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中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

日比谷、西、最低でも戸山をめざしてひたすら前へ進むべし

2016.02.14

 おはようございます。本日は渋谷Aの指導日です。昨夜から吹き荒れる、まるで春の嵐のような生暖かい強風が吹き荒れております。杉花粉はすでに始まったようですが、もう2年はのみつづけているL92乳酸菌が効いたのか、ほとんどくしゃみ、鼻水なしです。ただ目だけはうるうるとすっきりしません。

 公立中高一貫の受検に失敗したみなさんは、すぐに切り替えて前へ進んでほしいと願っています。3年後にはほんとうに最後の人生の岐路となるであろう、高校受験が好むと好まざると前に立ちはだかることになっています。高校受験は、限られたトップ校に行けるかどうか、これであなたたちの未来はまたひとつの試練にかかります。いい道に行けたとしてもすべてがそれでうまく行くということではありません。いい道に行けたとしてもこれまで以上に努力をしなければいつでも転がり落ちる、それも人生の現実です。しかし、いい道に進めなければいい未来をつかむのは難しくなる、確率が低くなる、これもまた現実です。

 都立高校というのは、まず、進学指導重点校というのが、トップ層を形成しております。これに指定されている都立高校は、日比谷、西、戸山、国立、青山、八王子東の5校のみです。23区では、日比谷、西、戸山、そして青山です。ほかに進学指導特別推進校というものがありまして、こちらは、新宿、駒場、小山台、町田、国分寺、国際の6校が指定されております。

 将来有名国立大や早慶などの一流私立に行くには、少なくとも進学指導重点校に入ることが、もちろんいい選択です。そしてこれらの高校に入るには、中学3年間、正確には、2年と10か月を勉強を生活の軸として、戦略的に一気にかけぬけなければならない。ここで注意しておくことがひとつあります。春の陽気と桜の季節、それぞれが新しい中学生活を始めるとして、早速練習の激しい部活入って激しい練習の日々を送る、そういう生活にすぐに迷いなく入ること、それはそれで結構なことですが、そういう人にはわたしの言う、トップ都立への道というものは無縁なのだということです。

 中学を小学の延長としてしか認識しない人たち、特に、親には、わたしの言う、人生の選択というものは、頭にはない、ということです。せっかく中学の間、勉強をして駒場や新宿、小山台といった高校に入りながら、入学した途端に吹奏楽やらバレーやらなにやらにのめりこみ3年経って結局お決まりの一浪、二浪、そして二流、三流の私立大へ行くというのが、多くの都立生なのだということも知っておいたほうがいいでしょう。高校で終わりではない。大学で決まるのです。高校はただの過程にすぎない。これまで以上に、勉強に没頭すること、そういう選択しかないのです。勉強に終わりなどないのです。

 さて、これから都立高校の試験が控えています。先の適性検査では、受験生のみなさんはどういう気持ちで臨んだでしょうか。「受かりたい。受かってやる」、「合格する、必ず合格する」という意識なら、これは思考、すくなくとも考えるという精神作用にはマイナスとしてしかはたらかない、そういう気がします。「落ちたくない」という意識が思考のスイッチを入れるにはいい精神状態なのかもしれません。「勝つ」、「必ず勝つ」という意識があると、思考のスイッチが入らない、「落ちたくない」「落ちない」という意識、こういう精神状態こそ思考のスイッチが入るのではないか。さらには、用心深い対応も可能にするのではないか、わたしはそう信じています。

 竹の会で受験、ないし受検に成功するには、難しい論理はありません。ただわたしの指示を時宜に即して実行することです。先送りすれば失敗する。単純な論理です。わたしは決して強制はしない。ただ理科がまずい、社会がまずい、などというとき、こうしたほうがいい、ああしたほうがいい、という指示を出します。中3には1月、2月は、渋谷Bに「出たほうがいい」と勧めました。これは、わたしが「質」がとれない、わたしの不安が解消できないからです。いちいち現場でいつも確かめていないとダメな、危うい状況だからです。わたしとしては、「できる」という質をとりたい、ただそういう動機です。だから何度も過去問を解かせてチェックする、これは質をとるためです。しかし、わたしの指示で生徒がまったく動かなければ質などとれない。不安をかかえたまま受験へ突入する。

 これから高校受験へ向けて、竹の会でスタートすることになる、小6のみなさんは、勉強という覚悟をすることです。勉強は実行してこそです。そして人生は実行する、凡人は凡庸な道に流されるようにその他大勢の中に埋没していくけれど、実行力のある人が自分の思った道を進める、ことになる。それが人生の論理です。

 小学生のみなさん、進学指導重点校に入ること、まずこれを目標に実行する日々を送ってください。

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