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受検に失敗して、この3月、4月を無為に過ごしたらどうなるか/都立戸山への道

2016.05.07

 ◎渋谷A 新小4、今年度最終募集

 竹の会では、現在渋谷Aの入室希望者を募集しています。予定募集定数は、2名のみです。

 本年9月からは、来年2月スタートに向けて、現小3、及びトップ都立高校をめざす小学生の募集を開始します。

 入室には、竹の会所定の入会試験において合格判定を得ることが必要です。また、人物審査としての面談、直近の通知表も参考にします。

 ◎渋谷Bは、現在募集中!

  渋谷Bの入室についても、入会試験を実施します。人物、通知表についても、同様とします。

 ◎受検に失敗して、この3月、4月を無為に過ごしたらどうなるか

  大手塾、あるいは巷の中小塾などに通い、残念な結果に終わったみなさんは、それぞれの区立中学に進み、高校入試をめざして、それぞれに夢を馳せていることでしょう。

  ところで区立へ進まれたみなさんは、この3月、4月をどのように過ごされましたか。

  みなさんは、みなさんの中学の都立高校進学状況というものを見る機会を得たでしょうか。どうでしょうか。進学状況には、隠れたデータがあるのがわかりますか。それほど偏差値の高くない私立高校に進学しているのは、実は、志望の都立高校を落ちた人たちです。そういえば都立高校の合格者が少ないのではそう思いませんでしたか。それに偏差値の低い都立にパラパラと合格している。戸山クラス、駒場クラスは、1人いるかいないか、そういう現実が見えますか。

 あなたたちが考えているほど都立への道は簡単ではない、そういうことがわかればけっこうです。入学した当時は、夢を抱いていたことでしょう。しかし、戸山クラスに行けるのは、1人いるかいないかです。

 都立への道は険しく、断念組と残念組ばかりです。前者は、都立の受験そのものを断念した人たちです。後者は、志望の都立を落ちた人たちです。こういう人たちが大多数で、第一志望の都立、しかもトップ都立へ行ける人というのは、1人2人、そういうことです。

 さて、それでです。あなたたちが受検を終えた後の、少なくとも3月、4月をどう過ごしたか、ということです。だらだらと何もしないで過ごしたのなら、あなたたちがトップ都立へ行くことはまずないと考えていいでしょう。中学3年間の学業の成否は、すでにして、すべてこの3月、4月の過ごし方で決まる、とわたしは思っています。

 小6の2月、3月に英単語500語を覚えてしまった子と何もしないで漫然と過ごした子との差はもはや取り返しのつかない差となっています。さらには、正負の数、文字式、一次方程式、関数までも終わらせた竹の会の中1と漫然とこの2か月を過ごした中1のみなさんとはすでに勝負はついていると思います。いいですか。中学というのは、いや高校入試というのは、早め早めに前倒しして進めていかなくてはだめなのです。これを戦略的と言えばそのとおりです。これが都立中の受検とはちがう。基本にじっくり時間をかけるというのとはちがう。中学は基本のある者が早く早く受験レベルに到達することです。

 なにごとにも始めるタイミングというものがあります。小学生の基本訓練の開始時期は、小4がベストです。正確には、小3の2月あたりがいちばんいい。同様に、高校入試でトップ都立をめざすのなら、小6の2月がベストのタイミングです。ただタイミングといっても、どこでも塾に行けばいいというものでもない。わたしは東京にどれだけ本物の塾があるのか、知らない。大手のように学生講師に自分の子を託すというのは、塾というものを単なる知識を得るところと考えているからでしょうが、それは間違いです。大手に子どもを預けることは、自分の子の未来を売ることになる、そういう覚悟が必要です。

 巷の個人塾もわたしには信用できません。中手塾だと大手の焼き直しのことが多い。だから親御さんがどういう基準で塾を選ぶか、知りませんが、また知ったことではありませんが、その選択が下手をすればもっとも子どもにとって大切な時期、期間、時間を捨てることにもなるということ、それはしたがって、子どもの未来をも捨てることになるということだけは知っておいたほうがいいでしょう。

 そもそも中学で中3になって塾を探すという親子の見識というか、浅はかさがわたしには信じられないわけです。そういう人たちがほんとうに第一志望とする都立へ行けると思っていることがあまりにもおめでたいことではないか、私には笑止な話しです。

 少なくとも都立戸山を念頭において考えた場合、この3月、4月をなにもしないで過ごした諸君はもはやそういう夢は抱かない方がいい。

 4月に運動部に入部して、連日練習に明け暮れている諸君は、将来の自分の最終学歴が低偏差値私立、しかもたいていは中退率が高い、そういう高校になることがすでにして決定しております。

 大手に行っていた諸君のほとんどは、計算力なし、割合理解なし、したがって思考力なし、つまるところは勉強にスタンスなし、勉強というものにもはや向かい合ってないという人も多かろうと思います。

 勉強を習慣化できないままに中学生になるというのはあまりにも悲劇的なことではないでしょうか。多くの親は、もっとも大切なことを自分の子どもに身につけさせることを忘れて、受検受検と大手に狂奔してきたのです。自分の子どもの未来を食べさせてしまった代償はこれから払うことになる。部活に狂奔し全く勉強しない子ども、ゲームや漫画、遊ぶことに現を抜かし、勉強とは無縁の子ども、何もしない、意欲のない子ども、そういう子どもが、子どもの未来を売ったという意味であることはもうおわかりでしょうか。

 いいですか。子どもには時間がない。いちばん大切な時期、それは小4、小5ですが、そういう時期をどう過ごさせてやるか、これが子どもの未来を決めてしまう。同様に、都立高校をめざす子どもにとってはこの3月、4月がどれほど大切か、そういうことをよくわかってほしいのです。

 

  

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