画像
中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

小石川中等、桜修館中等、両国附属へ/日比谷高校、西高校という選択/最低でも都立戸山/4月からの指導その他

2017.04.06

おはようございます。まず、お知らせです。

●4月の日程は、4月8日(土)16時~20時で、渋谷Aの指導からです。水曜日の時間と同じです。

●漢検 6月3日(土)実施 指導日とはちがう日です。午後からの実施ですが、実施時間の詳細は後日お知らせします。申込は4月いっぱいで締め切ります。

●5月のGWについて すでに5月の日程は確定しています。第1週の1日から6日まではお休みとなっております。何かご計画のある方にできるかぎり早く確定した予定をと思いまして、制作しています。夏休みについても、すでに素案はほぼ確定していますので、ご希望の方には日程のみお渡しします。まとめてお休みをとる方にはご希望に添えないと思いますが、竹の会の夏の日程は、基本8回にサービス回4回を合わせて、12回となっておりまして、4回休んでも元はとれるという発想で組んでおりますので、まとめてお休みをとっていただければと思っています。

●渋谷Aクラスと渋谷Bクラスは全くの別クラス、相互の交流はなし

 竹の会では指導という概念規定の本質からも、相互の振り替えということは認めていません。夏については去年のような振り替えという措置はとらない方針です。これは渋谷Aと渋谷Bは全くの独立した別クラスという認識からです。渋谷Aは、竹の会所定の入会試験において、A合格以上をとらなければ入室できないということもありますが、その質を高水準で維持したいということがありまして、逆に、渋谷Aでは無理という判断もありうると思っております。渋谷Bについては、去年の農閑期に入会試験不合格者の入会を何人か認めましたが、現在は最低でも「仮合格」者でなければ入会を許可していません。去年入会を許可した不合格者のほとんどはすでに退塾しております。1~2か月ほどでほとんどが退塾を余儀なくしております。新しく小3期の子にのみ認めた「仮合格」制度はとにかく実際に指導してみて指導可能かどうか、伸びる芽を見いだせるか、ということを判断するための制度です。そのまま「指導可」と出るか、「無理」と判断するか、そういうところをご承知の上の仮入会ということをご理解くださればと思います。

◎「覚える」ということを軽視してはならない

 竹の会では、新中1の指導の最初は、まず英単語の暗記です。目標は入学前に500語暗記です。現新中2の子たちも新中1になるまでにみなこれをやってきました。現在いる新中2の全員が英語5です。学年トップクラスで、3人が中1のときに英検3級をとっています。ちなみにうち3人は数学5でもあります。というか、オール5に近い子ばかりです。

 この500語暗記というのは、竹の会では、もう20年以上続けてきたことです。中には、必ずといって、「覚えられない」という子が出てくる。そういう子のその後の中学3年間の英語人生は惨憺たるものです。まともな高校も受けられないことがほとんどです。ただし、1人だけ例外がいました。小6のときどうしても単語を覚えられない男子生徒がいまして、みなが覚えてしまって英語を得意科目にしてしまったのに、最後まで不得意科目でした。ただ数学の才に恵まれ、都立青山、一浪して東京理科大へと進みました。わたしの何百人もの教え子ではこの生徒のみが唯一の成功者です。

 単語を覚えられないというのは脳が眠っているからです。覚えるというのは人間に基本的に備わった根源的な能力です。覚えるというのは、強い動機付けを伴った、意識の緊張作用です。正面切って、向かい合ってひたすら脳を使う、この姿勢こそ大切です。いつも「覚える」ことを避けていると、脳は暗記に忌避反応を示すでしょう。英文の中で単語を覚えるなどという人がいますが、もちろんそうなのでしょうが、新中1にまず英文など読めないでしょ、それよりも「覚える」という訓練を回避する、逃げるところに勉強の本質を悟らない愚がある。「覚える」というのは、勉強の基本の基本です。ランナーズハイという言葉がありますが、最初は「覚える」ことが苦痛でも、忘れても忘れてもひたすら覚えるという姿勢が、ある日ある瞬間に変化をもたらす。突然に面白いようにすいすい頭に入ってくる、そういう瞬間が必ずきます。しかし、回避する、逃げる人間にはこの瞬間というのは決して訪れることはない。苦しんで覚えようとしてきた者のみが手にすることができる瞬間なのです。脳の中で眠っていた能力が自らの必要から目覚めるのです。受験に失敗する親子というのは、こういう自ら苦しみながらあきらめずに脳を切り拓くということのできない人たちです。必要が脳を変えるのです。逃げてはいけない。とにかく努力することです。

 中1の最初から「うまい方法」など求めてはいけません。学問の基本はまず「覚える」ことからです。それが苦痛なのはわかっています。しかし、脳は苦痛を避けていては開花しないのです。

 単語を覚えるというのは方便です。実は、脳の「覚える」という組織を目覚めさせるためというのが本当の狙いです。人間の「慣れた」、「いつもの」、「親しみ」の持てるものしか関心を示さない、つまり覚えないということの荒療治です。見知らぬ、面白くない、初めての、未知のことでも「覚えなければならない」ということを可能にすべくメスを入れるのです。

 

◎情報は害である。失敗する者ほど情報を追い求める。

 成功したければ情報を遮断せよ。失敗する者ほど情報過多で脳の判断域のスペースが欠落している。そもそも情報ばかり追い求めるのは、自分の判断に自信がない証拠である。その道の人の意見ばかりに気を奪われて、もともとの自分の意見がない。しかも、もともとのその道の人というのが、建前でしかものを言わない人たちであることがわかっていない。

 他人の意見を鵜呑みにするな。お客様だからといいことしか言わないのが他人である。自分に都合のいいことを言う意見を言う人に好感をもち、取り入れて、批判には耳を貸さない人が多い。御用学者は国のご機嫌ばかりを伺うけれど、国は国で御用学者を周りに侍らせる、まことにバカの構図とはこのようなものか。

 受験でも基本的に情報は害である。世の中には真理というものがある。天才ができる、受かるというのは真理である。大手進学塾のおかげといっても曖昧でありすぎる、天才が大手の教材を利用しただけである。講師の才を強調する予備校の広報は嘘である。それを信じる親はアホである。予備校は教材を手に入れるだけに意味がある。天才には講師の説明など必要ない。講師よりも頭がいいことだってよくある。なにしろ講師というのは、予め答えを、解き方を知っている。後知恵の説明である。わたしは、世の中の後知恵で偉そうなことを言う人間を信じない。

 子どもに後知恵の論理を教えるな。実際に、制限時間45分という中で、考えた場合に、成り立ちうる、何も知らないところから考えられうる思考を教えろ。後から考えた名解答をあたかも最初から考えついたような考えとして吹聴するな。後から、つまり問題と答えがわかってから考えた解答なんて信用できない。だからわたしはまず過去問を解いてみて、自分の拙い頭で考えた解答を子どもたちの立場に立って考え直す、これがわたしのレジュメの制作における、基本姿勢である。

 わたしには、あの大手がどうの、この大手がどうの、なんてどうでもいいことである。重要なのはそんなことじゃない。勉強するのは本人である。子どもである。子どもをどう勉強というものに立ち向かわせるか、勉強とは何かを考えさせるか、勉強するとはどういうことかを教えこむか、そしてなによりも勉強の姿勢というものをどう内面化させるか、これである。教材や塾の情報、講師の情報などに惑わされて、大切な視点が抜け落ちているのが、私立受験の親であり、その強烈な洗脳から逃れられずに、いつも目新しさ、いや何か効能書きがなくてはやれない、気に入らなければすぐ飽きる、我慢するという脳の項目は完全に欠落し困難に遇うとすぐ逃げる、あきらめる、環境が自分に合わせるべきだという傲慢さを身につけてしまった、当の子どもたちこそ哀れである。受験不適格、不適合の子を大量に生み出すのが現代中学受験の負の部分である。

 私立難関受験失敗組はこういうリスクを背負った子たちである。第二志望に合格して進学したとしてもそのコンプレックスからは決して逃れることはできない。

◎竹の会これからの指導について

 新小6のみなさん、いよいよ受検の年になりました。4月を入れて本番まで10か月です。この大切な期間をどうか勉強にだけ使ってほしいと願っています。

 小6のみなさんは、適性対策指導に入りました。小5の1月までに培ってきた思考力をいよいよ実践で試す、訓練する段階に入りました。2月よりスタートした「適性計算問題」(全50回)、「推論を鍛える」(全48回)、は順調に進められていますか。終わったら7回解き直しです。「撰」シリーズは、今57回ですが、これは200撰まで制作予定です。これからさらに様々なレジュメが投入されますが、しっかりとついてきてください。勉強するのは今です。9月からではありません。9月からはみなやります。それからほとんどの並みの人間は3時間程度はやるでしょう。だからそれでは足りません。平日は5時間です。学校の宿題なんか勉強時間に入りません。休日は7時間以上です。2年前の夏休みに、4時間弱、なかには0というのもいましたが、平日じゃーないのですよ、一日使えるのになにをだらだらしているのか、この時間はもう9月以降にはない時間です。

 それから国語の訓練用の問題集は毎日一単元ずつやってください。終わったら7回解き直しです。ですからノートにやってください。これは老婆心なのですが、竹の会というのは、テキスト代はとりません。ただどうしても子どもたちにやってほしいというテキストがありまして、そういうときは、講習のコース設定によってテキストの有無で差別しています。これは実質テキストを無償にするためなんです。5千円とか、一万円とか高くなって、安い方を選ぶというのもわかります、しかし、実はそれで必要なテキストを存分に配布したいという意図があります。ですから安いからといって安いコースを申し込めばそういうテキストを用意できない、そういうことになるということは理解してください。

 新中2はすでに中3数学に入った生徒もいますが、概ね遅れています。遅くとも7月には中3数学をスタートしなければ日比谷、西には間に合わないでしょう。英語も7月には英文読解に入る必要があります。理科、社会は8月には始めてください。

 国語は、「新国語読解」(38回)の後、「最新国語読解」へと進めてください。

 「新英語指導案」は3回以上解き直しをしてください。

 新中3は、高校用英文解釈テキストが終わった後は、大学入試用のあるテキストを使います。これを夏休みに入るまで7回回してください。もちろん既に渡してあるZ会の某書籍も怠らずに進めてください。

 数学は、三平方の定理の次は、2次関数です。次は、立体です。その後、いよいよ「入試問題撰」(全70問)に入ります。これは夏までには3回回しです。理想は7回です。

 ○新小5みなさんへ

 来年の1月まで思考訓練課程です。「算数の魁」→「思考の鍵」→「小学思考の素~割合問題編」→「新小学思考の素」→「小学思考の素~その他の問題編」 以上が1月までに終わるのが理想です。現小4の最速は、すでに「その他編」を終わらせて、「推理の素」、「1%下巻」に進めております。こういう子にはすでに適性指導を開始しています。もし小石川志望、しかも絶対合格を期すなら、早く早く終わらせて、適性指導に入れることです。早い子には前倒しで適性指導を開始します。

 レジュメ課題は必ず出してください。

 

ページトップへ