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上げ底受検生にするためにカネをつぎ込む無見識な親たちのこと

2015.11.23

 おはようございます。昨日も会心のレジュメを実施することができましてほっとしております。「適性問題のための計算」、「適性問題Ⅲの研究」は毎回工夫を凝らし、決して難しくはないけれど簡単には解けない、多くの受検生が陥るトリックを設け、竹の会の小6を翻弄しております。毎回の合格者は1、2というほどみなさん簡単に騙されてしまいますね。それだけに「合格はんこ」をとる子は輝き、これなら本番でも通用するのではないかとわたしを喜ばせてくれます。もうひとつ昨日が4回目の「適性検査 資料から読み解く」シリーズも出色の出来映えで、わたしはこの3シリーズの7回解き直しだけで合格圏突入と想定しております。

 竹の会のみなさんは、12月に入ったら、必ずこの3シリーズの解き直しを実行してほしいと思います。

 塾、特に大手塾というのは、最近なかなか巧妙になってきました。栄光やエナは消しゴムを惜しげもな配り、子はニコニコで親も悪い気はしない。今年九段で竹の会もチラシを配りましたが、一人として竹の会に目を向けてくれる人はないほどに大手へと親たちは流れこんでいきました。実際にも、わたしは竹の会の親御さんから同年代の子を持つ親たちがエナや栄光、さらには早稲田進学会などにもこぞって通わせいるということ、しかし、この時期伸び悩み、悩んでいる親が多いということを教えていただきました。その親御さんは、もし竹の会へ来ていたら小石川へ行けたであろう、優秀な子たちばかりだ、と言われて、残念がっておられました。

 わたしは大手の集客力の強さには正直とても勝てないと観念しております。九段の説明会ではたくさんの親たちをみかけましたが、その人たちはみな大手を選んだのです。竹の会は完敗でした。

 だからというわけではありませんが、1年、2年かけて、最初は安いと思っていた費用が、様々な特別の授業というしかけによって実は想定しないほどに高かったということを知り、それでもカネをつぎ込み続けて、小6の秋も深まる頃に、どうしても伸びていかない自分の子の現実に直面しているということではなかろうかと推測しております。さすがにここまでくるとようやく大手に疑問を持つ親も出てくるようです。

 手軽に解ける問題ばかりを解かせて、子どもたちを「できる」と錯覚させるのは、子どもを長く塾に縛り付ける塾の商売のノウハウだとは気がつかない、昨今の親たちの見識のなさです。即答できる問題なんて、いくら練習しても無駄ということは子どもでもわかりそうな気がしますが、洗脳されきった親たちには無理のようです。 適性類似問題を作るということは、まず2007年に公立一貫校対策を始めた、暗中模索、試行錯誤の時代の大手塾が取り組んだことでした。大手はその模倣問題というところで進化し、特化していったのです。子どもたちは、頭が悪い子に多いのですが、本質を理解するよりも、問題の解き方、つまりは「操作」を覚えようとするものです。大手のテキストはたいてい例題とその練習で構成されています。やりかたを覚えて練習する、そういうことを延々と、1年も2年もやるわけです。これではたいていの、つまり一部のもともとの天才を除いて、ほとんどの普通、いや秀才でさえも、バカになるほかないでしょ。

 そもそも「割合」もほんとうに不完全にしか頭に入っていない子たちばかりです。そんなことは大手で優秀と言われている子が竹の会にきて、竹の会の入門レベルのレジュメを解かせてみればすぐにわかることです。なにしろ大手の子たちは計算力がない。大手というのは、根本から間違った指導をしているということです。基本ができていない子たちを基本を鍛えるという精神もなく1年、2年と生ぬるい湯に浸かるが如く、ふやけた頭にしてしまうのです。たまたまエナに通う知り合いの親御さんの勧めでエナの模試を受けてみた竹の会の小6が、1500人中の12番だったのだそうです。エナに通う子たち、さらにはおそらくその親たちにはとてつもなく驚きだったのは、たちまちその地区のエナで評判になったことからも知れます。そもそもエナの職員がびっくり仰天したという話しですから。

 大手の子とちがって、竹の会の子たちはこれから凄まじく伸びていくでしょう。特に、普段から思考を鍛え、課題を着実に出してきた子たちがこれから伸びていくであろうことは自明です。

 いよいよ竹の会の総仕上げの季節に突入です。近頃は、竹の会の、わたしの「草枕」を読まれる、大手にお子さんを通わせている親御さんたちが多くいるようです。そしてわたしの「草枕」を指針にされている親御さんたちも相当数いると推測しております。中には、竹の会の過去の指導法「過去問合格法」で今年九段に合格したという報告もありました。あるいは竹の会の「7回解き直し」は今では多くの親御さんが取り入れいると聞き及んでいます。いや都立中受検だけではない。高校受験の親御さんがまた相当数「草枕」を読まれているということもわかってきました。

 「草枕」は、そういう人たちの指針、いわば羅針盤にもなっているやに思われます。

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