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日比谷・西なら竹の会こそ/小石川、桜修館をとる竹の会/なにも語りたくない1月という月

2018.01.11

 今日も青天です。この冬はずっと寝るときは加湿器を使っています。それから朝方の冷え込みに備えてオイルヒーターも入れておりますが、こちらは微妙な温熱でほんとうに冷え込み対策です。インフルエンザが流行っているのは、竹の会でも数人が発症したことでもわかりますが、これからさらに季節は寒さを増し、2月を佳境とするのは例年の通りです。2月3日都(区)立中本番、9日発表、23日都立高校本番、3月1日発表とこれから激動の2月へ向けて季節は激流の滝へ流れ込む如く一気に突き進んでいきます。小6のみなさんはすでに覚悟を決めて粛々とそれぞれがやるべきことに取り組んでおりますが、小5のみなさんはこれから直前11月、12月、1月、この3か月に悔いを遺すことのないように、これからの時期を勉強最優先としてほしいと願っております。よく親御さんの中には小6になっても「まだ1学期だから」という、わたしには到底理解不能の楽観論を持ち出しまして、春の旅行、5月連休の旅行、夏休みの帰省、その他様々な理由の勉強先送りをやるわけですが、先送りされた勉強が後から完全にやりきれることはまずないのですから、これは先送りというより、勉強の切り捨てなわけです。だから9月以降の最も伸びる時期に失速してもそれは最初から、特に、その親御さんにとって、想定の範囲内のできごとであったということです。よく卒業生やその親御さんから、合格の秘訣は、「先生の指示に100%したがうこと、課題をやりきること」などアドバイスがなされますが、今年の小6を見てもこれを実践できたものは1名を認識するのみです。合格はんこを積み重ねながらレジュメを進めていくことのなんと難しいことか。

 今年の小6は小5の4月前後、もっと遅くて小5の7月以降、そういう時期に来た子たちばかりです。そしてそのほとんどが、小4まで大手にいたり、地元塾に通っていた子たちです。入会試験では、小5ならA合格以上とれてあたりまえですが、中には不合格者もいます。不合格者が入会できることはまずないのですが、その真摯な態度を見て、当時ガランとした教室に2、3人受け入れた時期がありました。去年は入会試験に落ちて入会許可をしたという子はありません。去年だけでも不合格者はかなりの数に達しています。

 竹の会には去年の3月から仮合格の制度を設けて、不合格者を救済するようにしてきましたが、仮合格は、6問中2問以上3問未満の正解の場合に、人柄を見て、出しておりますが、入会後6か月を目途に指導が可能か見極めることとしております。また、去年は竹の会の中学生入会基準に満たない子の入会を認めていますが、こちらも勉強姿勢に看過できない状況が生ずれば直ちに退塾していただく含みの入会です。特に、中学生というのは、勉強しなくなるのが通例で、竹の会はわざわざ勉強しない中学生の指導をすることはありません。また成績表を全く提出しない中1がいますが、これはまずいでしょ。去年退塾した中学生にそのような中学生がいましたが、成績の暴落は目を覆うばかりです。

 竹の会への理想の入会時期は、小4早期です。小4という比較的のんびりと指導のできるタイミングを逃すと、能力次第ですが、たいていは無理です。「よくできる」が8割以上あっても小5ではたいていは無理です。時間的に間に合わないという趣旨ですが、これは竹の会にきたときに、大手で1年以上やっていても、計算はできない、割合も理解していない、というのが通例で、結局最初から指導していくほかない、という経験的事実です。そうすると、計算から始めて割合的思考を身につけるには、5年の4月からだと、計算2か月、割合などの思考養成に8か月当てられる勘定であるが、実際はそうはならない。家庭の事情と称する旅行、習い事、稽古事、その他諸々の計画が盛り沢山で小5の2月適性指導開始までに割合的思考を完璧にしている子というのは超少数というのが実際だからです。これが小4の早期から指導開始していると、全く事情が違ってくる。早い子だと小5入会の子と完全に肩を並べている、いやそれを凌ぐ子たちも出てくる、そうなると小5以降の伸びがまるで違ってくる。わたしが小4早期の指導開始を強く薦める理由はここにある。

 高校受験だって早期に始めるのがいいに決まっている。基礎的なことは小学までに終えていること、これは当然である。小学の基本のできていない子、勉強姿勢・習慣を形成してこなかった子が中学で成功するとはとても思えない。中学生というのは、部活で勉強時間を犠牲にする子ばかりであるから、部活で入試を棒に振る子なら腐るほどいる。わたしは過去にそういう生徒を嫌と言うほど見てきたから、中学生というのを信用していない。いつ崩れるかわからない、それが中学生である。

 高校受験、特に、日比谷・西クラス、早慶などの私立難関に成功するには。前提としての能力もさることながら、勤勉さに裏打ちされた向上心が先決要件であり、その上での早期前倒しの勉強を進めていくこに尽きる。部活で勉強しない、できないというなら、それなりの都立には行けることはないし、行かないという意思の表明にほかならない。竹の会というところ、中学生には自主性を尊重するけれども、塾で宿題をやり出したら、もう自主的に退塾して、それこそ自主性を、竹の会以外で発揮すればいい。また成績不振の生徒は竹の会にいる理由は少しもない。成績不振なのは、竹の会の指導に100%したがっていないからであるからである。

 現小5の課題提出量かなりの較差が出ております。どっさりと出す子から1枚しか出さないという子までいますが、これをこれから先も続けると、もはや越えられない差となって、影響は甚大です。課題の先送りは、結局やらないに等しいということです。課題をまじめにやる子とやらない子の差はそれにしても合否を左右するほどに影響が大きいため、危惧しております。

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