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中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

日比谷、西への道も小石川の道、桜修館の道も小4から/親たちの都合のいいわが子は別という論理

2016.10.23

 おはようございます。朝夕の冷え込みが厳しくなりつつあります。子どもたちはどうしても学校が感染の場となる、これからは突然の体調不良、発熱という子が出る季節です。体力がないところ、体育で体を酷使するなど、無理な旅行も体力を消耗しその弱った体に細菌やウィルスが暴れ回る、そういうことなのかなと思います。受検というのは、規則的なリズムを壊すのがいちばんよくないと思います。

 勉強で成功するというのは、勉強中心の規則的な生活リズムを崩さなかった人たちに認められたものです。少なくとも普通の人にはそうです。本当に子の合格を願うのなら親は決して子どもの勉強する生活リズムを壊してはならない、はずです。規則的な生活リズムこそが受検に特化したタフな精神を作り上げることができるのです。去年の小6には、塾のある日を除いた週5日何かしら習い事、稽古事、スポーツがあるという子がいましたけど、親はそれでも勉強に影響は「ない」と思っていたようです。しかし、課題提出率は最低で、自然消滅した課題(つまり、途中で出さなくなってうやむやになった課題)ばかり、いつ出さなくなったのか不明な課題類があれこれありすぎて、ところどころ抜けてなくなった課題、とひどいものでした。塾を併用している子にもこの傾向が強く、竹の会ではこういう子らについては特に「渋谷A」では塾のかけ持ちは無理と考えております。入塾の際にそういうことを申告されていない場合、後で不合格という報の後、「実は、・・・」と知らされる、こともありました。現在「渋谷A」でもいろいろ習い事や稽古事をがんばっている子もいると思いますが、課題提出が先送りになるなどの兆候が出てくるに及んでは早々に退塾されたほうがよろしかろうかと思っております。「渋谷A」は、勉強を最優先させる子たちにのみで構成したい、それが高い合格率、できれば「渋谷A」に在籍する子全員の合格を実現することになると信じているからです。

 「渋谷B」については、緩やかな基準で入室を認めてきました。特に、見込みがあれば、「入会試験」において、少なくとも準合格に1つ足りない場合でも入室を認めています。ただし、そういう子が「渋谷A」に入室するのは、Aの質低下は確実で、今のところ難しいと考えております。早稲田進学会の模試で上位に名前をのせるほどになれば別ですが、つまり小6の7月に早稲田模試でそれなりの成績がとれるほどにがんばれということですが、今の「渋谷B」ではいろいろと制約がありすぎます。竹の会でできるのは、時間を増やすこと、指導日を増やすこと、です。少なくとも「渋谷B」の指導だけで合格できる体制にはしなければならないと考えております。すでに2月改編に好意的な親御さんからのメールもいただいております。週3回ですと、かつての元代々木教室時代の主軸コースであったパスポートコースと同じです。合格を十分に達成できる指導時間です。

 竹の会の改編で退塾されるという人も出ることは想定しております。ただし、これまでの通い方を変えたくないという人はそのままです。ただこれが受検目的の小学生、高校受験目的の小学生だと、かなり問題ありです。受検合格できる見通しのないコース体制のまま通うのか、高校受験には不備な体制とわかっていながら通うのか、ということになるからです。このへんのところはしっかりと考えておかれることです。

 親というのは自分の子だけは例外だとどうも考えるようで、そういう意識がなければ大手などに子どもを入れられないはずです。しかし、親の意識がどうあろうと、入塾した子たちは最初から序列というものがあるわけです。自分の子が特別、これから大手で勉強すれば眠っている能力が目覚めてたちまち上位にいくと考えている、すくなくとも期待していることは間違いないでしょ、そうとして、たとえば、某大手は1学年2000人前後、いや2500人いるとも聞きましたが、この子たちの中で入塾時1000番の子が1年後に100番になっているか、ということです。ちょっと考えればわかるはずです。900番の子の親も800番の子の親もみな同じことを考えている。つまり親はどんな番数にあっても「自分の子がやがて上位に出る」ということを信じているわけです。

 それで全く同じカリキュラムをとるわけです。テキストも同じ、したがって授業も同じ、講師のレベルもたいてい同じ、もちろん教室ごとにちがう講師でしょうが、たいていはアルバイトの学生です。かれらは塾内マル秘の虎の巻で予習して虎の巻に書いてあることを喋るだけですから、授業も同じということです。そして子どもたちは授業を聞いて、ノートをとって、テキストをやる、それだけです。わたしはこういう子たちの無能さというものを知り抜いております。まずこの子たちが全く計算力がないということです。それは大手の「お任せ」論、すなわち自分で学習すべきこととして本人たちの自主的勉強に「お任せ」するという論理からです。ところが、自己を律することのできない子どもたちに「お任せ」なんてありえない話しです。「割合」に割いている率も恐ろしく少ない。テキストの項目として触れる程度です。授業やっても1週間程度でしょうか。ほとんど時間をかけない。それで小学生がほんとうに割合を理解できるとでも本気で考えているのでしょうか。

 わたしはこんなバカらしいところに多くの脳天気な親が自分の子どもを預けるということがまず信じられません。こういう親たちが小6になって成績が伸びずに悩んでいると言われても、それはあなたの無知のせいでしょ、としか言いようがないでしょ。受検なんかもともと成功するはずもなかったのです。あなたたちが2年間なり、3年間なり大手に子どもを預けたことが、どういう結果に連なるのか、考えたことがあるでしょうか。脳天気なあなたたちは、きっと中学は別だと考えるのでしょう。自分の子は別だ、あの思考です。わたしにはどこが別なのかさっぱりわかりません。大手でりっぱなバカに仕上げて、その意味では別ですが。すでにして時遅しということにも気がつかない、その意味ではその親こそが別です。

 子どもというのはやるに任せていてはどうにもなりません。訓練してなんぼなんです。とにかく小3からでも、訓練です。小3はまだ幼くてわたしは苦手なんですけれど、小4だと訓練もしやすい。わたしは小4はおまけで、小5の一年間を訓練に訓練を重ねれば、これはもう小6になって一気に開花する、そう確信しています。竹の会では、小5の一年間を訓練してきた子たちというのが、これはA合格した子に限るのですが、小6の7月、8月の早稲田進学会の模試でトップテンに名前をのせる、ということは竹の会の中では有名な話しです。

 だからわたしは早くから竹の会に来てほしい、とことある毎に訴えているのです。小4で大手にやるなどという過ちを犯してはならないと思うのです。東京の親御さんというのは、どうも小5あたりから動きだすようです。小5の4月あたりに大手に行くという親子が圧倒的に多いわけです。もうこのブログには何度となく書いてきたのでみなさんご存知のことなのですが、今年受検の子たちは、小4の時にいくら募集しても集まらなかった学年です。A合格者はいない。準合格が1人いただけです。ただし、小4の2月にはゼロです。このままでは塾も続けられないと思いました。みな大手に行ってしまう、竹の会には来てくれなかったのです。それで方向転換しました。高校入試に回帰しました。ただしトップ都立のみです。駒場、新宿が最低ラインです。それならバカを相手にしなくてすむ、そう考えたからです。

 23区のみなさんが竹の会という塾、竹の会という方法にその価値を認めていただく日を願っています。東京の渋谷駅の近くに、「こんないい塾があるんだよ」と、23区の皆さんに言われる、噂されるようにがんばりたいと思っています。

 

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