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大手塾に集まるバカ小学生の蔓延とアホ親の精神構造

2016.04.12

 おはようございます。本日は好天となりましたが、こういう日に限ってさしたるイベントもありません。

 2月、4月に竹の会に参加した小6が2名いますが、適性問題を使った指導に入れるのはずっと先になると判断しました。

 かつて平成19年に集まった小6たちが、通分を知らない、割合を理解していない、そういう状況を踏まえて、あの当時の未完成の指導法でとにかく割合を済ませて、いざ適性過去問を解かせたところ、ほとんどが白紙という事態に、唖然としたことがありましたが、計算力もない、割合のなんたるかもわかっていない小学生に、適性問題を解かせてみても、ムダなことです。「わからない」→「説明する」、を繰り返すだけです。自分で解けることは決してないのです。だから合格なぞありえないのです。大手や中小の他塾のやっているのは、非生産的な、時間だけ費やすだけの、商売です。

 わたしが、計算もできない、割合もわからない、という小学生が、公立小には、夥しい数いる、と認識したのは、平成十年代のことでしたが、それでその時分から割合教授法の研究を始めていたと思うのですが、平成19年に竹の会に集まった小学生のひどさに、ことは急を要すると、その深刻さを実感し、以来日夜その救済法の研究に取り組んだのです。

 わたしの研究が、都立中合格という成果となって表れ始めたのは、平成22年、23年あたりからでした。その当時から、わたしは、少なくとも小4の2月から思考形成のための指導をするのがいいと提唱してきました。小5の1年間をかけて計算を鍛え、割合という思考枠組みを個々の頭の中に構築していく、そこから思考するスタンスを作り上げていく、そして小5の2月から合格はんこをとりながら解き進めていくスタイルをとりながら思考に自信を持たせながら育てていく、そういうことがわたしの頭の中にはイメージとしてあったわけです。

 今年入会した小6は、思考するという状態にはありません。いずれも大手塾から転塾してきた子たちですが、小5の1年間、何もしていなかった、そう思えるほどに思考する力はゼロに近い。とにかく少なくとも8月までは、思考を作り上げていくことを優先させるしかない。自分で考えて答えを出せない子に、解き方を教えてあげて、つまり介護方式でやるのは、竹の会にはない。そういうことをやるのは、他塾の話しです。個人指導だとか、個別指導だとか、が、「わかるまで教える」という、あれです。わたしは、そういうのを介護型塾と呼んでいます。いつまでたっても自立できない、失敗すること見え見えの受験生にしてしまうのがオチです。

 大手でも、どこやらの中小の、あるいは個人塾でも同じです。どのひとつとして、いったい思考型の小学生を作り上げる、ということができていない。もともと頭のいい子が成功して、それを塾の実績だなど言い立てているだけではないか。公立小には、計算もまともにできない、ただし、本人は「できる」と思い込んでいる、そして割合もわかっていない、ただし、大手に通う子、学校優等生などは、「わかる」と思い込んでいるが、実は、何もわかっていない、そういう小学生で溢れています。

 竹の会は、そういう小学生の中からすべての小学生でなく、救済可能な小学生をまともな思考スタイルをとれる小学生にしましょう、ということを言ってきたわけです。竹の会の入会試験はその意味あいです。ただ小4の2月標準の問題のため、小5の9月以降、特に、小6では、正確な判定ができないきらいがある。しかし、そういう準合格レベルでも諦めずに基本的なこと、つまり、計算を鍛える、割合を思考スタイル化させるほどに時間をかけて指導していくと、奇跡が起きる、そういうことが現実となりました。今年は、そういう子たちが合格してしまったのです。

 小6から、思考をつくりあげていくというのは、遅いと思いますが、いやもしこれが高校受験ならいいのですが、都立中受検では遅いということですけど、しかし、だからといって、思考力をつけないままに適性をやらせても、稔りのない、大手のやるのと変わらないことになってしまう。それで思考力をつけることを優先させると判断したわけです。

 わたしは、小学生にとってもっとも大切なことは、計算を淀みなくこなし、割合という思考形式を着実にこなせることだと思うのです。そのためにはどうしても遅くとも小4の2月からはそういう指導を始めなければならない、と思っています。小5の2月(小6直前)では遅い。

 わたしは世の親たちが、自分の子をよかれと思い、大手などの塾に入れて、結果思考することのできない、バカ小学生に仕上げているという現実を、そういうアホな親などどうでもいいのですが、そういう現実を憂えています。きちんと指導してやれば、いっぱしの思考人になりえたのに、ただのバカにしてしまう、それが残念でならないのです。

 竹の会で、去年10月から開始した渋谷Bコースは、そういう世間の小学生を救済できればとの思いからです。とにかくも竹の会に通って、計算と割合思考だけは、スーパーになればいい、それだけでも中学への橋渡しになると考えたからです。

 世の中には、塾に行きながらも、まともに計算もできない、割合も実はわかっていない、だから思考力は「ない」小学生で溢れています。蔓延しています。そういう子の親たちが、いくら竹の会が声を大にして叫んでみても、竹の会を一顧だにすることもない人種だということは承知しています。そして自分の子を真のバカにしてしまっているということには一向に気づかないおめでたい人たちです。

 わたしは、小塾で、何の宣伝手段も持たない竹の会が、このネットというシステムの中で、一人でもわたしの主張に耳を傾けてくれるかもしれないという淡い期待を持って、訴え続けるしかないのです。

 思考する人に仕上げる、そのことの重要さがわかる人が必ずいる。竹の会で1年、2年と過ごした子たちが、たとえ、受検に失敗したとしても、中学で、トップクラスにいる、それも自分の能力でそうなっている、という事実が、わたしを勇気づけてくれます。

 わたしがいちばん欲しいのは、小4の2月までの、入会試験A合格者です。

 わたしなら、小石川でも桜修館でも合格させられる。いやそれ以上に一生通用する思考力の素を作り上げられる。

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