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中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

日比谷への道/小石川への道/桜修館攻略/お知らせなど

2018.05.21

 おはようございます。昨日はからっとした冷気につつまれて、一息つきました。中耳炎の後遺症で体調は今ひとつすぐれませんが、今年の小6については慎重に、ミスリードしないようにと気を配りながら進めております。今年は、小石川、桜修館、九段、富士の4校に絞られていますが、特に、九段については、気合いを入れております。竹の会が最初に受検したのが、九段でした。平成19年2月のことです。18年4月から翌1月まで約10か月の指導で、見事11倍の難関を切り抜けました。あれは幡ヶ谷小の男子でしたが、彼はその後東京工大へ現役で進学しております。九段については、もともと因縁深いものがありました。翌19年には、九段志望の小6が小塾の竹の会にしては数人集まりましたが、みな通分から教えるという、なんとも牧歌的な時代でした。公立中高一貫校の走りで、これまで受験というものとは縁のなかった子たちが猫も杓子も受検、受験となんとも慌ただしいことでした。あれから11年の歳月が流れました。そしてなんという節目なのか、縁なのか、今年は竹の会に、複数の九段志望者が集まりました。それも小4からわたしが丹念に育ててきた子たちばかりです。これで気合いが入らないわけはないですね。またわたしの内なる情念がメラメラと燃え上がるのを感じております。用意周到に「手を打っていく」、今はそのことに集中しております。平成19年2月3日の受検倍率は男子で11倍を超えました。正直一抹の不安というか、恐さを感じなかったといったら嘘になります。それでもわたしは自分のやりかたに確信をもって、それは過去「落ちて当然」と言われた子たちを数多く奇跡的と言われた合格に導いてきた、根拠のない、自信でありましたが、わたしは、「普段のとおりにやってきなさい。そうすれば受かる」と言ったものです。そう言いながら不安と恐怖で正直心は押し潰されそうでした。「難しい問題は解かなくてもいい、白紙でかまわない」とも言ったら、本当に、白紙で出してきた。父君が「バカだな-、何か書いてくるもんだよ」と言ったら、「竹の会の先生が白紙でいい、と言った」と切り返したそうです。押し潰されるような発表までの数日でしたが、発表の日の午前中一番で「先生、受かりました」と電話が飛び込んできて、わたしも救われた解放感で満たされました。あれから11年の月日が流れました。竹の会は渋谷教室に移転して、今は都立トップ校専門、都立中高一貫校専門として細々と命を永らえてきましたが、さすがに最近は寄る年波には勝てず、そろそろ竹の会の終わりを予感することが多くなりました。毎年毎年が「今年限り」となることを覚悟しての指導に臨んでおります。そして今年は久しぶりに九段志望の子たちがわたしの理想とする小4期に集まってくれました。小4という、もっとも大切な時期に、わたし流の基本の訓練がじっくりとできましたことは、望外の喜びとするところです。その上で、取りこぼしのないように、慎重に指導を進めております。と言いますのは、平成25年(26年受検)の指導において、打つ手を間違えた、わたしには痛恨の思い出があるからです。あの年は受検生3人でしたが、うち2人は早稲田進学会の成績上位者の常連でした。結果1人が白鷗の補欠、1人が桜修館失敗、という惨敗でした。桜修館惨敗の子は3年後に日比谷、慶應志木に合格しております。あの年に限って、25年合格者(小石川、桜修館、白鷗に合格)たちに施した指導法を変えて、それ以前の23年小石川合格者のために使用した旧レジュメを使って指導したのでした。後から考えると、なぜ25年使用のレジュメを使わなかったのか、悔やまれてなりません。完全にわたしのミスでした。わたしがどういうレジュメを選ぶかで、大きく結果が分かれる、そういう恐さを今はひしひしと感じております。だから、慎重に打つ手を間違わないようにと、常に、微調整しているわけです。

 九段の受検者を意識した、新レジュメシリーズの執筆を始めたのも、決して取りこぼしをしない、というわたしの、強い思いからです。とにかく慎重に事を運ばなければと常に肝に銘じております。

◎6月9日(土) 漢検実施 実施時間の詳細は追ってお知らせいたします。なお、すでに申込受付期間は経過しております。

◎竹の会夏期(8月)集中指導要項配布

 すでに渋谷Aでは配布済み。渋谷Bは本日配布。

 今夏は、外部生の参加を若干名に限り受け付けております。参加ご希望の方は、竹の会HPのお問い合わせフォームからお申込ください。詳細をお知らせいたします。

 募集数は、渋谷A、渋谷B各3名の予定です。予定数に達した時点で、受け入れを終了します。

◎6月7月予定表の配布

 すでに渋谷Aでは配布済み。渋谷Bは本日配布。

◎今は、黙々と勉強しなさい

 何かを楽しんでいる。習い事、稽古事、スポーツ、なんでもいい。とにかく、そういうことで、本来なすべきこと、つまり勉強にしわ寄せが出ているのなら、とにかく竹の会は、とりえず退塾するのがいいと思います。お子さんが、勉強に不活発という状況が見てとれるのに、そのまま竹の会に通わせる、という判断をされるのは、おそらく、竹の会だから、とにかく、子どもはできるようになってきている、だからやめさせたくはない、ほかにうちの子に合う塾もなかなかないし、そういう思惑がはたらいているのか、と推測いたします。そういうお気持ちは、わかりますが、竹の会は、最初に、お断りしていたように、勉強に不活発な子たちを指導することの不経済はもう懲り懲りなのです。そういうことは、もういい。 竹の会は、今、終わっても、おかしくない。だから、わたしは、いつも最後になるかもしれない仕事として、わたしの、思う指導を思い通りに、つまりは、ストレスなくやりたい、と思っています。親御さんからいろいろ注文めいたメールがありましても、たとえば、「最近勉強しなくなってきたので、先生から注意してくれませんか」とあれば、わたしは、「それは退塾の事由ではないですか。退塾したほうがいいと思います」と返信しています。特に、指導についてのさまざまな注文につきましては、もともとの能力がないところからくる注文であれば、わたしの指導では解決できないことなので、退塾をお願いしているのです。不勉強者はもともと竹の会にはいない建前です。

 また辛いのは多くの子どもたちが、とても竹の会を好きになること、です。これはそういう子に退塾を迫るということについてのわたしの強いストレスからきています。子の心情を思うと、心身ともに消耗してしまうのです。それでなんとか事務的に退塾が処理されればと思ってしまうのです。退塾ということを大袈裟にとらえることなく、勉強しないという客観的事情が出たら当然のことと考えてもらえればとても楽です。

 今は、黙々と勉強しなさい。わたしの思いはこれだけです。勉強に不活発なら、そのことは親御さんにもわかるはずです。不活発というところで認識が一致しているのなら、これは竹の会にいる理由はないと思うのです。部活で勉強時間が食われている、遅れが出ている、積み残しが出ている、習い事や稽古事、スポーツで課題が全くやれない、積み残しが加算されるばかり、あるいは特になにがあるというのではないのになぜか勉強しない、そういう状況が歴然としているのに、そのまま放置して、ただ通うなどというのは、ほんとうに無駄な話です。

 親御さんは、子の不活発ということに敏感にならなければなりません。自分の子が最近勉強に不活発な兆候があると感じたら、それは退塾のタイミングです。親御さんが主導している稽古事、習い事で勉強が不活発というのならなおさらです。

 わたしは、黙々と迷うことなく勉強する子を理想の生徒とみています。そういう子を心おきなく指導していきたい、そう願っております。指導する側としては、わたしの思い通りに勉強してくれる子がいちばんストレスがないのです。なにかと勉強しない口実の多い子は指導に、少なくとも竹の会の指導には適さない、と思います。

◎国語新レジュメ執筆開始の告知

 「抽象世界への道」 主として、抽象語の意義、用法の理解を通して、抽象思考のための語彙の増加を図る趣旨のレジュメです。小学生、中学生に使える内容・レベルをめざしております。択一式の問題をふんだんに創作して、理解の立体化を図りたいと工夫しています。

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