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巣鴨、攻玉社算数選抜に合格した竹の会の算数力/その他

2019.06.28

令和元年6月28日 台風通過

 

◎本年桜修館合格者が証明した竹の会算数のスーパーパワー

 先日も書きましたが、竹の会では、本年桜修館に合格した男子が、巣鴨と攻玉社の算数選抜に挑戦し、いずれにも合格を果たしています。断っておきますが、竹の会では、特に、私立中受験のための指導をしてきたわけではありません。たまたま彼が腕試しに受けてみた、それだけのことです。

 ただ竹の会では、算数を軸に、適性対策を進めております。入会すると、まず計算を完璧にします。標準は、小4の4月入会で、3か月ほどで、難関中の計算問題が解けるまでになります。詳細は省きますが、竹の会の子たちが類い希なる計算マスターであることは疑いのない事実です。他塾に二年も三年も通って、簡単な計算もまともにできない子たちを嫌というほど見てきましたが、塾も塾なら、親も親です。わたしには、巷の塾、大手塾も、そしてそういう塾を頭から疑わない親たちを理解することは困難です。

 計算をマスターすると、割合の訓練です。これはもう徹底した訓練です。「割合ドリル」というのがありまして、これでまず割合の洗礼を受けます。この基礎の段階には、さまざまなレジュメが投入されます。「割合の定義」、「割合フローチャート」、「魔法学校の割合教室」といった割合概念修得のためのレジュメ群が用意されています。「単位当たり量の考え方」、「割合感覚基礎ドリル」、「割合感覚鳥」など、わたしのアイデアの粋を尽くしたレジュメ集が投入されます。こうして割合の感覚が身についてきたら、いよいよ割合による思考訓練の開始です。「算数の魁」、「思考の鍵」、(「ようなもの」)、「小学思考の素 割合問題編」、「新小学思考の素」、「小学思考の素 その他の問題編」、以上5部作による訓練です。この訓練を終えた者には、「推理の素」、「1%下巻」、などの上級訓練が待ち受けています。この訓練体系は、果てしなく、「思考の源」「共通問題」「算数速解」「2010算数」「2011算数」など際限なくレジュメ集が用意されています。

 適性対策の一貫として、算数を磨くレジュメ集が秀逸です。

 「推論を鍛える」シリーズ、「新推論を鍛えるシリーズ」、「推論算数」シリーズ、「新推論算数」シリーズ、「推論算数Ⅲ期」、「桜修館の算数」などが続きます。このシリーズの特徴は、すべて難関私立中学の過去問から制作していること、詳細な解説を制作し、解答解説はすべてわたしのオリジナルであること、です。特に、「推論算数Ⅲ期」と「桜修館の算数」は、灘、開成、早稲田、麻布などの過去問を過去十年分以上に遡り、網羅的に解説していることです。

 今年桜修館に合格した男子は、「2011算数」を除き、一通り終わらせていました。正解率はわたしの満足するものではなかったが、彼は、竹の会伝統の7回解き直しを実行した、と言っております。

 彼の合格がどれほどすごいものであるのか、少しくデータを見て見たいと思います。

 なお、算数選抜を実施したのは、ほかに世田谷学園があります。今後こうした選抜方式を採用する学校がさらに増えてくると思われます。

 ○巣鴨中学校

  算数選抜 定員20人 志願者数508人 受験数476人 合格者数173人 倍率2.8

 ○攻玉社中学校

  算数特別選抜 募集20人 志願者数171人 受験数99人 合格者数23人 倍率4.3  ※合格者最低点102点/150点満点

 算数選抜の受験者は、おそらく算数を得意とする子たちばかりであろう。かなりの天才も含まれていたに違いない。そういう子たちが、早い子で、小3から、通常は小4の春休みあたりから、大手塾に通い詰めたであろうことは想像に難くない。夏や冬の講習も目一杯受けたことであろう。その間に解いてきた問題は夥しい数に達するのであろう。

 竹の会のレジュメ集で扱う問題は、60問そこそこである。つまり、竹の会では、やたら問題の数を追うことはしない。すべて私が選んだ私立中の過去問で構成されている少数の問題について、徹底して思考することを訓練してきただけである。解けるまで考える。どうしても解けないとき、わたしの解説・解答レジュメを読ませる。

 竹の会の算数指導が、大手の膨大な時間と授業、大量のテキストをやってきた衆を軽く抜く、痛快なことであった。大手を信頼する親は、決して竹の会を信頼することはなかった。子も親も大手の権威に盲目的に従うこと、それを見識としていることがわかる。日能研に通う小4が2月に竹の会に来たことがある。小石川を併願するためである。しかし、1か月で母親が「退塾します」と通告してきた。これは大手の権威に奴隷化された親、子を象徴する事件であった。竹の会に小4にやってきた子たちは、のんびりしたものである。素直に計算に、計算だけに取り組み、竹の会を疑うことを知らない。大手の子たちが、母親たちが、頭から竹の会を疑っているのとは、まるで違う。わたしが、竹の会の算数の素晴らしいことを説いても信じることはまずない。こういう大手に被れた親子ばかりであるから、わたしは竹の会の算数を普及すること、啓蒙することは決してしてこなかった。飽くまでも適性検査試験対策の手段として算数力をつけてきた。

 もしわたしが本気で、私立難関中のための算数指導をやれば、たちまち天才を創る、そんなことはわかっていた。ただだれもわたしのことを、竹の会のことを信用していなかったから、やらなかっただけのことだ。

 これは、数学でも同じことだ。竹の会で高校受験に成功するためにやる数学の問題なんて知れたものである。数学パワーをたちまちつける「過去問撰」などは70問である。わたしはこの70問について、徹底して解説した。受験数学のすべてのテクニック、ノウハウを書き尽くした。これだけで都立独自問題でも50点、國學院久我山の数学なら90点が可能である。根拠は過去の受験者が実証したこと。竹の会の受験対策の精神はすべてこのポリシーに集約される。例えば、英語なら、「新英語指導案」といわずか90ページほとのテキストに受験のすべてが尽くされている。理科、社会の指導、国語の指導でも竹の会の指導ポリシーは徹底されている。竹の会の子たちがこと高校入試に関して絶対の合格率を誇るのは彼ら彼女らが優秀であったということだけではなく、彼ら彼女らに無駄をさせないという竹の会の受験指導の哲学が大きく貢献していることは否定できない。

 

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平成9年晩秋刊

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竹の会のレジュメ紹介

本年桜修館合格女子の使ったレジュメ

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竹の会英語の定番テキスト

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過去問撰」の前身テキスト

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高校生のために書いた英語テキスト

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入試の定番テキスト

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