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竹の会のレジュメは日本のトップレベルの証明

2017.07.26

 おはようございます。今日は「渋谷A」通常指導日(水曜日程16時開始)です。すでに夏期指導に入っておりますが、変則的にこのような日程になりました。通常日程は本日が最後です。今日は雨模様です。傘について、忘れて帰る子が多く、そうなりますと次の指導日までお預かりすることとなりますが、中には全く引き取り手のない、使い捨て傘がありまして、迷惑しております。相当期間経過後は廃棄することとしますので、ご注意ください。

 ◎注意

 渋谷Bの話しです。教室内での私語、大声、奇声、大笑い、勝手に歩き回る、机にじっとしておれないなどの問題行動を認識しております。場合によっては、夏期終了の時点で退塾とします。今回は注意喚起です。

 ◎模試の成績が悪いのはなぜか

 早稲田進学会の模試の結果が返ってまいりました。まだ全員の結果報告は受けていないのですが、指導レジュメの進捗の状況をそのままに反映した結果となっているようです。もっとも理想的なのは、日々の予定の指導レジュメにつき合格はんこをとりながら進めるイメージです。しかし、現在この理想形で進めているのは、2名のみです。1人は小6、1人は小5です。

 合格はんこがとれない子の成績はやはり頗る悪い。これはレジュメの進度とは関係ないことがわかっております。早く進めたとしても結局合格はんこがとれなくて、解説をもらって「わかった」として進めている子の成績はかなり悪い。ほとんど合格はんこがとれない子らがいますが、やはり合格は厳しいのではないか、と思います。

 解説をもらって「わかった」と進めることには全く意味がないのだとしたら、安易に解説を渡すことに躊躇せざるを得ません。そういう子たちは未知の、初見の問題には全くといって太刀打ちできないのですから。普段のレジュメ訓練というのは、まさに未知の問題、初見の問題にどう立ち向かうか、を訓練しているのであって、普段の訓練レジュメに全く太刀打ちできないのは正直訓練になっていない、ということです。

 竹の会のレジュメは自分でいうのも何ですが、日本でトップレベルの水準にあると自負しております。もし竹の会のレジュメを合格はんこをとりながら進めることができれば、都下でもトップレベルに位置することは確実です。竹の会のレジュメはわたしが精魂を傾けて製作してきた逸品ばかりです。ただこのレジュメをこなすには2つの要件が必要と思われます。1つは、できるだけ早くに入会して竹の会での基本訓練課程を終えることです。この点については、小4早期がもっとも推奨できる時期です。さきほど小5が1名こなしていると言いましたが、この小5はほとんどの小6を抜いているのです。小4の8月に入会した子ですが、現小6の子たちは小5以降の入会であり、息切れの原因のひとつと見ております。もっとも息切れの原因はそれだけではない、勉強時間の絶対量の不足も大きい、それが証拠に小6のこなしている1名は小5の夏以降の入会です。勉強ファーストできたかどうか、そこが分かれ目です。小5というのでのんびりしていれば小6では伸びない、そういうことです。

 もう1つの要件は、逸材であることです。小4期に入会試験でA合格以上をとれば問題ありません。小5期のA合格以上は、不確定です。A合格以上がとれなければ逸材の可能性は低いと思いますが、現在こなしている小6は確か準合格であったと記憶していますから、絶対ではない。それだけ努力したということです。A合格が取れたとしても必ずしも逸材とは限らない。現在の入会試験はそういった不確実性をなんとか最小限にしようと改良を重ねております。

 普段のレジュメ指導で考えに考えてなんとか合格はんこをとっていく、そういう子が結局成功すると思います。すぐに解説を読んで「わかりました」という子は全く力はついていない、と思います。解説なんか読まないほうがいいのです。解けた人こそわたしの解説を読む資格があるのだと思います。解説を読んで「わかった」という子は未知の問題が出ればやっぱりわからないのです。

 竹の会のレジュメは初歩段階から日本最難関の灘や麻布、早稲田中などの第6番を中心にした最難問ばかりを特集したレジュメまで多岐に渡ります。わたしのレジュメを合格はんこでこなしていけば都下で1番をとるのも不可能ではありません。竹の会の水準はそれほどに高い水準なのです。これは、高校入試でも同じです。27年、28年と都立戸山高校に合格しておりますが、実は素内申はぎりぎりの39とか40でした。こればかりは学校の教師の主観も入る不確定なものでいくら定期テストで高得点とってもいいわけではないほどに不安定でありさすがにわたしのコントロール外にあります。わたしは実力をつけることしか対応できません。共通問題を出すところは内申の高い順に受かっていきますから、どうにもならないところがある。しかし、独自問題のところは、内申だけ高くて実力なしという生徒には太刀打ちできません。そういうわけで竹の会のレジュメ指導が戸山を成功させた。しかし、定期テストも竹の会のレジュメを先取りしながら進めている生徒にはなんでもないのですが、今年の中1のように竹の会のレジュメにさえ遅れているようでは正直先が思いやられます。

 受検の成否は竹の会の想定するレジュメを合格はんこをとりながら進められたか否か、これだけにかかります。今年受検した小6はひとりとして所定のレジュメをやれていません。能力、勉強量、入会時期すべてにおいて落第でした。

 現小6のみなさんは、この夏がひとつの分岐点になろうか、思います。合格はんこがとれないのは致命的です。いくら解き直しをやっても解説を読んだ後ではなんの意味もないのです。7時間勉強するということの意味は、7時間「考える」ということです。自分で考えて解ききる、これしか救われる道はないのです。

 それから今毎回作文を45分で実施していますが、ろくな作文がない。まず「問いに答えていない」のです。昨日の問題では、「自然と人間とのかかわりについてのあなたの意見」を問われているのに、ほとんどがこの問いを全く無視していました。せめて「自然と人間とのかかわり方について、わたしは、次のように考えます」ぐらいは書けよ、とツッコミたくなります。問いには、「文章1と文章2のそれぞれについて」「筆者の言いたいことを書け」とあるのに、全く無視して、どちらのことなのか、1つだけ書いてある、なぜ問いを無視するのか、わたしにはわかりません。

 実は、27年戸山合格者も、28年戸山合格者も、それぞれ両国、桜修館に失敗した子たちです。二人ともかなり知能は高いのに落ちました。兆候はありました。偏りのある考え方をする、やたら時間がかかりなかなか出せない、作文をまったく出さないなどいやな兆候がありました。また国語読解の問題で偏見が邪魔をしてか2割もとれない、これなどはほんとうに暗い材料でした。こういう子たちには都立中受検は本来無理だったのです。しかし、小学時代の竹の会の徹底した基礎訓練が将来の高校受験の成功を可能にしたことは確かです。もともと向学心の高い子たちでしたからなおさらいい気運に乗ることができました。受検というのはこういう見極めが非常に大切です。読解力なし、作文能力なし、数学的才なし、といったとき、親がどう対応していくか、です。将来の高校入試をも視野に入れた、受検でなければならない。

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