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小石川中等の合格ライン、日比谷・西・戸山超難関校への道、ほか

2016.02.05

 おはようございます。今日は、朝から雑用を済ませて、ようやく今パソコンを開いたところです。竹の会の小6のお母様方から受検のようすを報告していただき、特に、小石川については、詳細な報告をいただきましてとても参考になりました。ありがとうございます。これから教室にある資料を確認しながら小石川の合格ラインといったものを分析していきたいと思います。

 小石川については、全体に問題量が増えたようです。適性Ⅰ、つまり作文は量的に多かったようです。適性Ⅱは難しい、Ⅲはそうでもない、そういうことらしいようです。

 感触としては、合格ラインは50%弱あたりかなと見ていますが、これからじっくりと分析してみます。

 都立高校は、今日の夜には、応募状況の確定版が出る予定ですが、1日目の応募状況は以下のようです。

 日比谷 2.56倍(男)  2.32倍(女)

 西    2.18倍(男)  1.53倍(女)

 戸山  2.35倍(男)  2.03倍(女)

 ※文京女子は、2.10倍でした。

 小石川中等の躍進は、続くでしょう。今年の問題はかなり難化したようです。このまま小石川人気が続けば年々問題はさらに難しくなることが予測されます。小石川に合格するには、これまでわたしが主張してきたように、遅くとも小4の2月が、ぎりぎりの指導開始時期なのかなと思います。小5の一年間をかけて思考のスタンスをつくりあげる、正直小4から指導できればもっといい、合格をとるためにはそういうことです。

 指導を開始する時期がそうだとしても、それだけでは足りない。小石川に本当に行きたいのなら、生活から勉強を軸としたものに変えなければならない。何かにつけて勉強を後回し、先送りにするような家庭では、最初から受検なんかしないほうがいいと思います。これだけ過酷な受検を成功裏に乗り切るには、それだけの覚悟がなければとても乗り切れるものではない。

 都立日比谷、都立西、都立戸山は、これから今まで以上に難化していく。23区のトップ3に秀才たちが集中することは間違いない。23区の公立中高一貫校、特に、小石川中等や桜修館、九段などの躍進は、都立トップ校にはかなりの刺激になっているはずです。この3校が群を抜いて伸びていくことは間違いないでしょう。

 必然、23区都立トップ3に入るのは、これまで以上に、中学3年間をひとつの受験期間として、とらえて中1入学前から取り組んでいかなければなるまい。竹の会で小石川などをめざして思考を鍛えてきた子たちは当然その準備も完璧であるけれど、一般の小学生が、特に、受験もしない、塾にも行っていないという小学生が、23区トップ3都立高校に合格するのは至難かもしれません。

 小学高学年のときに、徹底して思考を鍛えてきた子が、中学ではぐんぐん頭角を現していくものと考えていいでしょう。中学から部活中心の子たちとはすでにして一線を画する、その意味で歩む道、人生が全くちがうということなのかと思います。都立日比谷高校、都立西高校、都立戸山高校は別格です。推薦でこれらの高校に合格するには、基本9科目オール5が必要です。平成13年都立西に合格した男子は1科目4で8科目5でした。同年都立国際に推薦合格した女子は9科目オール5でした。トップレベルの都立高校に推薦で受かるというのはそういうことです。そして女子がどうしても内申がいい、というのが中学の現実です。

 都下の秀才、成績優秀者が集結して競うのが、トップ3都立の入試です。倍率は、2倍強ですが、内申でまず絞られて、受けられるかどうか、がここで選別されます。その上で、秀才たちが激突します。

 トップ3都立高校を出たからといって、すべてがいい人生に直結するというわけではありません。推薦合格して戸山や青山に入った者でも法政、明治、立教止まりはいくらでもいますし、多数は日東駒専でしょ。すべてが早慶や有名国立大へ行けるわけではない。しかし、いい人生を歩む蓋然性が高いことは間違いない。いい学校には、いい仲間がいて、いい教育が受けられて、いい先生がいる、その科目では権威と言われる先生が必ずいる。いい大学に行けば質のいい講義が受けられる蓋然性も高い。いい機会というのは自らが努力して邂逅していくものである。

 竹の会では、23区都立高校トップ3の合格をめざすみなさん、そして、これから小石川、桜修館、両国、九段の合格をめざすみなさんを、募集をしております。

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