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竹の会から都立進学指導重点校をめざす~悔いのない高校入試のための勉強を

2016.02.27

  おはようございます。2月27日になりました。2月という月は短い。しかし、実際は、もっと短いように感じられます。思えば、2月3日、6日、9日、10日、24日と心の安まる日がありませんでした。我が家は2月から家族全員が6時30分起きで寝るのが遅いこともあって慢性的な睡眠不調に陥ってしまいました。試験から発表まではなかなか寝つかれずまだ暗いうちに目覚めるということがよくありました。子どもたちが思い通りに動いてくれないことのストレスはかなりに蓄積されていたと思います。特に、中学生になるとなかなか素直に指示に従えない子もいます。そうなると本番の懸念も尽きない。子どもたちが自分でよかれとわたしの指示を流しているのであろうことはよくわかるけれど本番では必ずわたしの懸念した通りの結果になる。数学が足りない、英語が足りない、理科、社会が足りない、この「足りない」感がいけない。それで具体的に指示を出しても、順わない、となると打つ手がない。

 小学生になると、幼すぎて、なかなか自分を律して勉強一筋などという子はいない。もっとも大手進学教室、たとえば、サピックス、日能研などのトップにいる子たちなら別であろうか。公立中高一貫校のみをめざすという子たちは、総じて親も子も勉強に対する認識が緩い、甘いというしかない。頻繁に私的事情で勉強しない日が多いとか、様々な大義名分が罷り通る、そういうことをするのは、私立難関受験者にはない。それだけ、「それでもなんとかなる」と思っている分、甘いということです。

 かつて中学生の勉強時間というものについて、問題にしたことがありましたけど、二十数年前の公立中学では、たいてい1学年180人前後いましたが、その中で1番をとるほどの子というのは、1日最低でも5時間は勉強していたと思います。公立中というのは、1日に5時間でも7時間でも勉強する子がいたかと思うと、毎日ゼロ時間という多数の子がいたり、するところです。後者の子の中には、部活で疲れて帰ってくると食べるとすぐ寝るというのやら、テレビを見たりゲームをしたり漫画を読んだりボヤンとしたりとだらしない生活を流されるように送る子たちがいっぱいいます。公立中というところはそういうところです。勉強する者としない者が二分されている。最初から勉強は関係ないという子たちばかりでそういう子たちが授業の妨げになる。妨害をする。好き勝手におしゃべりして授業中先生の声がほとんど聞こえない。だから公立中は、一部の上昇志向の高い生徒たちだけが、まじめに勉強している、そういうところです。

 さて、新中1のみなさんは、これから日比谷なり、西なり、戸山なりをめざして勉強していくこととなるのですが、中学いうのは、学校を信じて勉強していけば志望の高校に合格できるという体制にはなっていない、ということをまず知っておかねばなりません。

 学校の授業では高校受験はできない、ということです。その前に、小学でまず思考力を培い、勉強に対する姿勢、勉強のスタンスがついていなければ問題にならないでしょう。小学のときから勉強する習慣というものをつけていなければだめです。

 その上で、各科目について、特に、英語について注意しておかねばなりません。

 英語は、中学になる前の2か月が勝負です。もちろんこれまで英語というものをほとんどやってこなかった子たちについてです。この2か月の過ごし方で、その後の中学3年間の英語が決まると言っても過言ではない。中1の最初の定期テストというのは、90点以上とる子が続出するレベルです。しかし、夏が終わって、9月、10月にある定期テストはまさに英語らしいテストです。ここで半分が50点もとれない。最初が易しすぎて夏もなにもやらないとこうなる。それからどんどん脱落していきます。英語というのは、継続的な勉強習慣が必須ですからそういう習慣のない者はどんどん脱落していく。中3になって都立の共通問題で50点もとれないことになる。あれはまじめにやった子なら100点でもとれる内容ですよ。

 英語というのは、例えば、中2になって、「わたしは英語が苦手」などと言っている生徒が、得意になることは永久にない、そういう科目です。

 数学は、中2までに学ぶ内容は、少なくとも中2の夏休みに入る前までに終わらせていなければならない。夏からは中3の数学に入らなければ入試には間に合わない。これは英語も同じで、関係代名詞などは中2の1学期までにマスターし、夏には英文解釈に没頭しなければ中3になってとても難しい英語長文を15分そこそこで読み解くなどのことはできない。

 リスニング対策には、NHKの基礎英語で十分である。

 国語は、まず漢検は2級を中2までにとっておくのが望ましい。英検準2級までは竹の会のノルマをこなしていれば当然に受かるでしょう。問題は、読解であるけれど、わたしのお薦めは、中1のときに、教科書会社に行って、中2,中3の国語教科書を買って、読み込むことである。とにかく毎日でも「読む」ことである。語学上達の秘訣は、英語も同じ、国語も同じ、毎日読み続けることです。音読もいい。同じ論説文を10回読み込む。

 中3になったら、高校用の論説文ばかり集めた本を買って読めばいい。

 理科と社会は、普段はミクロの視点からこまめにノートにまとめてみることである。将来、中3になって、マクロの視点から勉強するのに役に立つように、しっかりと項目を分け、タイトルを書き、教科書や参考書の参照ページを書きこんでおく。今は、便利なまとめものの参考書もあるけれど、そういうのを軸にしてはならない。あくまでもまとめる際の参考にするだけでいい。

 理科、社会は、竹の会では、指定のテキストを渡して、中2が終わるまでに7回まわすことが義務とされている。これを流した生徒は中3になって、理社で苦しむことになる。

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