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中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

戸山・青山ライン/小石川と桜修館の突出/いよいよ受検指導スタート

2017.02.13

 おはようございます。やや疲れがたまったのか喉の痛みがひどく暖かくして回復を待っております。風邪気味のときは夜寝ている間が一番の鬼門であの低温と乾燥がウィルスを元気づけていることはまちがいありません。さて、竹の会ではこの2月に適性対策指導が始まったばかりです。この指導についてこれなければ正直合格はないと思います。思えば去年の今頃は受検指導どころではなかった。竹の会のノーマルな適性指導ができないままに数か月を費やしてしまいました。これはどうみても失速するしかなかったのかと思います。計算力、思考力を鍛えるという期間のなかった子たちにいきなり適性問題は無理で結局小6の前半を割合の訓練に使うはめになりました。

 一日の勉強時間はどれくらい必要か。5時間だと思います。これは中学生だと少ない。わたしの中学時代の同級生には1日7時間というのがいました。一学年550人いてその1番の子でした。幼稚園からの幼なじみです。彼は東大理系に現役合格しましたが、とにかく集中力はすごかった。今年の小5には、桜修館と九段、それから富士が人気のようです。いずれにしてもこれから6月までが勝負です。課題はもちろん指導レジュメを確実にこなしてゆくことです。理想は「合格はんこ」をとりながら進めることです。

 最近指導の際に使われるはんこの種類が増えました。各はんこの定義は、以下のようです。

 ◎「大合格」はんこ ・・・わたしを感動させた正解

 ◎「合格」はんこ  ・・・ノーマルな正解

 ◎「準合格」はんこ ・・・二度目のチャレンジで正解

 ◎「半合格」はんこ ・・・小問の3つのうち2つ解いたとか、不合格はんこをもらったが再挑戦して解いたなど

 ◎「小合格」はんこ ・・・不合格はんこをもらったものの、ヒントをもらって解いたという場合

 ◎「不合格」はんこ ・・・解けなかった場合 ※解説して理解した場合は、さらに「理解済」はんこ を押します。

 色はすべて朱色で統一

 ほかに「理解済」はんこ、「確認」はんこ がありますが、前者は解説した場合、後者は提出物の確認の意味です。

 今年の受検生は小5から1年かけて思考を鍛えてきた子たちが多く、久々の竹の会本来の受検指導を展開できるのではないかと期待しております。2月のメイン指導レジュメは、「適性百選」と「推論を鍛える」です。前者は、竹の会の過去問レジュメの中から珠玉の100問を選び、適性訓練をしていくものです。これまで「第1類」、「合格答案への道」、「第3類」、「第4類」と言われていたものから良問を選びました。桜修館志望者には、「桜修館の作文」の配布を開始しております。年間を通して桜修館で出題されそうなテーマ100題を扱う予定です。もちろんわたしの書いた参考作文付きです。作文については、これとは別に「新作文」シリーズが課されます。これは過去に出題された作文問題を網羅的に集めたシリーズです。解説及び参考答案はわたしのオリジナルです。

 今年はまた新作のアイデアをレジュメ化していく年でもあります。現在わたしの新アイデアをレジュメとして執筆中なのは、高校入試対策の国語科目に新境地から解説を加える「最新国語読解」シリーズが執筆を開始したばかりです。材題は、独自問題に求めました。わたしの国語読解の手法を開陳するもので、抽象と具体という分析手段に加えて、いよいよ定義をメルクマールとする読み取りの指導を具現化しつつあります。

 小3後半向けの「魔法学校の割合教室」は、いろいろとアイデアを盛り込みつつ、現在執筆途上にあります。執筆したものから順に実践で試しています。これまでの定番の割合導入レジュメであった「算数の道」は換骨奪胎して、「割合ドリル」として生まれ変わりました。「算数の道」には難問もふくまれていましたが、すべて割愛しました。

 続編シリーズとして、「適性計算問題Ⅱ」と「単位あたり量を極めるⅡ」を執筆予定です。

 さらに、新作適性対策レジュメの構想もしております。

 高校受験では独自校を意識した英語対策を進めております。円滑なレジュメ制作のために、スキャナー、OCRソフトの充実をはかってきましたが、最近業務用の裁断機も装備しましたので、パソコンへの取りこみがさらに効率化しました。大手予備校に負けない資料制作に取り組みたいと思います。

 ●竹の会と入会試験

 竹の会は小塾です。指導できる人数も限られています。目安としては1学年5人ですが、それもなかなかうまくいきません。高校受験はトップ都立合格を目標に掲げていますので、それなりにできる生徒しかとりません。ですから、どうしても学年で2人ほどになってしまいます。0人という年もあります。中学生の場合、通知表で5が9中5ほどあるというのが入会の条件になるのかと思います。小学生の場合、入会試験を課しています。小4期ですと、定番の「入会試験Ⅰ」というのが秀作です。竹の会は小4期の入会を推奨していますので、この「入会試験Ⅰ」だけでいいはずなのですが、今年の小5の中には小5の途中から入会した子もいて本来それ向けの入会試験を用意すべきであったのですが、「入会試験Ⅰ」で入会させてきたということがあります。また小6が高校受験目的でやってくることも想定しなければなりません。そこで「入会試験3.0」を制作したわけです。また小4直前の小3向けに「入会試験01」も制作しておりますが、このところ連続してこの試験に落ちた小3が出まして、どうしたものかと思案しております。小3入会はかなりハードルが高いものになっているようです。小4、小5につきましては、前年度入会試験不合格者につき特例として入会を認めたケースがあります。勉強姿勢、「まじめに努力する」姿勢は評価しております。小4にはその中から伸びつつある子も出てきました。推移を見守りたいと思います。

 ●退塾のススメ

 小6の中には試験直前というのにいつも居眠りをしている子もいましたが、これはダメでしょ。失速中ということを自らアピールしているかのようです。入会時期が遅い子だといろいろと失速せざるを得ない事情があります。特に、思考育成期間として竹の会が重視している、小5の1年間を大手塾で過ごす、塾なしで過ごす、というのがいけません。試験直前というのになんとも弛緩した状態の子たちでしたが、これはダメです。緊張感とか、試験に対する懼れというのがないのです。やたらはしゃぐのはその裏返しとも言えますが、じっと耐えるという、これが大切です。小5の1年間を大手なりで勉強してきたはずの子が、計算はまるでできない、割合などまったくできない、というのはどうしたことでしょうか。竹の会で小5を過ごしたとしても、所定のレジュメをまともに進められないとしたらこれは当然失速します。また小5の期間訓練についてきたとしても家庭学習というものをほとんどしないのではやはり失速するでしょう。

 親御さんは、失速しているな、と思ったら、これはもう潔く退塾させるのがいいと思います。失速している子について退塾を告知するのは苦汁の決断ですが、しかたありません。どこの塾でも失速する子は出ます。大手だとできるだけ引き留めるということをやるのでしょうが、竹の会には失速している子を指導するのは苦痛であり、ストレスも大きく、いつも悩みますが、退塾してもらってホッとする、体の力が抜ける、とても楽になる、ということを知っています。

 ●新小4の募集は当分続行の予定です。逸材に出会うまで待ち続けたいと思っています。新小5、新小6は募集しておりませんので悪しからず。

 

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