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中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

最低でも都立戸山/桜修館、小石川への道/バカの鋳型

2016.07.24

 おはようございます。今日は夏日になるそうですが、朝は爽やかな、肌に心地よい空気が吹き抜けています。さて、本日は、渋谷Aの指導日です。7月最後の通常指導となります。もう学校は夏休みに入っていますけど、竹の会では、渋谷教室になってから、夏の指導の在り方を効果優先で考え、修正を重ね、結果今年も8月に7時間という長時間指導を適宜な回数、負担のかからない、家庭での学習を見込んでの回数として組みました。去年も一昨年も「渋谷A」は12回を組みましたが、やはり家庭学習で差が出たと思います。特に、小石川や桜修館では、1日7時間は必須でこれが果たせなければ不合格もやむを得ないと思います。それにしても、今年の小6は、今年受検した竹の会では「できない」子たちに分類された子たちに比べても、こなしたレジュメが少なすぎます。早くからいる子も2人はいるのですが、こなした絶対量が少ない。能力的に進まないとか、勉強量不足で進めないとか、さらには、よくこなすけれども正解率が低すぎるとか、わたしにはさっぱり見通しがもてない。これはもう正直に言うしかない。

 実は、この4月から7月までなぜか小5ばかりが問い合わせてくる。たいていは小4の1年間大手に通っていたという子です。ときには小6もいますけど、さすがに小6では遅すぎる。といっても今年の小6の中の2人は、小5末、小6になってすぐという子たちもいます。やはり時間的に後手後手になっていますから、かなり無理がある。いや小6でも絶対的に遅いというわけではない。25年白鷗合格者は小6の9月入会だし、同年の小石川合格者も小5の3月開始だった。先日も触れましたが、渋谷教室というのは4年間は生徒が集まらなかった。だから小6でも受け入れる余裕があったわけです。

 さて小5についてですが、渋谷Aの小5の規定数はすでに満ちており、新たに募集することはありません。今後は、渋谷Bでの受け入れ可否を考えるということですが、とにかく入会試験に合格しなければ、受け入れは難しい、と思います。実は、このところ「入会試験Ⅰ」の不合格者が続出しています。親御さんには、不合格でも受け入れてもらえるのではないか、という期待をされる方もいますが、それはない。渋谷Bからも合格者を出すためにも入会試験の合格者に限ります。ただし、高校入試目的のための小5については、不合格でも最近受け入れましたが、今後はその特例もありません。

 渋谷Aについては、来年の1月末で卒業する小6や中3の空席が出ます。そこでそれまでの間、入会試験合格者については、渋谷A移転前提で、渋谷Bで指導する場合を考えております。また、渋谷Bに通う小5についても、著しい能力開花を見せた者については、渋谷Aへの移転の可能性も残しておきたいと思います。

 何度も申しますが、というのは小5の問い合わせばかりがきますので、何度も言うのですが、竹の会では、小3ないし小4を来年の2月指導開始生として募集しております。小6はもちろん小5も募集はしておりません。

 小4から大手に通わせた親御さんが、小5になって不安をもつというパターンが多いように思いますが、小4、小5と通わせて、小6になって、なにかおかしいと思い始める親御さんもいます。これは遅きに失すると思います。よくわたしは言うのですけれど、大手というのは、小4や小5の段階では、実に巧みに親の不満が出ないように仕組んであると思います。テキストはとにかく平易です。ですから、ちょっと気の利いた子なら1番、2番とかとるでしょう。しかし、ぬるま湯の中の1番です。そういうレベルの子たちが竹の会にきて、竹の会の算数のレジュメでもやらせてみれば全くできないということは目に見えています。

 そもそも大手にやること自体が失敗なのです。子どもをバカの鋳型に入れて、バカの型に造りあげ、大量生産する、これが大手です。いや地元塾も同じ穴の狢です。お仕着せのテキスト、それは画一化された、平易な、例えば、割合も一項目として2ページとか4ページ、触り程度にやるだけの、まさにバカシステムの必須アイテムなのです。それを集団式の横並び方式で一斉に授業する。講師はもちろん学生です。中には、もしかしたらですけれど、たぶんひとりもいないと思いますが、慶應理工の天才学生もいるかもしれないが、たいていは、マーチの文系学生ばかりでしょ。つまり、数学なんかやったこともないアホ学生です。中には数学で受験したという学生もいるかもしれない。しかし、そういう学生は私立中受験のためのクラスを担当することになるでしょ。まあ、とにかく算数はど素人の学生ばかりです。適性類似問題を編集したテキストなら算数もいらないでしょうから問題ないし、学生は予め読んできた解説虎の巻の通りに授業していればそれでカネになるわけです。あとは人柄のいい、子どもたちに受けのいい講師を装えばそれで親も子も大満足なわけです。

 こういうところにただの感情を根拠にして我が子を放り込むのが昨今の親です。わたしは塾をもう30年以上もやってきた人間ですから、塾の裏はよく知っています。金儲けとしてしか考えていないのは、医師や弁護士と全く同じです。わたしは現代の塾のやりかたを否定する人間です。これまでも多くのバカ親たちから胡散臭い目で見られて、一蹴されてきました。そういうバカ親たちが大手に行って成功したのかどうかは知らないけれど、わたしにはどうでもいいのですけれど、理性的に考えてうまくいくはずがないのです。

 わたしのやりかた、竹の会の方法を、自らの目で確かめて、信頼されて、支持された、親御さんたちが、竹の会にお子さんを預けてくれました。わたしは、そういう親御さんたちに誇張も虚飾もない、赤裸々な、わたしの指導をするだけです。ただし、決して手抜きなどはしませんし、できないことをできるなどとは言いません。できないときは、できないので、どうか退塾してください、と言います。しかし、お預かりしたお子さんについては、ひとりひとり徹底的に見つめて、手を講じると思います。でもそれでもだめなときはダメだと正直に言います。金儲けする塾なら決して退塾なんかさせないでしょう。なんとかして引き留める、そういうことしか頭にないはずです。だからかもしれません、竹の会ではこの4年間生徒がいなくてガラガラでしたからね。大手大好きの親がもういっぱいですから、とても竹の会なんかには勝ち目はないですね。

 こんな偏屈な、やせ我慢して、でも我慢できなかったのですが、退塾を連発してきた塾ですけど、それでもわたしの「草枕」に遭遇された親御さんの中には、わたしの思いに共感してくださる親御さんもポツポツと出てきました。ありがたいことです。お問い合わせいただいた皆様には誠心誠意をもって対応しております。

 小3、小4のみなさんが、竹の会という塾に、もう限りある塾なのですが、それはわたしの体力のもつ限りという意味ですが、今あるうちに、出会う幸運に遇われることを祈ってやみません。

 

 

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