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最低でも都立戸山/小石川、桜修館に受かる/小学生は小4で決まる 真犯人は母親というオチどころ

2016.07.20

 おはようございます。今日は湿度は高いものの気温は27℃止まりだそうです。というかこれから数日間はこのような天気が続くそうです。7月もいよいよ20日に差しかかり、下旬へ一気に突入ですね。夏というのは、8月の一瞬で終わるような気がします。この時期に勉強しなければもうまとまって勉強できるときという期間はありません。中3にはもちろん小6にしても一日最低でも7時間というのは合格には最低の要件です。

 人間というのは、理性よりも感情で動く動物だと思います。めんどうくさいから後回しというのが、次第に自分の首を絞めていく、これは真理です。去年の夏、あれほどわたしは当時の小6の諸君に、夏は1日7時間は勉強するようにと言ってきましたが、実行したのは、2名のみでした。実行しなかった2名で合格したのは、富士や白鷗でしたが、さすがに小石川と桜修館は甘くはなかった。この2つの学校は、私立併願者でもダントツであったから、肯ける、小石川は併願率は75%で、桜修館は65%ほどです。いずれも塾対象の説明会で得た情報であるから信憑性は高いと思います。私立難関志望者というのは、小4から週4日、サピや日能研、四谷大塚、早稲アカなどに通う猛者連中です。のんびりと小4時期を過ごし、小5あたりになって都立中受検を思い立ち、エナや栄光などに通い始める層が、勝てる見通しがあるのか、ということです。

 小5だと、まだ通分も知らないで、分数の四則混合などまったくできないわけで、割合なんかもまだ勉強していない子がほとんどで、都立対策の塾では、テキストの一単元として少しやる程度であろう。私立受験の子たちが、早くから、進学塾大手で鍛えられているのと比較にならない。こういう私立難関志望者の知能は高く、適性特有の問題といっても、結局は、「読み解く」知能の問題であり、地頭がちがうわけで、勝ち目はないのである。こういう私立併願の天才たちでも、作文はそれほど楽ではないであろうけれど、例えば、小石川の作文は、まず課題文の読み取り、正確な読解の上に、作文が課せられるのであり、必ずしも不利ではないわけである。竹の会の今年の小石川合格の女子の作文点は、80%を超えていたけれど、実は、これが合格の決め手になっている。他の適性は、難問が出されれば、差がつかない。実は、本年富士合格者もこの作文点が80点越えであった。適性問題ではそれほど差が出ない。作文で高得点をとった者の合格する可能性が非常に高いわけである。

 竹の会では、去年の小6には、毎回の指導で作文を課してきたが、それが功を奏したといえそうである。今年の小6は、この合否を決めるかもしれない作文の提出率がよくない。夏からは、毎回2回以上は、作文練習を課すことになる。作文の書き直しをまじめにやっている小6などもほとんどいない。「A」が取れなければ取れるまで書き直すのではないですか。どうして「D」もらったらそのまま放置なんですか。

 私立併願組に限らず、こうしたライバルたちというのが、意外と作文がとれない、そいうところが、ひとつの攻めどころ、つまり対策になるということでしょう。現小6のみなさんは、作文課題をもう2週間ほど飛ばした子たちもいるようですけど、今自分が何をしなければならないのか、ということをしっかりと自覚し考えて欲しい。今年の小6は、残念ですが、一人として、合格見通しが立っていません。

 去年、小石川受検して失敗した子たちは、軒並み早稲田進学会の模試では上位に名前を載せていた子たちでしたが、正直、作文が弱かった。そして「めんどうくさいから後回し」という感情も強かったように思う。さらには、貴重な夏休みを1日4時間未満で済ませたこと、中には趣味や娯楽でほとんど勉強しないという日が何日もあったとも聞いています。これでは受からないでしょ。

 今年の小6は、去年の小6のように優秀ではありませんから、その分、驕ることもないと思いますが、勉強しないという不作為率はもっとひどいような気がします。せめて悔いのない夏を過ごしてほしいと思います。

 さて、竹の会では、9月から来年1月までに、現小4と現小3を合わせて5名の限定数ですが、募集していきたいと思っています。もちろん「渋谷A」教室対象です。是非入会試験に挑戦していただきたいと思います。小3については、「入会試験Ⅹ」、小4については、「入会試験Ⅰ」を使います。「入会試験Ⅹ」は、比較的易しい問題3題プラス、やや難問1題で構成されており、入会には小3が有利です。小4については、今後は、7月までは「入会試験Ⅹ」、9月からは「入会試験Ⅰ」を使用しますので、9月以降の入会が難しくなるかもしれません。入会試験に合格後、すぐ入会する場合は、来年1月まで「渋谷B」に通うことになります。もっともそれまでにAに空席が出ることも十分に予想されますから、実際はAに入れるのは早まると思います。

 高校受験志望の小学生については、1ないし2名の募集になるかと思います。こちらは、「新入会試験Ⅰ」の使用を予定しております。高校入試志望の小学生についても、少なくとも小6の1年間は訓練期間として必要であり、小6の9月だと、「入会試験Ⅱ」や「Ⅲ」に合格するほどの能力が必要かと思います。中1の4月入会というのは、想定しておりません。余程の天才なら別ですが。

 小5の末段階で、竹の会の入会試験ⅠでA合格をとれても合否の予測は立ちません。入会後の伸び次第です。たとえば、27年富士合格者は、小5の12月A合格入会でしたが、その後の伸びは驚異的なものでした。この時期以降にA合格をとれないのはそもそもの知能がないと判断できますが、もしとれてもその中から合格者が出るかは、予測不能で、伸びていく子が出る可能性はあるということです。もし、この伸びていく子が、もう1年早く竹の会に来ていれば、もちろんさらに上のたとえば、小石川や桜修館の受検もありました。わたしはこの富士合格者に、「小石川は無理だから止めて、富士にしなさい。富士なら合格する」と志望校を変更させました。そういえば、25年に桜修館合格の男子も、小石川は無理だけど桜修館なら受かる、と言ったのでした。彼は、このわたしの言葉が気に入らず、小6の11月に竹の会を止めました。その時に受検も止めるといったのですけれど、桜修館を受けていました。わたしの予言通りになったわけです。今年、小石川に落ちた子たちも、両国にしていれば全員合格したと思いますが、小石川しか頭になかった子たち(親も含めて)でしたから、そういう高校入試の際には後がないからやる、「落ちる」から変えろ、ということは言わなかったのです。

 実際に、小4から竹の会に通わせていれば、小4がいちばんいい時期だということがわかってもらえるはずです。わたしがとても残念なのは、この小4の時期に、それなりに優秀な子たちが、大手に行ってしまうことです。それなりに優秀な子たちも大手に行けばさしたる効果も得られぬままに終わることは目に見えています。それどころか、この貴重な時期に、思考力を培うということをしてこなかったつけは大きく、小5を凡庸に過ごすことになる、いわゆるバカにする過程に身を投じてしまうことになるでしょう。これは、それなりに優秀な子の話しです。つまり、どんなに優秀な子でも大手のテキストと授業、人柄のいい学生講師、楽しい教室、そういうところで能力を削ぐことになる、わたしはそう思います。これが、優秀でもない子ならもはや悲惨としか言えない。

 それなりに優秀というのは、学校の通知表で、「よくできる」が、8割以上ある子のことです。このレベルの子が大手で潰されると言っているのです。世の中には天才がいます。この天才というのは、「よくできる」では測れない、知能の高い子たちのことです。こういう子は、大手であろうが、どこへ行こうが、できるのです。小石川が東大合格数が増えたのは、天才が集まったからです。別に、小石川の教育法がよかったからでもなんでもないと思います。どこの学校も天才に来てもらいたい、天才を集めたい、というのが本音です。よく予備校の講師が、できない子を東大に合格させたなどと言っていますが、あんなのは話し半分に聞いていれば十分です。できない子を教育して東大などという与太話を信じたくなるのが、できない子の親の心情でしょうが現実にはそんな話しはないと思います。サピで受かるのではなくて、サピに天才が集まって、その天才が受かっただけのことです。竹の会は、それなりにできる子を鍛えて天才と競わせることまではできる考えています。ちなみに、入会試験に落ちるレベルの子たちを今は指導しないと決めています。そういう子でも竹の会ならそういう子たちを普通レベルにはもっていけると思います。しかし、今はそういう仕事はしていないということです。

 それなりにできる子でも竹の会に来ていなければ受からなかった、わたしはそう思っています。大手では、それなりにできる子は確実に潰されます。使いものにならなくなります。授業とテキスト、それに学生講師という旧体制では、確実に、バカになるしかないのです。

 竹の会は、思考を育てる指導法を完成させました。竹の会の指導の核となるのは、わたしの苦心の作品、レジュメです。このレジュメそのものも一人歩きし、わたしの想定しない効果を引き起こしています。ただし、わたしの指導も核のひとつであることは否定しないでしょう。竹の会の子どもたちは、わたしの指導の手順にしたがい、きちんと進めて行けば、それが思考を培うことになっているということを自然と悟るはずです。わたしが長い試練と試行を重ねて作り上げてきた、究極の指導法です。今では揺るぎない、能力開発の手順が完成しております。ただし、わたしのこの指導の手順に適うのは、小4の1月までに、「入会試験Ⅰ」でA合格をとった子たちに限られます。それ以降のA合格者には、さきほども申しましたとおり、玉石混合率がそれなりに高いと認識しております。つまり、ダメな子も含まれている。しかし、玉もいる、そういうことです。

 竹の会のわたしの指導法には、大手にありがちな無駄、遊びがない。子どもたちひとりひとりの理解の過程を常に指導の度にチェックしていくからです。レジュメは一問一答式にチェックしていきますから、今子どもたちが何を理解していないか、理解したかがリアルタイムでわたしにはわかっています。中学生で全く提出してこない生徒がいますが、危険水域です。こういうことがわたしにはいつも把握できています。課題はいろいろ出しますが、これをきちんとやり遂げること、解き直しにこだわること、これも思考形成には欠かせません。

 さて、こうしてわたしは今東京の小学3年、4年を真剣に募集したいと思っています。是非このブログに出会ったみなさまが竹の会の定番の入会試験にチャレンジしてくださることを願っております。

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