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中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

新中1への忠告、得点開示、都立高合格者へのアドバイス、Z会のことなど

2016.03.08

 おはようございます。本日は昨日に引き続き「暖」の日です。7時前にはすでに13℃ありました。昨日は医者に行ってきましてブログ更新の気力がありませんでした。都立の受験が終わってから溜まっていた疲れが体のあちこちに一斉に出てしまったようです。リンパが少しですが腫れて抗生剤をもらってきました。あちこち傷つきましたがそれでも体の芯からしこりがとれたように軽くなったように思います。

 公立中高一貫校が一段落し、都立高入試に集中してきましたが、かなりの危機感をもっての2週間でした。わたしの思うよな検証結果がなかなか得られなかったことが最後までわたしをして不安に苛ましめる結果となりました。思い返して去年の夏に叱りつけてでもああしておけばよかった、こうしておけばよかったとよからぬ考えがわたしに間断なく襲いかかりました。思わず母に「助けてください」と祈った日も少なからずありました。昨日は母に「母さん、ありがとう。母さんのおかげです」とお礼を言いました。何度も何度もお礼を言いました。竹の会の神様はきっといつもわたしを助けてくれる、そう信じてきました。都立高入試の発表のあった3月2日までの中6日の長かったこと、その間に押しつぶされそうになりながら子どもたちの報告の自己採点記録をデータを参照しつつ分析し心の底では合格は確かとの心証を得ながらも次々とわき起こる負の材料と闘いました。肩も背中もカチコチで体の負担もとっくに限界を超えていたのでしょう。ストレスから皮膚アレルギー、細菌の侵入を許してしまったようです。

 ようやく春がきた。ことしはどんな桜が見れるだろうか。去年のように桜を求めて都内を彷徨うのもいいかもしれない。ようやくやってきた心の安らぎに昨日、今日と久しぶりに熟睡できました。

 九段に合格した子のお母さまから得点開示の結果を知らせてきました。驚くような高得点でこの点数なら文句なしB区分(倍率の高い区外枠)でも合格してたことでしょう。小石川の合格最低点もほぼわかりました。わたしがこのブログで予想した点数とほぼ一致していました。さまざまなミスで落ちた人もたくさんいるでしょうが、それも適性です。

 こうして区立中へと当然に進む、そして戸山、西、日比谷という23区の御三家を受ける、いや合格したいと思ったのなら今度こそはぬかりなく勉強することです。

 神様: お前は日比谷に受かりたいと本当に思っているのか。

 生徒: はい。

 神様: それならそれだけの勉強量が必要である。最低でも1日5時間、休みの日は7時間、いや10時間でもしてほしい。

 生徒: はい。そのつもりです。

 神様: ただし、ひとつだけ守らなければならないことがある。たとえ毎日7時間がんばったとしても、一日でも学習時間0の日を作ってはだめじゃ。その時にはすべてが夢と潰える。それさえ守れるのなら夢は叶うじゃろう。一日5時間で休ますじゃ。一日3時間では足りない。そこが難しいとこじゃ。

 生徒: ・・・・・

 さて、何人の生徒が・・・

 

 志望の都立高校に合格して夢は広がります。ここで二、三の注意点

 都立高校の生徒は浪人しがちです。その原因は入学するとすぐに部活にのめりこみ勉強をしないからです。これまで受験勉強ばかりしてきたのでここで解放されたと思い違いしてしまうのです。勉強というのは、学年が上がるほど増えていかなければならないのです。高校では高校入試で勉強した以上に勉強しなければならない。高校というところは決して部活を楽しむところではありません。大学という次のステップに向けて大きく飛躍するために準備するところです。高校こそ一日7時間が普通です。わたしの中学の同級生は当時の中学で学年1番(1学年500人以上いました)を3年間通しましたが、彼は中1の時から毎日7時間勉強したそうです。高校は大分では有名な進学校(県立上野ヶ丘)でしたが、そこで学年3番、現役で東大、紆余曲折はありましたが、大分工大教授になった人です。若くして他界しました。少なくとも将来一流国立大をめざす人なら高校というのは仮の勉強するところでしかないのです。勉強環境でしかない。だからいい勉強環境を求めて日比谷、西、戸山などをめざすのです。いいですか。高校とは勉強するためのところです。決して部活を楽しみ青春するところではありません。

 最後は大学で決まる、ということです。青山や戸山に行った生徒の多くが、明治、法政あたりになっていることをわたしはよく知っています。高校を勉強するためのところと思わなかったのが敗因です。

 高校でまず一撃を食らうのは、英語と数学でしょ。特に、数学は落ちこぼれが続出すること必至です。わたしは高校に入ったときに大きな思い違いをしてしまいました。高校というところは教科書だけで「わかる」と思い込んでいたのです。ところが、高校の授業では、教師はまず丁寧に説明なんかしてくれないのです。教科書なんかをわかるように説明してくれることはない。そうなると教科書だけではとても理解は無理です。それから英語です。とにかく英語の分量が多い。進出の英単語なんか1学期で中3の1年分どころではない。そんなのを定期試験の度に覚えなければならない。これなんか毎日放っておいたらもう終わりですよ。

 ※学校採択の数学の問題集についてのコメント

  ①「これでわかる数学」・・・各分野の導入部分の解説が詳しいので、学校の授業についていけない人向き。

  ②「白チャート 基礎と演習」 ・・・ ごく普通。

  ③ 「本質の演習」・・・問題の解答がわかりやすい。

  ④ 「シグマトライ」・・・初期段階に最適。

  ⑤ 「ニューアクションβ」・・・ 「黄チャート」と同レベル。基本充実。

  ⑥ 「本質の解法」・・・自習向き。解説が詳しい。

  ⑦ 「黄チャート 解法と演習」・・・ところどころに突拍子もない難問が紛れ込んでいるのでこれは飛ばす。

  ⑧ 「理解しやすい」・・・代表的問題はほぼ全てを収録。わたしの息子はこのシリーズに統一していたようです。化学とか、物理もいい。

  ⑨ 「青チャート 基礎からの数学」・・・標準問題を網羅。基本問題は割愛。

  ⑩ 「赤チャート」・・・難し過ぎて手を出さないほうが無難。

 ※数学の本質を学ぶための参考書

  ① 「本質の研究」(旺文社) 数学の概念の曖昧な理解を解消するための本

  ② 「分野別 受験数学の理論」(駿台文庫)

 

 Z会の高校入試用データは役に立つ

  日比谷、西、戸山受験には、Z会の生徒が残した記録がとても役に立ちます。

  Z会は、日比谷・西をねらう天才たちが集う大手塾です。Z会はあの栄光ゼミナールの親会社でもあります。

  ただZ会の合否結果資料には誤解を招くところがあります。これはどこの大手でも同じですが、何人中何人受かったか、が曖昧な点です。早稲アカやエナ、栄光ゼミナールとカネをかけて広告している大手の数字がどこまで真実なのか、とにかく疑わしい。なによりも自分の塾で1年以上いた生徒がどこそこを何人受けてそのうち何人受かったか、というのは全くブラックボックスの中です。模擬試験だけ受けたとか、夏講習だけみたいなのも含めていないのか、疑問だらけです。

 その中でZ会については、別の資料と照らし合わせてみると次のようなことがわかりました。

 都立日比谷高校 71人中31人合格 ※40人落ちている

 都立戸山高校  85人中41人合格 ※44人落ちている

 都立西高校    67人中31人合格 ※36人落ちている

 都立青山高校  42人中15人合格 ※27人落ちている

 都内の天才たちが集まるZ会でこれですから、他の大手がどんなものか予測も難しくないでしょ。

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