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「いい」という教材をやることの危険来

2020.09.21

 

 

◎「いい」という教材をやることの危険
 世間で、あるいは受験生の間で、人気ないし評判のいい参考書にすぐ手を出す輩がいる。こういものに手を出すことが何が危険なのか、そもそもわかっていない。
 さてそういう参考書は確かにいいものに違いない。しかし、いいものはたくさんある。後から後から出てくる。それなのにそれまで使っていた参考書はどうするの?いいものが出るたびに変えるの?それまでやっていたものは、その度に中途半端なままに放り出すの?
 実は大学入試や資格試験では、常にこういう問題がつきまとう。とにかく次から次に「いい」参考書が出てくるのが、この世界だ。この事情は、高校入試や中学入試でもそれなりに当てはまる。
 竹の会でも中学生にたまにいるのが、市販の参考書を持ち込む生徒です。たいていこういう生徒はわたしに何も相談もしない、つまり自分流の生徒です。ですから成績などの情報もほとんど秘密にする。これは間違いなく入試に失敗する、というお墨付きです。竹の会に来て竹の会の指導に従わないという考えがわたしにはわからないのですが、余談ですが、竹の会では、私にあらゆる成績を報告しなければ受からないことになっています。わたしが生徒のすべてを鳥瞰しながら合格まで導くということです。
 さて、話しを元に戻します。
 よく親御さんが、何かいい教材はないか、と問い合わせてくることがあります。わたしも効果のある教材は知っておりますから、紹介したこともあります。しかし、これがいけなかった。結局、何かいいものはないか、確かに、いい教材を見つける、それをやるということは、それまで進めてきた、あるいは進めているものをすべて放棄すること、捨て去ることを同時にしているということです。それに新たな何かを追うということは、それが軌道に乗るまでにかなりの時間を要すること、それ以上に、いつの間にか、知識を追い求めることに追われている、そのことに気づかない、その結果、考えることをすっかり忘れてしまう、頭はいつも知識を求めてふらついている、そういうことになってしまうのです。
 わたしは特に母親の皆さんが、そうした自分裁量の行動をされるのを見てきました。そうしたことがわたしの指導の見通しを確実に悪くしているのは確かです。特に、そうした母親主導の裁量による子どもの支配は、不合格しかもたらさなかったという経験値があります。
 竹の会の門を叩くのは、まずこのブログをよく読んでから、竹の会のポリシーをよく知ってから、というのがいいと思います。「草枕」は、何年か遡って読むのがいいと思います。
 HPには、合格体験記も掲載されていますので、参考になると思います。
 竹の会では、体験、見学、相談といったものはやっておりません。
 ブログを読んで入会したい場合は、HPの「お問い合わせ」pageから、お申し込みくださればと思います。小学生だと、内申「よくできる」が、8割、中学生だと、トップクラスの独自校をめざすのなら、内申9科目すべて4以上で5が4個ないし5個が理想です。わたしの経験では、中1、中2の時期にわたしの指導をしっかりこなした子は中3の内申がいいですね。自分裁量を持ち込む子というのは、逆に下がる、必ず下がります。自分流や母親流を持ち込む子は成功しない。

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