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中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

日比谷・西・戸山は都立トップ3/小石川、桜修館は選ばれた人が行くところ/身の丈に合わぬ鎧を着たがる子、着せたがる親/勉強と性格

2017.09.18

 おはようございます。台風一過秋晴れ、久しぶりの気持ちのいい朝です。青空が広がるというのはほんとうにいいものです。遠くに富士山が見えます。子どものころ十文字原から見た風景はわたしの心の原風景なのだろうと思います。

 昨日は1時間早く始めて1時間早く終わる、ということをHPに書きましたが、HPを読んでいない人が3名ほどいました。どうか台風やゲリラ豪雨などが予想されるときは、是非ブログを開いて、確認するようにしてください。

 本日、漢検の手続きを終わりました。朝には集計して、ネット申込を済ませました。

 ◎小3が今家庭でやるべきこと

  字をゆっくりとていねいに書く練習は絶やさないでください。読み物を読むのもいいでしょう。

  お薦めは、ナンプレないし数独です。小3のためには、初級用も出ていますから、どうか挑戦してみてください。

 ◎中学生への警告

  竹の会に慣れてくると、よくやる誤りがあります。好き勝手にやっていいのだ、と勘違いして、竹の会のレジュメをやらなくなるのです。中2になってZ会の通信なんか申込み、竹の会のレジュメをやらなくなる、こういうのは竹の会では失敗の典型です。独りよがりの勉強ですから、いつか必ず破綻します。中3になって破綻すると悲惨です。竹の会ではもはやどうにもならない。中2までに破綻すれば退塾を言い渡すことにはなる。自分勝手にやっていいことはない。竹の会のレジュメを「やらない」ならそもそも竹の会にくる必要はない。家で好き勝手にやればいいのです。わたしが指示したことを指示したとおりにやらないから結局どうにもならない状況に自分を追い込むことになるのです。かつて「先生、数学がどうしてもよくならないのですけど」と言った生徒がいたけれど、わたしは「君は、わたしのレジュメを後回しにして、いや全くやらないで、勝手に参考書をいつもやっている。それでよくなるわけがない」と叱ったところ、「わかりました」とその生徒はレジュメに取り組むようになりました。もともと頭のいい子でしたのでたちまち頭角を顕し、あるとき数学で100点をとりましたし、苦手だった英語では都立本番で100点をとったのです。とにかく中学生が自分の裁量で勉強なんかしても陸なことにはならない。レジュメをやらないなら早々に退塾したほうがいい。

 現在中2のレジュメの進捗状況はよくありませんが、中1はかなり深刻です。学校の進度より遅いのです。このところ2か月は数学のレジュメをまったく出してこない生徒もいます。危惧していますのは、こういうことが続けばいずれ成績は落ちていくということです。まったくレジュメをやらないで試験勉強するのはまずい。試験直前ならともかく1か月も前から塾でレジュメをやらないで試験勉強に専念していればどうなるか。もともと中1は特に優秀な子はいない、みな普通の子たちでした。ですからこのまま受験まで指導できるか、正直わたしは疑念を抱いてきました。とにかく竹の会のレジュメを恒常的にやってくれていれば問題ないのですが、それがなくなれば竹の会にいるのも時間の問題です。

 ◎早稲田進学会模試

  16日と17日は竹の会の小6は全員が早稲田進学会の模試に参加したと思います。ご協力をありがとうございます。次回も早稲田進学会の模試を受けていただければと思います。11月からは、富士、九段、白鷗志望者は、大原の模試がいいと思います。余力があれば日能研もいいかと思います。桜修館志望者は早稲田進学会でいいでしょう。

 

 ◎朝勉用テキスト

 次の水、木には、朝勉用のテキストをお渡しできると思います。今回お渡しするテキストは某塾専用教材会社の新刊です。内容見本を見て朝勉用にはいいか、と思い採用してみることにしました。約40題ほどですから、1日1題で40日ほどで終わるでしょう。ノートにやったものを指導日にまとめて採点することとします。試みがうまくいけば次を考えるかもしれません。

 

 竹の会募集情報

 A 2名   B 3名

 ○小3前倒し指導募集中

  竹の会所定の入会試験を受けてください。全3問出題。合格基準問題に正解すれば合格。受検日から3日以内の入会申込要。

  入会試験のお申込はウェブから。

 ○高校入試の小学生募集中

  竹の会所定の入会試験にて合格判定をとること。入会試験問題は竹の会では定番の問題で、かなり信頼性の高い試験です。

 ※入会試験問題は門外不出となっております。

 ○都立日比谷、西、戸山志望の中学生

  通知表の「5」が5以上あれば人物審査で入会許可することがあります。お問い合わせください。

 ◎勉強に適合的な性格のこと

  机についておれない、いつもちょろちょろと動き回っている、こういう子は勉強には向かない。じっと机について黙々と単純作業をやるとか、夢中になり時間を忘れるといった子は勉強で成功する可能性を秘めている。勉強には、粘着質的な性格が向いている。長じてなにか難関の国家試験を受けるという場合もこの粘着型の人は成功する可能性がかなりに高いと思います。飽きっぽい、すぐほかのことに気を取られる、こういう子はだめです。まず勉強という知的活動に興味を示さないのなら勉強で子どもに期待することはあきらめたほうがいい。親が子どもに期待し過ぎて子どもの身丈に合わない、重い鎧を着せるのは、陸なことにはならない。勉強だけが子どもの適性の基準ではない。このところの見極めが大切である。親が勉強で成功してもいないのにその自分のDNAを受け継いだ子に過大な期待をするのはどうみてもおかしい。この子は勉強で成功するという見込みが確かなら勉強で身を立てる道を進む手助けをしてやるのはもちろんです。竹の会は勉強適性のある子だけを募集対象としています。もともと勉強に向かない、そういう子を塾に入れようとする親も親ですが、そういう子を塾でなんとかしてもらおうというのは土台無理な相談です。

  すぐ飽きる、いつもなにか刺激を求めている、そういう子に育ててはならない。親がなんの信念もなくただ思いつきで高価なものを買い与え、刺激に満ちたサプライズで子どもを甘やかせていると陸なことにはならない。過保護と甘やかしは依存心と自尊心だけ発達した、実行力のない、怠けものにしてしまう。

 勉強というと、すぐ大手塾にやる、子どもが不平、不満を言えば、すぐ子どもの意に沿うように計らう。ときには塾や学校を非難もする。まるで子どもの奴隷である。そういう親がやたら目につく。

 勉強とはほんとうはもっと地味なものである。机についていつまでも考えている、いつまでも読んでいる、いつまでも書いている、まるで机に粘着した苔のように、机にへばりついてはなれない。算数が好きな子は「わからない」といつまでも考えている。ここに辛抱、がまんという気の入り込むすき間はない。ただ中学になったら嫌いな科目もがまんしてやらなければならない。じっと辛抱することもある。だから子どもにはがまんすることを教育しなければならない。いやならしなくていい、というのは通らない。

 子が親の言うことを素直に聞くのは、小4、小5までである。中学になるともうだめだ。反抗期ということもある。思春期のせいもある。とにかく親には反発する。こうなったら手遅れである。勉強というのは、小学生のときに習慣化してやるのが親の努めである。勉強は特別のことではない。生活そのものである。そういう意識を植えつける。子どもが喜ぶからと好きなものをなんでも買ってあげてたら勉強なんかしないでしょ。そんなことは、芸能人のバカ娘、バカ息子で実験済みでしょ。勉強とは何か、知の営みの本質をどう子どもたちに教えるか、そこが問われている。

 親としては、子どもの粘着質という性質をとにかく引き出してやらねばならない。勉強の苔になることである。すぐ放り出す、すぐあきらめる、気がくるくる変わる、ひとつのことに集中できない、とにかく飽きっぽい、こういう子に育ててはならない。じっと辛抱強くつきあってやる、やたら楽な刺激を与えてはならない。やたら根拠もなく高価なものを買い与えてはならない。やたら楽しいところに連れ回してはならない。物で子どもを育ててきた親は陸なことにはならない。物ではなくてひとつのことにあきらめない、粘着型の生き方を教えること、これが教育である。しつけである。がまんと辛抱という気を養うこと、そういうものが子を生かすことになる。

 

 

 

 十文字原 – 大分県別府市

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