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最低でも都立戸山/小石川中等・桜修館受検成功の秘訣/結局子どもをダメにする親の浅はかな認識と行動

2017.06.25

 おはようございます。久しぶりのブログの更新です。本日は午前中雨、午後にはいったん止み、夕刻(7時ごろ)にはまた降り出す、という予報が出ております。傘は必須のようです。食あたりをきっかけにした血液検査に予測していたとおりの結果が示され愕然としたのはほぼ2週間前のことでした。膝を痛めたこともありましたが、「渋谷B」で忙しくなると歩かなくなった、夏の日程もびっしりと組まれ、不安を抱えたままの船出です。代謝を促すことがまず健康回復には一番とわかっているのですが、毎朝6時起床でとにかく2時間は歩くということを課さねばなりますまい。

 6月も25日、もうすぐに7月です。夏期指導の申込は6月限りです。再度ご注意を喚起しておきます。去年の夏には「すでに申込をすませた」と勘違いされた方が2名ほどいましたが、そういうこともあろうかと、未だ申し込まれていない方には注意喚起メールをするようにしたいと思います。

 漢検の結果が先日ウェブでありました。次回実施をするかどうか迷いましたが、10月28日(土)にいちおう実施の方向で受検者を募ってみようと思います。正直、今は学校で実施するところも多く、しかも学校では無料で受けられるとも聞いておりましたので、受検者がほとんどいない状況であえて竹の会でやる意味もないのか、と思いまして、いろいろと煩わしい手続きから解放されればとの思いもあり、漢検準会場指定を返上するタイミングを見計らってきましたが、熱心な子たちを見ていると後1回だけと思いやってきたのが真実です。漢検実施には10名以上の受検者が必要で、実施にともなう諸経費として二千円にも満たない事務費が支給されますが、時間とコストを考えると実施のメリットは何もありません。ただ漢検が子どもたちの学力のプラスになるという思いから申込があれば実施するしかないというのが本音です。

 小6のみなさんはいよいよ7月突入ということでここは是非勉強ファーストの生活姿勢を貫いていただきたいと願っております。よく勘違いされている親御さんというのがいるのですが、夏にだらだら過ごしても秋から頑張れば取り戻せると考えているのです。特に、能力の高い子をもつ親御さんに見られる傾向です。子の高い能力を期待もふくめて信じているわけです。しかし、現実には、期待通りになった例しがない。特に、小石川や桜修館、両国ではそうでしょ。白鷗や富士だとそれほど能力が高いというわけではなく夏しっかりと勉強したというわけでもないのに受かった例があります。ただこの例にはある共通点がありましていずれも作文の評価が高い子たちであったことです。実は都立中は作文ができる子が受かる蓋然性が高いのです。作文で高得点をとる子は受かる。それから過去の合格者を振り返ってみますと、早稲田進学会の模試に一度でも名前を載せた子は受かる蓋然性が高い。過去名前を載せたことのない子が受かった例は富士に1名だけあります。ただこの子は本番で作文が100点満点の85点とっています。やはり作文ができているのです。逆に、早稲田進学会の模試に何度も名前を載せていながら落ちた例もありました。原因は、2つあります。まず作文で失敗したというケースです。あと1つは、難問に対応できなかったケースです。両方ということもあります。適性検査試験の恐いところは実はこの2つです。作文が書けないか、難問が解けないか、この2点です。普段の指導で難問に合格はんこがとれない子というのは落ちる蓋然性が高いのです。また作文が書けない子は確実に落ちます。難問が解けないというのには、2つほど内実が分けられる。1つは、能力的に届かない子です。もう1つは、頭は悪くはないけれどその時には難問がとけなかったという子です。後者の場合、たいていは勉強量が足りません。頭がいい子ほどほどほどの勉強量で済ます傾向が強く、つまりは努力を惜しむという甘い認識が怠惰へと結びつき、難問の解けない脳を自ら作り上げていることが多いのです。

 夏の1日の勉強時間は最低でも7時間です。だらだらとした時間を入れないで、純粋に勉強に集中しての7時間です。夏の指導は1日7時間ありますが、遅刻してくる人や指導時間中に勉強に集中しない時間を入れることはできません。実働7時間の勉強です。実家帰省で勉強できない日があればそれは仕方ありませんが、そのために1週間潰すとしたらその損失ははかりしれないと思います。よく帰省先でも勉強していたという子がいますが、それが意味のないことはその後の指導の進捗の状況を見ればすぐわかります。勉強の中断がもたらす損失はあまりにも甚大で過去の不合格者の共通点はここにあるのです。習い事、稽古事で勉強を中断する子たちの末路はいつも同じです。中断ほど恐ろしいものはない。

 ◎結局子どもをダメにする親の判断と選択

 進学塾型の大手に通う子たちの悩みは「落ちこぼれていく」現実であるのは昔から変わらない。公立一貫校型塾の大手に通う子たちはバカ放牧に等しい。まず通知表の「よくできる」が8割どころか6割にも満たないのに受検するなどという子たちが大量に集まっていることからおかしい。親のなかには「内申が悪いのは担任がよくないからだ」と公言してはばからない親も多い。子の負の面は軽く見て確実性のないことばかりプラスに見て受かると信じる親があまりにも多い。竹の会の入会試験に合格できないで、仮合格(小4早期かつ6問中2問正解)もらって入会しても「小石川にいく」という信念で動いている親もいた。小石川はもって生まれた才能がなければまず受からないと思う。小石川受検者の80%が私立難関中の受験者というデータが出ている。桜修館にしてもこの事情は変わらない。かつてのように塾に行ったこともない子たちが小6から勉強して受かったなどいう牧歌的な状況には既にしてない。私立中学受験の家庭が都立中受検の家庭のように長閑な生活、甘い認識など一切ないのは周知のことではないか。都立中受検者はこれまでに考えたこともない勉強一途な家庭を好むと好まざる敵にしている、その認識がないのである。サピや早稲アカどで高い偏差値をとる子たちが受検しているという現実を直視しないで勝つことなどできない相談である。

 大手塾の、大手の講師の、美味しい話しにすぐ騙されるバカ親が多すぎる。人間は欲望がからむと陸な判断はしなくなる。「うしろ向きな真実よりも、前向きなウソが好きな」親ばかりである。わたしが「小石川は無理です」という判断をしても嫌われる、それで「がんぱれば受かります」などという前向きなウソに飛びつく。要するに、明るい未来を語るウソが好きなのである。人間というのは普段偉そうなことを言っていても結局好きか嫌いかで動いているのが本当のところではないか。わたしは事実を正直に語る、つまり「後ろ向きの真実」ばかり言うから嫌われる。「あなたのお子さんは能力がない」と言われて喜ぶ親はまずいない。「がんばれば受かります」という「前向きなウソ」だとすぐ信じる。わたしが「指導は無理です」と退塾を促す、つまり「後ろ向きの真実」を告げると、たいていは気分を害する。「A合格してないと小石川は難しい」という「後ろ向きの真実」にはかなり敏感に反応し「だったらいてもしかたない」と退塾した親がいた。要するに、自分の子どもには、真っ赤なウソでも「前向き」のことを言ってほしいのが親である。だから、大手は平気で実現することもないウソを言う。そして親はそのウソが好きなのである。ウソでもいいからいいことを言われて子どもを預けてカネを貢ぐ。だからバカ親である。

 ウソを言うのはさしたる指導の方法、いや内実がないということに気がつかない。駅前には必ずあるという大手の教室には近くて便利で安心というどうでもいい理由で子どもを預けるバカ親がいくらでもいる。問題なのは親というものが「前向きなウソ」が好きな生き物であるということである。前提がウソなのである。ただそれは親が望んだウソである。自分の子どもの能力を信じたい親心である。そもそもがバカを教えることなどできないのである。授業なんかやっても意味もない。テキストもらってそれだけで受かると思っているほどに前向きなバカである。学生講師の調子のいい機嫌取りにも気をよくして喜んでいるのが親である。「前向きなウソ」の好きな親の末路はさてどんなものか。

 

 

 

 

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