画像
中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

小石川中等をめざして

2016.01.12

 おはようございます。昨日から鼻風邪気味でまた体調を崩してしまいました。今日は、熱はないものの、用心して厚着をして、明日の指導の準備を進めております。今日は、低温でみぞれが降ってもいました。冬が牙を剝いた、これまでの温和な気候を食い破るかのように牙を剝いてきたということでしょうか。

 昨日は早稲田進学会の模試の結果が返ってきまして、成績の良かった者は喜び、悪かったものは嘆く、そういうことです。今年の小石川受検組4名の模試の成績は浮沈の激しいものでした。ただ一人安定して名前をのせてきた子も前回では、ただ落ちただけでなく、全く点にならない点をとっています。それは他の子たちには、毎度のことで、いきなり上位に名前をのせたかと思うと、次は信じられない点を取り、下から数えた方が早い、というようなことです。

 おそらく自分にはどうしょうもない、見当もつかない問題が出たということなのでしょう。翻って考えてみましょう。早稲田進学会の内部生には、普段からそういう類いの問題を練習させられ、もしかしたら類似の問題であったかもしれない、あるいはヒントとなる問題をやっていたのかもしれない。竹の会の子どもたちはいつも初見なのです。本番では、そういう有利さというものはないと考えた方がいい。だから、気にすることもない。いや、早稲田進学会の問題がいつも良質の、できのいい問題とは限らないでしょ。毎回、毎回問題を作る人の立場になって考えてみればわかることです。どこかにいいネタ問題はないかと探す、もういい加減ネタも尽きたかもしれない。ところが、本番の問題は、何人かの先生が、ある程度の期間をかけてじっくりと討議を重ねて作って行くのです。たまたまの偶然でできたりできなかったりする問題を作ることは極力しないはずです。本番の問題と模試の問題では、そもそも質もレベルもちがうのです。本番の問題は、きっと思考力だけで戦える問題のはずです。早稲田進学会の模試のように、あることを知っていたとか、たまたま気づいた人だけに解けるというような作りにはなっていない。普通の人が考えれば分かるような問題づくりをしているはずです。だから、早稲田の模試が悪いからといって気にすることはない。

 そんなことよりも、早稲田の模試の結果ぐらいで、これまで培ってきた思考力を働かせることもない、知識を追う勉強態度、知識を思い出す解法姿勢だけはしないでほしいのです。

 竹の会で小3、小4、小5のある時期から、ひたすら思考訓練に勤しんできた君たちの思考力はすでにして完成域にあります。小石川受検をめざして小4から取り組んできた君たちの真の力は合格するに十分な力を秘めていると思います。どうか今やっていることを信じて心静かに本番を迎えてほしいと思います。

 小石川受検組の4名のこと

 一番早く入会したのは、小3の2月中途でした。当時の入会試験は、まだ全3問でした。2問正解で合格でしたね。それから2か月ほどで中学受験の難解な計算をマスターして、割合の勉強を始めましたね。割合マスターのためにどれだけのレジュメをやったのか、夥しい数、量でした。「算数の魁」に入るまでに、数百枚のレジュメをこなしました。「算数の魁」を終わると、「小学思考の素 割合問題編」、これが終わると、「新小学思考の素」、次に、「小学思考の素 その他の問題編」、次に、「推理の素」、さらに、「思考の源」、「1% 下巻」など終わることのない、割合、思考訓練でした。そうそう、「その他編」に入った頃から、過去の適性問題を体系化した「竹の会入会テストシリーズ」の「第1類から「第4類」まで、数百枚の過去問レジュメをやったのでした。小5の2月からは、各種の「推論」シリーズ、「作文」シリーズ、理科や社会のシリーズなどこちらも数百枚にも及ぶ量でしたね。課題も大変だったことでしょう。「読解百選」、「天声人語」、「新国語読解」など次から次にレジュメの種類が増えていきました。夏休みには、「合格答案の型と答案のスタイル」という特集レジュメもやりましたね。

 小4の2月に一人、3月にひとり、小石川志望が入りました。彼らは小3の2月から訓練を受けてきた子に、絶望的なまでの遅れを感じたのをよく覚えています。小5の9月に4人目の小石川受検生が

入りました。彼女はもう自分が遅く来たことをいつも嘆いていました。だから必死に頑張った。小6の8月、いよいよこの4人が早稲田進学会模試にデビューしたのです。いきなり上位に名前をのせた子たち、わたしがどれほどうれしかったことか、自分が小3,小4,そして小5から育ててきた子たちが、いよいよトップレベルの模試を受けるまでに成長して、その中でトップテンに入る子まで出たのです。

 もうすぐ本番ですね。わたしは胸をドキドキさせながらあなたたちを見守っています。

 わたしの心は、竹の会の神様の心に通じます。わたしの思いがきっと通じることを信じて、ぎりぎりまでわたしのすべてを尽くしたいと決意しています。

 小石川にゆきたい、そういう思いを秘めて、竹の会にきた子たち、2年以上の歳月をかけて努力をしてきた子たちに心からお疲れ様と声をかけたいです、

 ◎小石川中等をめざす小4のみなさまへ

  竹の会に入会するのなら、今がいちばんのタイミングです。小6になってから、小6直前の小5では、じっくりと思考形成ができない、そういう思いから、小石川をめざす小学生に早くに竹の会にきてほしいとよびかけています。竹の会に入り、竹の会で思考訓練を重ねることが、小6になり、早稲田進学会を始めとした各種の模試で、信じられない成績をとる、そして合格を勝ち得る、最良の方法であると、わたしは確信しております。竹の会では、これまで都立中に合格してきた先輩たちが、確かに、そのような足跡を残してきました。竹の会の言う言葉はそういう先輩たちが実証した、確かな道であったということ、偽りのない真実の道です。どうか小石川をめざす、小学生のみなさんが、竹の会を登竜門して、竹の会に集まることを、願って止みません。

 

ページトップへ