは閃き勝負のところがあります。閃きのある子が受かる、そういうことです。これは努力ではどうにもならない。ただこれだけは言えます。だからといってユルい生活をしてきた子にはこの閃きは降臨することは決してないということです。天分に恵まれた努力家にのみ降臨するのが閃きという贈り物です。

 前段の説明が後になりました。そう、今なぜわたしががんばるのか、です。それは神さまがまた竹の会に小4に人を集めてくださったことです。いや今の小5の話しです。今の小5はほとんどが小4の早期から夏にかけて竹の会にきてくれた子たちです。その子たちが小4期を竹の会での訓練に明け暮れた結果、見事に花開き、今小5になりました。わたしはこの子たちに夢をかけいます。わたしの念願の夢であった、竹の会から都立中に10名の合格者を!!、これが実現しそうな環境を維持しております。もちろん油断はできません。受検のリアリズムを嫌と言うほど味わってきた私ですからもう十分に知っています。だからこそ慎重に育てているのです。10名の合格者を出すというのは、何十名の中からということではありません。ほぼ10人しかいないのですから。竹の会というのは、いつも2名とか、3名、多くても5名しかいない中から合格者を出してきた塾なのです。そもそも小学生が小4からきてくれるなんてことがありえないのです。たいていはどこかの大手塾に通わせる、それが世の親なのですから。たまたま竹の会を選んでくださった方たちがいた、しかし、もうそういう機会はそんなにはない、だからわたしはこの機会を今度は絶対に成功させずにはおかない、そう決意したのです。わたしの夢が今実現に向けて静かに動いている、その確かな徴表を日々の指導で感じております。

 とはいいましても、現小6で手を弛めるわけではない。いやそれどころか現小6についてもぎりぎりまで手を打ち、なんとか複数合格を勝ち取りたいという、強い思いは増さるばかりです。これからの3か月、竹の会の受験技術の粋を尽くすこと、その結果、試練の1月、苦悩の2月へと突入することになろうか、と思います。

 願わくば、竹の会には小4の早期から来てほしい。現小3のみなさん、今が竹の会に入会しやすい、もっともいいチャンスです。なぜって、小3に課される入会試験は、正規の、定番の試験よりかなり易しいからです。全3問です。これが小4になった途端に、正規の全6問になります。合格には4問正解が必要です。ただ通知表では「よくできる」が8割基準を満たす子に来てほしいと思います。最近の小4の入会試験申込者が8割基準どころか、5割ほどしかない子が多く、せっかく遠くから見えられても、不合格としか判定のしようのない子ばかりです。親御さんの「是非、竹の会の指導を受けたい」という熱い思いを汲んで、できるだけ仮合格で救済してあげたいと思ってはいますが、さすがに救済は難しいということもあります。竹の会の入会試験を甘くみてほしくない。中には、簡単に受かると思い込んでいる節のある親御さんなどもいまして、「不合格」ということを聞いて、「えっ」、意外、驚きを隠さない方もいますが、竹の会の入会試験はシビアです。

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