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小石川中等に憧れる小学生、桜修館が気に入る小学生

2016.01.15

 おはようございます。本日は、渋谷Bの指導日となっております。低温ですが、穏やかな冬の太陽が心地よいですね。危なかった風邪の初期を切り抜け、ようやく気分が落ち着き、普段の体調を取り戻すことができました。渋谷Bはまだ少ないので、補充指導として高校入試の中3に声をかけていましたが、今日から中3女子が参加の予定です。2時間しかないので往復にかかる時間を考えると反って負担かなと思い、中3の判断に任せました。

 今年は、インフルエンザの猛威もなく、静かな1月を過ごすことができています。子どもたちも今のところ特に体調を崩すこともなく過ぎておりますが、予断はもちろん許せません。最後に残された2週間ほど、悔いのない指導をしてゆきたいと思っています。今は、指導日には、テスト、テストですが、そのためかあっという間に一日が終わってしまいます。家庭でしっかりと「解き直し」を進めていると信じたいと思います。

 竹の会の近年の受検者の志望校というのが、どうなのか、ということを考えてみました。今年は、子飼いの小学生だけで4人も小石川を受検します。わたしが、小石川受検ということを耳にしたのは、平成18年のことではなかったか、と思います。18年は、千代田区立九段中等の志望者1名と東京大学附属中等の志望者2名がいただけでしたが、確か、12月ごろであったか、小石川を受けたいという小6が竹の会に相談にきた、と記憶しています。恥ずかしながらその時に初めて小石川という学校を知ったのでした。18年に指導した3人の小学生は翌19年に3人とも志望の中等学校に合格しました。19年は、とにかく九段中等の人気がすごかった年でした。中には、桜修館中等や白鷗附属中というのが、ありましたが、小石川はなかった。21年に指導した小学生が、竹の会では初めて両国附属中を志望しました。22年に合格を果たしています。実は、20年の夏に竹の会にやってきた小4が、最初から小石川志望でした。わたしが小石川というものに本気で取り組み始めたのはこの頃であったと思います。この小4は、22年には、小6になり、竹の会では、初めて、私には耳慣れなかった早稲田進学会の模試を受検した。彼は4回ほど受けたと思うのですが、毎回トップテンにいましたね。当時の早稲田進学会の模試は特に小石川となると480人は受けていました。まだ栄光やエナが手探りの時期でしたから。当時の竹の会の指導法は昔ながらの過去問合格法でした。ただ22年には、ワード版の「適性虎の巻」が完成していた時期でした。このワード版レジュメシリーズが、名実ともにいわゆる竹の会版レジュメとして確立するのは、平成24年のことでした。2012年のことです。福島の原発事故から1年です。

 平成23年竹の会では初めての小石川中等の合格者が出ます。なにしろ受検生は3名のみでした。そのうち2名が合格。一人は桜修館でした。竹の会は昔から桜修館にはよく受かる。平成20年にも一人桜修館に受かっています。24年に制作したレジュメが、今の竹の会の基本的なレジュメとなっています。このレジュメで合格したのが、平成25年の小石川中等と白鷗附属中の合格者でした。実は、この年に、小5から指導してきた、小6の10月まで指導した子が、桜修館に合格しています。竹の会はなぜか昔から桜修館にはよく受かる。作文が特殊だと言う人がいるけれど、作文はカモですね。小石川のように課題文を読み取らせて、作文を書かせる形式の方が絶対に難しいですよ。読み取りに失敗すると作文は0点ですからね。桜修館の作文はこつさえつかんでしまえば、こんな楽なものはないと思います。竹の会の去年の桜修館合格者はこの作文点が異常に高得点だったということを言っておきます。竹の会には桜修館対策としての作文攻略法がすでに完成しています。

 小石川中等にゆきたい、そういう小学生というのが昔からよくいました。中には、小6の秋に突然そういうことを言い出す子もいます。小石川の学校見学に行って、たちまち見初めてしまうのです。実は、小石川というところは、そういう初恋にも似た思いをいだく小学生が多いと思います。絶対にここにゆきたいともう頑なに思い続けるのです。

 しかしです。小石川中等に関しては、そのような突然の憧れだけで受かることはまずありません。合格したいのなら周到な準備をしてこなければならない。知識じゃない。思考です。思考というからにはもともとの才能というのも当然必要になる。わたしの経験では、女子の志望者にはこの才能という点では足りないという子が多く、男子では才能はあったのに早くから磨いてこなかったゆえにもはや無理という子が多かったように感じています。ところが、桜修館にはなぜか短期の勉強で合格した例が複数あります。平成20年の桜修館合格の男子は小6の9月に竹の会にきましたし、平成22年に桜修館に合格した、杉山太一君は、小6の6月でした。23年桜修館合格の男子は、小5の3月からでしたが、早すぎる部類に入るほどです。おそらく桜修館の出題問題にも原因があるのか、思っています。

 短期合格と言えば、平成25年に白鷗に合格した女子も早かった。小6の9月入会ですからね。しかも、12月と1月にはしっかり早稲田進学会の模試で名前をのせていますからね。富士だって、そういえる。ただ両国はわからない。竹の会では22年の合格しかない。そのときの受検者が模試などの記録を提出していないのです。

 そして唯一小石川中等には短期合格はないし、考えられない。小石川中等は、都内に11校ある公立中高一貫校の中でこれから、日比谷、西、戸山、国立と肩をならべてゆくことになるであろう唯一の学校かと思われます。これからますます進学実績を伸ばして行くであろう、唯一の公立中高一貫校ではないか、と思います、いわばエリート校です。こういう学校に入る、合格するためには、それはそれなりの準備を覚悟しなければならない、そういうことなのではないか、と思うのです。

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