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竹の会で受験に成功する条件 高校受験・公立中高一貫校受検

2016.02.13

 おはようございます。今日は一日曇り、もしかしたら一時雨が降るかもしれません。どんよりとした比較的気温の高い日らしいです。

 もうすぐ高校受験ですが、正直不安がぬぐえない日々です。公立中高一貫校の受検もふくめて今年はわたしの心の奥底にどうしても打ち消し得ない不安が燻り続けてきました。27年の桜修館の合格者のときの不安は漠然としたもの、しかしそれを打ち消すだけの十分な根拠に満ちていた。「これだけわたしの指示を実行してきた子が落ちるはずはない」という固い信念、それは確信に近いものであったと思う。やはりあそこまでやりきる子というのは希有な存在であったのだということが今年はよくわかった。ぬぐい去れない不安は、わたしの思い通りにやらない、指示通りに動かない子たちのもたらすストレスの集積であることはわかっています。

 小学生の場合は、まだ幼いこともあり、覚悟というものがない分、勉強にも責任がない。親の勝手な行動がこれに拍車をかけるということもしばしばである。失敗する子の家庭は平気で勉強を犠牲にする行動をとるものです。

 何が足りないか、足りなかったか、と言えば、ずばり家庭における勉強時間の絶対的不足でした。1日お休みの日があってもせいぜい3時間というのはどうしたものか。いや夏休みもそうだが、いちばん時間のあった小6の1学期のことである。この時期にまだ時間があると考えたのかどうかは知りませんが、なにかと勉強をしない、犠牲にした行動をとる、とってきたということです。親の判断もあるのでしょう。子の強い希望でもあるのかもしれない。様々な習い事、稽古事で勉強は先送りされる。課題提出は2週間も3週間も先送りされ、2か月経って思い出したように出してくる。落ちる原因は自分たちで作り出している、そういうことです。

 試験が近づくと真剣になる、それは結構ですが、それではまったくの凡人です。凡人は成功とは無縁です。

 さて、高校受験に関してです。小学生とちがい中学生には自分の意思というものがある。それで親の意見などまず耳を貸さない。自立心旺盛なのは結構なことですが、それが失敗の原因にもなる。中学生で失敗する子というのは、自分のやりかたにばかりこだわり、他人の意見にしたがわいない生徒です。実は、受験というのは、素直な子ほど受かりやすいのです。

 わたしの不安がぬぐい去れない、打ち消すだけの根拠を持たないのは、わたしの指示通りに動いてくれなかった、そういう思いがあるからなのであろうと、漠然と思っています。「入試英語指導案」は、7回どころか50回でも解き直しが必要でした。しかし、1回だけというのは、あるいは、定期テストのためにとうとうやれなかったというのはどうしたことでしょうか。

 特に、中3になると内申をとるためにと定期テスト前3週間あたりからテスト勉強をするわけです。しかし、このため受験勉強はそういう合間を縫ってしかできない。去年戸山に合格した男子生徒については、そういうことを親御さんもふくめて話し合い、定期テストよりも受験勉強を優先させるということで折り合いがつき、実際にもテスト直前2日前くらいしか、塾でそのための勉強をするということはなかったのです。私立の過去問も時間を計ってよく実践形式で練習した。そういう時間がとれたわけです。ことしの中3はテスト3週間前からもうそれにかかりきりで、受験勉強は一切しない、こういうわけで受験は後手後手に回ってきました。

 手が打てないいらいらが募ると、どうしても不安は燻り続ける。理科、社会に苦しんできた生徒は、月・金も通い理社のチェックを重ねているけれど、なかなかわたしの不安解消とまではいかない。

 竹の会で高校受験を成功させるには、条件があります。わたしの思い通りに動かなければならない。指示に素直にしたがい確実に実行しなければならない、それだけです。定期テストのためと称してテスト勉強をテスト前3週間から始める、それは結構なことです、が、それを中3になってやったら受験は終わりです。原則塾でテスト勉強はやらない、家ですませる、ことです。塾は休まない、これも成功の秘訣です。

 今年は、テスト勉強をするという生徒にあえてわたしは反対しないで、思い通りにやらせました。それは自分に強いこだわりを持つ子にはわたしの意見などただの妨害にしか感じられないだろうという判断があったからです。受験の理科も社会も数学もすべてそのときはお休みでした。トータルすれば少なくとも9週間から12週間お休みしたことになります。

 これから竹の会で高校受験をめざして勉強していく中学生のみなさんは、高校入試というのは、中学の2年と10か月をひとつの期間として戦略的に勉強に取り組まなければならない、ということをしっかりと自覚しなければなりません。

 少なくとも、中2の夏休み前までに中2までの履修事項を終わらせること、そして中2の夏休みには、中3の数学、英文解釈に入れること、です。さらに、高校入試のための理科、社会の勉強には中2の8月から取り組み中2の終わる3月までには完成させておかなければならない。ところが、この点に関するわたしの指示が真剣に了知されない、真剣味がほとんどない、それで中3になってVもぎやW合格もぎが始まる9月、40点、50点しかとれないで、わたしを落胆させる。やれない理由は、定期テスト前3週間は「やらない」、結局、9週間から12週間やらない、そういうことなのだろうと思う。どんなことがあっても中断してはならない。1時間でもいい、やらない日があってはならないのである。

 高校受験の小6は、覚悟しなければならない。中学に入学する前に、正負の数、文字式、一次方程式は終わらせておくこと、そして英単語は最低でも200語、理想は500語を覚えておくこと、そこから初めて中1のスタート地点に立つ。単語を覚えるということは、スペルを書けるということである。

 進学指導重点校は、日比谷、西、戸山、青山、八王子東、国立、立川の7校。そして、23区なら、日比谷、西、戸山、青山、この4校しかない、ここに入るほどの生徒は、そうした覚悟でこれからの中学2年と10か月を過ごす覚悟がなければ到底そういうところには入り得ないであろう。

 進学指導特別推進校

 新宿、駒場、小山台、町田、国分寺、国際の6校。

 万難を排して実行する者のみが最後に生き残る。

 

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