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小石川中等、桜修館への道~思考力で勝負

2016.03.21

 おはようございます。本日は渋谷AとBの合同指導日です。

  渋谷A 13時~20時

  渋谷B 16時~20時 ※3月2回分の日程をこなします

 渋谷Aの最終日は、23日(水)、渋谷Bの最終日は、25日(金)です。

 本日は気温はやや低め、曇りですが、花粉の飛散量は多いのではないかと思います。朝から鼻と目がいけません。

 竹の会では、小石川中等、桜修館中等をめざす小3、小4の逸材の募集をしております。去年は適宜の時期にそうした逸材が集まらず、したがって次の受検ではそうした学校の受検生はいないことになります。高校受験生は1名だけです。それで今年は高校受験の懸案となっていたレジュメ類を執筆するいい機会だと心得て、神様が与えてくださった貴重な時間と心得て、高校受験のための資料の充実を図りたいと考えております。幸いなことに、現小4については、入会試験A合格者の指導が本格化しており、2年後の小石川合格に期待をかけています。指導開始後小数の割り算、分数の通分、四則へと進み、昨日からいよいよ割合の指導に入りました。現在の竹の会の入会試験は、小4の2月をもっとも適切な実施時期と考えております。少なくとも小5の2月前後では時期を逸する、つまり正確な能力可能性の判定はできないと考えております。別に小5の2月時期、あるいは小6時に使用すべき入会試験の試作品はすでに完成しておりますが、そしてこれを竹の会ですでに1年指導をした現小5に実施してみたところ正直合格点に達しなかった、それでこれをそのまま使用するのは無理かなと判断しております。逆に、もしこの入会試験に合格するような子なら入会後の指導でメキメキと力をつけていくことは予想できます。もう少しデータ量を重ねて、新問題として採用したいと考えております。より潜在的な知能の高い、逸材を発掘する試験として完成させていきたいと思っております。

 竹の会は、「思考を育てる」ということをめざしてまいりました。それにはまず計算をマスターさせること、いや計算の修得能力というものがこれから伸びていくかどうかの重要な判断材料になる、これは疑いないところです。計算の諸規則をなかなか理解できない子というのは、すでにして知能は高くないという判断をして間違いないでしょう。子どもによってその理解の諸相は実に区々としておりますが、いずれにしろ、この計算の修得の速い子というのが、将来の指導で伸びていくかどうかのメルクマールになることは疑いない。もっとも顕著に能力差が表れるのは、逆算の修得です。ここで時間をとられる子というのは知能は期待できない。こういう子は中学になっても伸びない、努力する子でも駒場、新宿には届かないと見てほぼ間違いない。

 逆に、逆算をすんなりと理解する子というのは、割合の理解も早い。割合の初期の導入過程の反応でほぼその後の指導展開は予測できる。だから後はそういう子がどこまで課題処理能力、つまりは実行力があるかどうかで決まる。小学生の場合は、家庭の、つまりは両親の勉強というものに対する見識が大きく左右する。やたら子どもに稽古事、習い事をやらせる親というのは、正直子どもが勉強で成功する可能性は低い。特に、コアな稽古事、習い事を抱える子というのは勉強で、いや試験で成功する可能性は限りなくない。

 中学だと部活重視、優先という親もそれなりにいる。かつては部活がほぼ毎日あり、終わるのが夜7時、なので夜8時からやってくれる塾を探しているという親がいたけれど、不思議なのはそれでも勉強というか、成績は気にしていることである。たいていそういう子というのは、部活で疲れ果てて塾でも居眠りして終わるのが相場である。親は塾にやったのに成績が悪いと塾に文句を言うのもいつものことであるが、勉強というものをなめているとしか思えない。そういう根本のところで勉強というものの本質がわかっていない親というのは、おそらく学歴も低いのであろうけれど、つまりは、どれほどの勉強生活を送ってきたかと言えば、おそらくほとんど勉強とは無縁の生活を送ってきたにちがいないのかと思うけれど、勉強というものがわかっていない親が勉強に注文をつけてくるのには正直閉口してしまう。

 大手というのが、計算は本人任せ、割合はテキストの項目を終わったら終わり、あとは適性検査問題の練習ということで終始する、そういうことであろうというのはだいたい見当がつく。さて、それでそういうことを1年間なりやってどれだけ思考力というものがついたか、つけられたか、である。春期講習や夏期講習、冬期講習と小5の1年間を投じて、果たしてどだれだけの思考力がつけられえたのか、そんなことはわかりそうなものである。1年たっても何も変わらない、勉強のスタンスもできてない、まして思考スタイルなど確立されてもいない、ただ忙しく与えられたどうでもいい課題を宿題感覚で解いてる、いや解いている格好をしているだけのことではないか。コアな割合の問題ひとつも解くことができない、ただのバカになっているのは間違いない。

 小5の1年間を棒に振る、そういう親子が夥しい数いるわけです。小6になって、いやもう小5のときから、どうも伸びていないのではないかと疑う親もいるようですが、相変わらず大手から離れられない。おそらくこうした親が決定的に自覚するのは小6の2学期あたりだろうと思う。去年も学校では「よくできる」ばかりの秀才が、栄光やエナに小5から通っていて、成績が伸び悩んでいる、という話しを少なからず耳にしたけれど、ちょうどその時期が、大手に通わせた結果どうなったかがわかる時期ということである。2学期ともなればもうあれこれと模試で試される時期であり、相対的な順位というのが如実にあからさまになる時期である。時既に遅しである。残念なのは学校で秀才と言われる子たちにしてそれであることである。学校で凡才ならしかたない。しかし、優等生がバカの大群に埋もれてしまうというのはいかにももったいない話しである。

 思考力勝負というけれど、思考力を伸ばす指導というのは、口で言うほど簡単にできることではない。よく巷にも思考力を伸ばす塾などというものが宣伝されているけれど果たしてどれだけ信じていいものか、世の中のバカな親たちが言葉に騙されて、立派なパンフに書かれたでたらめに騙されて、設備のいい教室、明るい受付、スーツ姿の講師、と好印象をいだいて、信じ込むところは、大手というだけで信じてしまう親となんら変わることはないけれど、とにかくも騙されて1年、2年と自分の子を立派なバカに仕上げて、結局落ちて、思考力のない、空っぽのままに公立中に通わせることになる始末は見事と言うしかない。

 竹の会で小4の2月以前に入会試験でA合格して、それから竹の会の思考を育てる指導を受けてみて、必ず母親が子どもの変化に驚き、感動してきたことはだれも知らない。竹の会の指導というものの凄さをだれも知らない。知っているのは竹の会で実際に指導を経験した子、そしてそれを見守ってきた母親や父親だけであるから。

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