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中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

学校はもちろん大手塾も巷塾も結局子どもをスポイルしたではないか

2017.02.25

 朝から仕事に追われてパソコンにかかりきりである。小3、新小4向けに割合の新作を執筆しているが、今日はこれにかなり時間を要した。「魔法学校の割合教室」も第9回授業に入り、徹底した魔法訓練に入ることとなった。別に「割合ドリル」を完成させているが、割合をまたちがったアプローチから解き明かそうということで温めていたアイデアをレジュメ化していった。

 よく竹の会にやってくる子たちというのは、まず1年ほど大手にいたというグループと塾が全くの初めてというグループに分かれようか。圧倒的に大手塾が多いけれどたまに地元塾というのもいる。大手に行っていて「なぜ竹の会か」ということはあるけれど、これも竹の会を早くから知っていたけど大手を選んだという場合と初めて竹の会を知ったという場合に分かれる。塾が初めてという子は竹の会を見て塾とはこんなものと思ってはならない。世間の塾のイメージは、黒板でテキストを使って授業するというものであるのだから。塾に行ったことがないという子は学力不振児が多い。頭はいいものをもっていながら系統だって訓練されていないために粗くて思考も荒削りだ。竹の会では、学校の内申で「よくできる」が8割以上あることを入会の条件(8割基準)としているが、入会試験を受けにくる人の中には、とてもこれを満たさない人も知ってか知らずかやってくる。8割基準にはるかに満たない人の合格率はよくない。8割基準を満たす子というのは学校では優等生であろう。ただ優等生と言っても脳は未開発で粗野、未熟である。確かに鍛えればいいものをもっている。しかし、学校でそういう子が鍛えられるということはまずない。だから塾に行かなければ凡人で終わることは確実である。学校というところはこのような潜在的な能力のある子を引き出すことができないのである。

 それなら塾なら引き出せるのか、と言うと必ずしもそうではない。大手塾というところに1年も通って通う前と変わらないという子ならいくらでもいるはずである。学校の優等生が大手に行くことはよく知っている。が、こうした優等生のうち伸びていくのは最初から抜きん出た知能を持っていた子のみである。大半の優等生は結局落ちていく。ましてや優等生でもないその他大勢の子どもたちは推して知るべしである。この東京のどこかにきっといい塾はあるのであろうとは思う。しかし、わたしの知る限り巷の塾はぬるま湯のようなところが多いのではないか。大手塾と言っても、都立中高一貫校向けのそれと、私立難関向けの進学塾大手ではおのずと異なる。前者はわたしから言わせればぬるま湯に浸かるようなものだけど、後者は天才小学生を集めて商売するから当然のように大量の落ちこぼれ小学生をかかえることになる。大手というのはつまるところもともとの天才を集めることが社運を決めるわけで、当然学校の優等生レベルはいずれにしても落ちていくしくみになっている。

 東京に本物の塾があるのか、知らないけれど、わたしは他塾にとんと関心がないのでなにもわからない。ただわたしが他塾のことを知るのは成績不振になって塾を替わりたいというような子が竹の会を訪れたときにその子を通して他塾のありようを知るだけである。ただこれまでそういう親子の語るところから推測するにわたしにはなんとも理解しがたい塾がなんと多いことかとあきれるばかりである。

 竹の会の指導を一度でも受けたたいていの(例外はありました。入会試験が文句なしの合格なら問題ありません)親御さんというのがまず驚きます。何を驚くかというといろいろです。子どもの勉強に対する姿勢の変化が著しいという親御さんがいちばん多いやに思います。子どもが伸びていくのに驚嘆される親御さんもかなりいます。それでこれまでの塾がいったいなんだったのかと、他塾の酷さに初めて気がつく親御さんも多い。竹の会の子たちというのは非常にスムーズに割合というものを理解していきます。これはわたしが長年かけて開発した指導法によるところが大きいと思います。とにかく竹の会に入会して竹の会に通うようになるともう竹の会以外に塾というものは考えられないことになる。他塾があまりにもひどいというのがわかってくるからです。

 しかし、世の中の親というのは実に大手大好きな人が多い。わたしは「竹の会がすばらしい塾です。来てみればわかります」というようなことをチラシ配って訴えてきたのだけれど、まず頭から信用されなかったですね。胡散臭い塾というような表情が露骨に表れていた。みんなあたりまえのように大手に吸い込まれていきました。竹の会にきた人だって最初はやはり信用できずに大手を選んだという人がけっこういますからしかたないかもしれません。大手のほうが文句なしに信用されるというのが現実です。

 竹の会の新規募集というのは、小4の2月ということにしていた。これは小4の早期に募集はしてみてもだれも来ないから、やむなくそうしたのである。一昨年なんか遂に新規小4ゼロになった。もっとも3月に1人だけきた。だからといって小5がきたというわけでもない。要するに、だれもこなかったのである。昨年は、小4の2月から指導した小6の8人中4人が合格した。小石川ではなく両国なら全員合格したと思う。小4の2月から指導することができればこういう結果も出せる。いやもし小4の早期に来てくれれば、そしてその子たちが8割基準を満たし、入会試験にA合格するほどの子なら、わたしは99%合格させる自信がある。しかし、親御さんたちの意向というのは、小4の2月でも早いと思っている節がある。もっとも小6になって、もっと早く入会していたほうがよかったとか言っている親御さんもいましたけど、後の祭りです。

 実は今年の小5(新小6)もほとんどが小5の4月以降の入会です。小4の早期に来て欲しかったけれどすでに大手に行っていたという子をふくめて小4の早期にきた子はひとりもいません。小4から来ていることの優位性は今の小4の進捗ぶりを見ていればわかることです。小4にはすでに小5に並ぶ子が複数出つつあります。わたしが小4の早期に来るのがいちばんいいということをよく説明、いや証明してくれています。わたしが言葉でいくら言っても馬の耳に念仏でしたから、事実がいちばんやはり説得力がありますね。

 小4の2月でも遅いのです。小4の7月がいちばんいい時期かもしれません。こうは言ってももう小4をとるということも当分はないと思います。

 竹の会を23区のみなさんに知ってもらいたい、そういう思いでこのブログを更新してまいりました。このわたしの思いが、少しは23区のみなさんに伝わることができたのならこれほどうれしいことはありません。今年は小4の2月にゼロの年の子たちが受検の年でしたが、来年は小5前半にきてくれた子たちが受検します。

 8月を受検本番の日と思って勉強してください。

 

 

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