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小石川、桜修館、九段絶対合格の方法論/日比谷には日比谷の慶應には慶應の方法がある/塵も積もれば山となる/理想を夢見て実行しない子たち

2018.05.22

 おはようございます。火曜日はいつも朝から提出課題の添削・返却準備に追われます。まず提出された課題を調べて、対応する解説・解答レジュメを検索して印刷、次に、次回の課題の印刷、これを提出者全員について、やります。中には、どうもずっと提出のない課題レジュメがあったり、まとめて提出しないで小刻みに出していたり、と中々大変です。また名前を書かないで出す子もいます。いくら注意してもダメですね。「教養のための理科」しか出さないという子もいます。まったく出してこないという子います。課題を出さないという子は、実は去年の小6にもいました。塾にはきちんと通ってくる、そしてきちんと勉強もする、しかし課題は出さない、という子です。最初まじめに出していたけれど次第に周回遅れになって、遂には、忘れた頃にまとめて出してくるという子もいました。解き直しということを一切やらないという小6もいました。実は、課題を出さなかった小6は全員落ちました。中には、頭のいい子もいました。模試で名前を載せたことのある子もいました。しかし、みな落ちました。こういう課題も出さないという子たちが夏に1日7時間以上の勉強をしたとはとても思えません。

 今竹の会の小6でもっとも課題を熱心に出している子は、「教養のための理科」を終わって、今は「理科必要十分条件の研究」第5回に入りました。「理科をクリアーにする」は24回です。四字熟語は58回です。「読解の素」は28です。「読解の素の素」は終わりました。今は「国語読解の基礎」シリーズを第1回から取り組んでいます。新作文シリーズは34回の解き直しが出ています。「教養」シリーズは、終わって、今は「新教養シリーズ」の10回です。「新資料読み取りは」は23回、「社会をクリアーにする」も23回です。どうですか。これまで、まじめに出していれば、ここまで進められます。全く出さないという子もいますが、この差はもはやどうにもならないですね。出さないのは楽ですよね。何もしないというほど楽なことはない。しかし、受検をしたい、という意思があるのに、なぜかやらないというのは、わたしには正直理解できないことです。 

 勉強ということに、塾に来ていながら、消極姿勢、不活発、負活発というのは、ありえないと思うのですが、現実にはそういう子がいるわけです。一般に、まず塾の側も特に問題化したり、注意したりすることもない、からそういう子が大手などでは蔓延ることになる。しかし、竹の会では、放置もしないし、黙認もしません。感知すれば、即刻本人に、退塾を促します。このブログで暗に状況を示唆することもしますので、ここ何か月で中学生はほとんどいなくなりました。勉強しない中学生ほど始末の悪いものはなく、小学生の範にならないどころか、もたらす弊害(小学生の士気低下、塾の空気の弛緩など)は計り知れない。居眠り常習、遅刻常習は緊張感の欠落として、頻繁な病欠をするようになるともはや末期的症状の最たるもので当然消えていなくなる。中学生というのは、一握りの、まともな都立高校に行く子とその他大勢の勉強落ちこぼれに分かれ、大半は後者となるのが、変わらぬ世の習いで、高校とは名ばかりの高校で時間を無駄にして、一気に社会の底辺に吐き出されていく。少子化で大学とは名ばかりの大学どころか、昔はいちおう競争もあった日大レベルは怠け者でも入れる時代になった。

 竹の会は勉強する子が集う場所である。勉強するという一点には迷いのない子たちがくるところである。勉強が塾だけというのは想定していない。それなりの家庭学習というものが当然前提されている。今年の中1の中には、塾のない休日は7~10時間は勉強しているという生徒もいる。竹の会のレジュメの進捗を見れば家庭学習の状況はわかる。その生徒は、すでに中1の数学を終わり、今中2数学の「文字式」に入っている。中1数学は、正負の数、文字式、1次方程式、関数、作図、平面図形、立体図形などである。英語も順調に竹の会の大量のレジュメをこなしいる。これは家庭学習がなければできないでしょ。かつて去年の小6の中には、指導日にやっていたレジュメを何日かしての次の指導日に「その続き」をやっていたけれど、これは家庭学習というものを全くやっていなかったということでしょ。勉強しない、進捗の遅々たる中学生は末期的だが、これは進捗するのは家庭学習量にかかるということである。

 なぜ課題が大切なのか。

 「教養のための理科」は、テキストの文章を読んで、問いに対する答えを構成する力を訓練しております。「問いに答える」という教えを訓練しております。また「読む」訓練、読み取る訓練もしております。家庭学習の習慣を訓練しております。「新資料読み取り」は、資料の読み取りの訓練をしております。「社会をクリアーにする」は、適性検査で出された社会について、その対応を訓練しております。「理科をクリアーにする」は、適性で出される理科について、知識の提供と学習を訓練しております。「四字熟語」は、四字熟語の意義と由来を簡潔にまとめる訓練をしております。「教養」は、社会で話題となっているテーマにといての知識を深める訓練をしております。「読解の素」は、国語読解の方法を訓練しております。その他竹の会の様々な課題レジュメは、通常指導とは違った視点で、子どもの勉強姿勢を導く訓練をしております。「解き直し」は、模範解答、解説を読んで、新たに、知識、考え方を整理するために大切な訓練です。この解き直しによって、勉強というものは伸びていくものなのです。去年の小6には、この解き直しを全くやらない子たちがいましたが、まさに塵も積もれば山となる、本番直前期の、課題を完全にこなした者となにもしなかった者との、あまりにもの較差はもはや虚しいばかりの差でありました。正直その時すでに結果は出ていたのです。

 勉強しないのなら、竹の会はやめてほしい。

 わたしは退塾をめぐる親御さんとのやりとりが煩わしくてしかたありません。ですからこのブログで指摘して、察知した親御さんの英断で自主退塾していただいたことにとても感謝しております。かつて退塾でもめたことは何度もありまして、親御さんからきた電話で2時間も3時間も縛られたことも何度かありました。竹の会は他塾とは違います。わたしは勉強しない子がストレスなのです。指導していても進捗がはかばかしくない状況が続くと、すぐに退塾を考えてしまいます。「仮合格」というのも、実は、わたしのほうから退塾を言いやすいようにしたものです。子どもたちが嬉々として勉強に取り組んでいる、そういう光景、姿勢を見るときがいちぱん満たされています。遅刻の常習はわたしを暗くします。指導時間中に居眠りをする、これも正直ストレスです。勉強を先送りして、積み残して、何かをやる、というのは、少なくとも受検成功から遠ざかる行為であり、わたしにはストレス以外のなのものでもありません。 

 勉強する子たちには竹の会はすばらしい塾であるにちがいない。

 竹の会は、塾の良心を遵守します。勉強しない子からカネはとれません。おカネをいただいている以上、できうる最大限の「指導」をしなければならないと思っています。たとえ仮合格であって、「できない」ということがわかっても、わたしは、そのために腐心して、新たにレジュメを設計して、最大限の指導のための努力はいたしております。引き受けた以上、どんなにできないことがわかっても、理解させることに腐心いたしております。一度でも、竹の会にお子さんを預けられた親御さんなら竹の会の塾としての振る舞いをご理解していただけるはずです。わたしは決して手抜きはしません。誠心誠意、わたしの指導を尽くしております。だから竹の会に入れば子どもたちの学力は早晩伸びていく。しかし、だからといって、わたしは「できない」子たちを専門にやっているわけではないし、専門にやりたいわけでもない。わたしの竹の会は、入会試験に合格するほどの知能をもった子たちにわたしの高いレベルの指導を施して、さらなる高みに導いていく、そのためにある、ありたいと願っております。

 だからこそ、勉強することに喜びをもつ子たちだけ来ていただければいいのです。勉強しない子、嫌いな子は、竹の会を選ばないください。勉強よりも大切にしたいこと、やりたいことがあるのに、竹の会に来るとはやめてください。

 

 

 

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