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中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

最低でも都立戸山/都立桜修館という選択/できない子の芽を摘む親の愚行/ブレないというタフな精神

2016.06.21

 指導準備を最優先しています。「草枕」最優先は当分の間無理のようです。今日は朝から免許更新で新宿の都庁に行ってまいりました。免許は、大型自動車、中型自動車、大型自動二輪を持っています。自動二輪は高校2年生のとき、大型免許は18歳、卒業のときに取りました。大型自動車は、大学に入る前に、いすゞの6トン車(ボンネット型)について東京横浜間を毎日転がした経験があります。つまり、まったくの素人ではありません。九州大学時代は、ほとんどの級友が家庭教師などのアルバイトをする中、大型トラックを運転する、高額アルバイトをしていました。道路工事の会社でアスファルトを運搬する仕事でしたが、現場監督が、わたしの運転ぶりを見て、「学生さん、あんた本職のごとある」とあきれていました。

 実はこのところやや腐っております。どうも入会試験を受けに来られる方、みな人柄はいい人ばかり、また子どもさんも素直そうな子ばかりなのですが、件の「入会試験Ⅰ」で、合格をとれる子というのが、ほとんどいないのです。少なくとも小4であれば、第1問と第2問で合格判定を出しているのですが、特に、第1問が全くといってできない。考えてみれば、現在の「入会試験Ⅰ」の第1問から第3問は、小3を対象にしていたはずです。今年九段に受かった女子が、この初期試験を小3の12月のときに受けています。このとき、第1問と第2問を解いて、合格判定を取りました。この合格判定が、本番の合格判定としての意味を持つことを実証したのです。この初期試験を適用したのは、2013年の1月までであったと記憶しております。ちょうど1月に合格したのが、2015年に桜修館に合格した女子でした。彼女は小4の1月受験でした。竹の会の入会試験Ⅰは、小4の1月までに受験する限り、本番の合否を正確に予想することが可能なほどに完成度の高いものです。

 竹の会の入会試験Ⅰに小5で合格しても、必ずしも合格を占うことはできません。過去の実証例では、合格者もいたけれど不合格者もいた。もし小6の前後に合格だと、どうか。必ずしも手遅れということもないけれど、結局地頭しだいということになる。

 現在では、竹の会の入会試験は、4種類が用意されています。小3を対象とした「入会試験Ⅹ」、小4ないし小5を対象にした「入会試験Ⅰ」、ほかに小6後期、中1を対象にした「入会試験Ⅱ」「入会試験Ⅲ」があります。

 ※入会試験Ⅰの判定 全6問構成

  S合格 全問正解/ A合格 5問正解/ 合格 4問正解/ 準合格 3問正解

  注 準合格も、原則入会を許可しています。今年の白鷗、富士合格者は準合格からの快挙でした。

  注 入会試験合格後、当日を含めて3日以内に申し込む必要があります。申込は申込書の提出及び入会金のお支払い時に確定します。

    申込書を提出しないで、電話等で申込をしたいのだが、と言いつつ、日曜だけとか、見学を条件にするとか、1か月後からとか、いろいろ条件をつけて、先延ばしすることは、認められません。

  注 入会試験の再試験は不可能です。偏差値試験ではありません。知能テストに近いからです。

 ◎トップ都立高校にほんとうに行く気があるのか

  日比谷、西、戸山にしても、だれでも行けるところではない。もって生まれた天賦の才がなければこういうところに行くことはできない。どういうタイプの子が行けるのか。これは、ブレのない子である。精神的に弱い、したがって勉強にブレのある子というのは、結局うまくいかない。ブレがないというのは、雨の日も風の日もただ黙々とあたりまえのように勉強をする子、そういう子しか手にすることのできない、域である。飽きっぽい性格、いつも何か刺激を求めている、そういう子には、決して手にすることのできないものである。ブレというのは、自らの生活態度が作ってゆく生活姿勢にほかならない。

 なにやかやと弱音ばかり吐いて、言い訳ばかり言う子というのは、決して成功することのない子たちである。暑いからと勉強しない、遠足で疲れて勉強なんかできない、勉強しない、できなかった言い訳ばかり言う生徒というのは、普段の日常生活において、不断に精神をブレさせることをやってきているのであり、ブレてあたりまえの人たちである。

 ところで、竹の会の中1のみなさんの中には、未だ、正負の数の計算、文字式の計算が、自己流のため、正答率が低い生徒がいますが、まず、解説レジュメの解き方の通りに計算が運べていないのなら、そこのところから修正してほしいと思います。自己流の計算法をとらないください。たとえ答が合っていてもそれでは伸びません。

 基礎的なことをやり直しができるのは、今、そして夏休みまでです。できていなければ先を急いでもしかたない。とにかくできない子というのは、自己流をやるからできない。わたしのやりかたを真似してほしい。

◎竹の会の中学生は、澱みに慣れてはいけない

 流れる清流のように勉強を進めていかなければならない。なかなかレジュメを出してこない、出さなくなったら、これは澱んでいるということである。澱みは受験失敗につながる。第一志望を受験できなくなる。わたしがなかなか戻ってこないレジュメにイライラするようになったら、末期は近い。今年の文京合格者が、数学のレジュメで澱み、そのために理科、社会でも澱み、志望校を下げることになったこと、26年駒場合格者も数学で澱み、理科、社会で澱み、志望校を下げることになったこと、すべて澱みからきたことである。

 今、正負の数の計算が、完全でないことを澱みという。文字式の理解が不完全なことを澱みという。英語のルールがなかなか完璧にならない、これも澱みである。勉強道を志したのなら、清流の如く流れなければならない。滞ることはそのままに破滅を意味する。勉強道というのは常に清流の如くに流れる道であることが求められている。

 1日5時間の勉強ができていないのなら、都立日比谷、西などと言わないでほしい。

 これは、小6受検生も同じで、1日5時間の勉強もできない子が、倍率8倍を突破できるはずもないのである。3時間でお茶を濁す子なら、腐るほどいる。その腐るほどいる中の一人であるのなら、8倍を突破できるなどという図々しいことは考えないことだ。

 ◎巷のバカ塾に入れて、バカを真のバカにしてしまうバカ親増殖

  既存の塾にはわたしはいいイメージというものをもったことがない。よく竹の会に漂流してきた、夥しい数の親子からこれまでの塾歴の過程を聞いてきた。竹の会にたどり着くというのであるから、よほどあちこちの塾を漂流し、いやいや中には辛抱強く1年、2年と通ったという親子もいたけれど、どうしてまともに計算もできない、平均的な割合の問題には手も足も出ない、そういうことになるのか、わたしはにさっぱりわからない。そもそもその通っていたという塾が、それほどまでに成果が上がっていないのに、どうして2年も3年も引き留めていられのか、逆に留まっていられるのか、わたしはだから塾の良心というものを疑うのである。わたしが、わたしには無理だと退塾をできるだ早期にお願いすると、親はたいてい自分の子がダメだしされたと腹を立て、気を悪くする。逆ギレするわけである。巷の塾長のように、できないのは、能力ではなくて、やる気という精神の問題にしてしまい、やる気がでるまで待つとか、がんばれとか言って引き留めるのには、親は気を悪くはしない。自分の子はバカではなくてただやる気がない、本気を出していないだけだ、と言われて納得するのが、世の親の常である。

 バカ塾に入れたらお仕舞いである。第一巻の終わりである。しかし、親にはその認識はまるでない。バカ塾とはどんな塾か。既製の塾はたいていバカ塾である。既製品としてのテキストを使い、個人指導にしても、集団授業にしてもその画一化されたテキストにしたがって、知識を教える、そういう塾に、それほど頭のよくない子どもを放り込んだら、第一巻の終わりと言っている。テキストが「わからない」、それで説明を受ける、授業を受ける、ノートに写す、そういうことを1年やってどれだけ成果があるのか、とわたしは言っている。そもそもがその画一化されたテキストが「わからない」と言う子には、かかる塾は害悪である。またもし大手のように画一化されたテキストが易しすぎてみな「わかる」というのであれば、そういう子たち全員にとってかかる塾は害悪である。

 つまり、知の発見、教育がおよそない塾は害悪である。子どもたちの知のきっかけは、画一化された目次、項目と知識を進めていくのでは到底得られることはない。この知の発見は、対面式の、一対一の真剣勝負の向き合いからこそ見つけられることである。そして一枚一枚のレジュメという試験紙が子どもの知の片鱗、欠片を感知する。レジュメの難易、ありようを工夫調整することで、子どもの知を操作することも可能になる。

 バカ塾で成功するのは、元々の頭のいい子だけである。これは真理である。塾に行けばなんとかなる、行かないよりはいい程度の認識が、子を取り返しのつかないバカにしてしまう。大手には、バカな子を教えられない。そのノウハウもない。もちろん竹の会でも、バカを指導するには限界があることは承知している。だから、できないときは「できない」と正直にお断りしている。

 ◎竹の会の有償テキストのバックアップシステム

  竹の会では、このテキストはやったほうがいい、というとき、有償にて購入してもらい、竹の会で、指導において、バックアップするということをやることがあります。

  現在、入会時に、「教養のための理科 基礎編」を購入することをお勧めしております。このテキストについては、竹の会でこのテキストに準拠した問題レジュメを作り、それに家庭学習で取り組んでもらい、提出、添削、参考答案とともに返却するというサービスを実施しております。このサービスが始まったのが、2013年の2月あたりでしたでしょうか。3年を経てようやくもうすぐ完結というところまで参りました。

 竹の会では、この夏に中学生に向けてもこの有償テキストのバックアップシステムを採り入れた指導を始めました。わたしがこのテキストはいい、というのものを選び、希望者に購入していただくこととしました。テキストについては、バックアップレジュメを製作配付します。ご期待ください。

 

 

 

 

 

 

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