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都立中高一貫校2017/都立トップ校成功は知能が前提/小学生の知能開発の専門家として

2017.03.18

 おはようございます。ようやくブログを更新します。仕事が忙しくなかなか時間がとれないこともありましたが、実は三日前にまたまた膝の激痛で歩くこともできない状態でブログどころではありませんでした。整形外科でヒアルロン酸を注射してもらいロキソニンをのみなんとか金曜日の指導に臨みました。実は20日には郷里の別府に羽田から発ち翌日午後にはもう東京に帰ってこなければなりません。これもキャンセルかと父の失望する顔が浮かびましたが、本日は容体も落ち着いてきまして、これなら行けそうだとホッといたしているところです。もしかしたらこれが父との最後の別れになるかもしれないという思い、7年ぶりに訪れる故郷別府の風景、母の眠るお墓に「ただいま、母さん」と顔を見せなければという思い、そういうものがわたしの中に渦巻いていましてどうしても諦めきれないものがありました。

 父との不和で追われるように故郷を捨て、それでも母の存命中は母に会いたい一心で毎年一度だけ郷里を訪れたこと、母がこの世を去ってもう訪れることもなくなった故郷、故郷はもう捨てたと秘かに心に誓ったこと、父のことは実家の隣に弟夫婦が家を建て住むことになり、いやそれよりもわたしがもう実家を継ぐ意志のないことを告げたときから弟がすべての財産を承継することとなりわたしにはますます遠いものとなりました。父と電話するのも何かの用があるとき、年に数回もない。母が存命の頃は母は強くわたしが実家を承継することを望んでいましたがその母の思いに応えることもできないままに今になってしまいました。2月のことでした。もう7年会ってない父からの突然の電話、「一日だけでも帰ってこれないか、話しておきたいことがある」。ふと志賀直哉の「和解」の一場面を思い出しました。なぜか涙がこみ上げてきました。あんなに嫌いだと憎んできた父のその言葉が年老いたなと思わせたのが悲しかったのかもしれません。故郷は遠くにて思うもの、そう思ってきました。

 ◎都立中高一貫校2017

 本年の大学入試もほぼ終わりまして、例によって週刊朝日とサンデー毎日が特集を組んで漏れがあるようでやや不正確ながらも情報をもたらしてくれます。

 ○東京大学 

 都立日比谷高校43/都立西24/都立国立17/小石川中教13/都立戸山10/お茶の水女子8/都立青山6/都立大泉6/都立武蔵6/都立両国4/桜修館中等2/都立新宿2/都立立川2/都立八王子東2/三鷹中教2/九段中教2/上野・国分寺・小山台・田園調布・文京・三田・立川国際中教・多摩科学技術以上1

 ○京都大学

 都立西13/都立国立6/小石川中教6/都立立川5/都立戸山5/都立日比谷5/お茶の水女子4/都立大泉3/立川国際中教2/青山・国分寺・新宿・武蔵・東大和南・桜修館中教以上1

 ○一橋大学

 都立国立23/都立戸山13/都立新宿8/都立西8/都立立川7/都立八王子東7/都立日比谷7/都立青山6/桜修館中教6/都立国分寺5/都立両国5/小石川中教5/お茶の水女子4/都立大泉・都立武蔵・九段中教以上3/都立富士2、三鷹中教2/都立小山台・都立町田・都立三田・都立武蔵野北・立川国際中教以上1

 ○東京工業大学

 都立八王子東9/都立国立8/都立西8/都立青山7/都立戸山7/都立立川5/都立日比谷5/小石川中教5/都立小松川4/都立武蔵4/都立小山台3/都立富士3/お茶の水女子3/豊多摩・三田・両国・小金井北・桜修館中教・南多摩中教以上2/大泉・国分寺・武蔵野北・九段中教/多摩科学技術以上1

 以上です。どうでしょうか。公立中高一貫校制度スタートから10年を経過して、その結果もようやく見えてきました。都立白鷗は消えましたが、週刊誌の情報なので定かではありません。3年型都立高校が不動の地位を確立しつつあります。中高一貫が必ずしも正ならずということです。要は、どれだけ天才を集めたか、結局これです。教育制度のありようよりもどれだけ天才たちを集める契機となりえたのか、そういうことでしょ。

 補足 昨日23年桜修館合格の竹の会卒業生のお母さまから、千葉大学工学部デザイン科に合格したとの報がもたらされております。同年小石川中教に合格した卒業生から東京工大に合格したとの連絡があったことは既にお伝えしたところです。

 ◎小学生の知能開発の専門家として

 字が汚い、いや形になっていない、正確には、そろっていない、そういう子というのは、やはり失望します。これは親の責任です。勝負は小1のときです。ゆっくりと丁寧に書くということをしつけてこなかったということが大きいのかと思います。筆圧がないともう何を書いているのかさっぱりわからない。読めない、読みにくい字を書くというのは、いろいろな面で不利です。まず自分で書いていて自分で読めないのですからしかたありません。こういう子の答案が本番の試験で有利にはたらくことは決してありません。さらには、ノートをつくることができない、という致命的な欠陥が将来の道までも閉ざすことになるでしょう。

 脳にいいのは、ナンプレですね。これはあれこれと仮定して検証するという過程が思考のはたらきの原型であり、かなり訓練になると思います。

 本は元気に声を出して、つまり音読することです。一つの単元を最低3回音読する。7回が理想です。音読は次第に速度を増して読む。ただし、文脈を追いながらです。ただの空読みは意味がない。よく母親が「うちの子は読書が好きなのに国語ができない」と嘆く、相談してくることがありましたが、空読みしているだけでしょ。なぜ国語ができないのか、要するにバカだからです。わたしは本好きとか、読書好きという子の言辞をそのままは信じられない。そういう子の中には本物もいたけれど偽者が大多数だったからです。本物なら国語はできる。毎日本を読んでいるといった都立青山に進学した女子はいつも国語の点数は他の生徒が軒並み悪いときでも常に九〇点台であり、彼女は慶應文に現役で合格もした。代ゼミの全国模試で国語だけは20番台をとった。それが本物の証しです。

 自分の特異な性格に翻弄される子というのはまず失敗しますが、そういう子たちというのは常識では考えられない道を歩むものです。つまるところは親の性格の特異性ということなのかと思います。我が強い、目立ちたい、負けず嫌い、自己主張が強すぎる、特異な性格をまるで正道のように宣言する、「自分はこういう人だから」と他人に承諾を求めてくる、こういう親子が多くなりました。あたりまえ、ふつうのことではだめだというのは、裏を返せば、頭が悪い、自信がないということの裏返しです。いやそういうことでは説明できない天才というのもいました。自分の偏屈な性格、偏見に心を支配されてしまうと、天才も自滅します。大切なのはバランスです。一方に偏してはならないのです。好きなことしかやらない、好きなことにのみ没頭する、これは自分以外の都合をまるで考えないのですから、社会でうまくやっていけるはずがないのです。嫌いなことでもやらなければならないことがある。これが教育です。がまんを知らない子というのは、結局好きなことしかやらないから失敗するしかないのです。

 かつて夏期とかの講習には出れないという小5の親がいまして、理由は夫の単身赴任先(他県)に滞在するからというものでしたが、竹の会では理由の如何を問わず講習不参加は退塾ということになっていますから小5の4月にきて6月までということになりましたが、今考えても不思議な親でした。竹の会としては講習に不参加というのは勉強に消極姿勢の表れ、指導の継続性を断つものとして受け入れることはできず、当然に退塾としてきました。入会の際にそのことは説明しています。竹の会に指導を委託するというのはそういうことをふくめてすべて規約事項を承知の上と了解しております。ところでこれはお知らせしておいたほうがよろしいので、つまり半年経って、1年経って、知るよりも今知っていたほうがよろしいかと思いますので、ご報告しておきますが、渋谷Bの週2の小学生と週3の小学生では、明らかに差が出ています。週3の子があきらかに伸びています。週2の子は進みが遅くなりつつあります。例えば、小5の一年間を週3でやるか、週2でやるか、というのはこれは想像を遙かに超える差になること、これだけは確かなことです。加えて、この渋谷Bの週3というのはまずは来年の1月までの時限措置ということになっておりますので、予めご了解ください。ただし、週3組には手当てをします。

 小3の8月に竹の会を体験することにはかなりの意味があります。ここで体験を通して得るものが多く、かつ将来の芽を判定するいい機会になるかと思います。この体験後、小3の9月から小4の8月までの適切な入会時期を指示することが可能です。小3から小4の早期にかけての時期は将来の芽があるかどうかを判定するのが難しいわけです。小4の8月になるともう見えています。この時期に竹の会の「入会試験Ⅰ」でA合格するなら問題なしです。入会試験に合格できないときは竹の会への入会はあきらめたほうがいいと思います。小3から小4早期にかけては仮合格というのがありますけれど、これもかけです。さらには、入会試験不合格者の入会を許可した例も去年の閑散期にありましたが、こちらも成功する確率はかなり低いと思います。ただまじめに努力するという姿勢は評価に値し、竹の会がそういうまじめな子たちの手助けをすることができるならなんとかしてみたいと思っております。

 竹の会の思考開発はまず計算からです。この計算をどれだけ短期間でマスターできるかが将来を占います。小3の2月から小5の12月まで計算をマスターできなかったという子もいましたが、3か月が目安で、それ以上かかれば退塾も止むなしと考えております。字が汚いために計算が伸びないという子が過去にもいましたがこれは自滅の一例です。低学年なら意識の問題です。意識して筆圧を強くしてていねいにゆっくり「なぞる」ということをやるしかありません。 

 計算はまず小数ですが、あまりのある割り算ができれば合格です。次に、分数、これは速い。週3の子なら2週間はかからない。今ではあっという間にマスターできる分数のレジュメが開発されている。分数にはさまざまな技があります。帯分数の繰り下がり、通分、仮分数にしてからかける、わる、小数を分数へ。その逆も、約分、最小公倍数、そして最後に、逆算、これも今では「魔法の逆算」というレジュメができて速い。こうして分数計算の神になること、これです。さてそうしたらいよいよ割合です。割合こそ竹の会の独壇場です。今ではこれでもかという様々な導入用のレジュメが日々開発され、今も常に新たな開発を進めています。小5の1年間をフルでこの割合訓練に使えれば小6からの適性訓練は合格街道まっしぐらです。

 竹の会には文句(クレーム)を言ってくる親御さんはいません。いやいればたいてい退塾で落着しますからそういう方はいなくなります。竹の会は親御さんを納得させるだけのことをしています、そういう自負がありますから、親御さんたちから最大限の賛辞と感謝のお言葉をいつもいただいています、それは嘘偽りのない事実です。それですから、わたしには、クレームがくるというのが正直想定外なのです。「竹の会に行けばこれで家で教えなくてすむかと思ったのに」とクレームがあったことがありましたが、竹の会は家庭学習を前提しています。一日5時間を理想としています。これはわたしのブログを読んでいなかったために誤解したのでしょうか。

 「止める」なら「止めます」でいいと思うのですが、世の中にはなかなかに面倒臭い親というのがいまして、わたしには剣呑です。止める理由なんかどうでもいいのです。昔はよく大手にいくというのがいまして、竹の会を信じ切れない親というのがいました。わたしが「A合格してなければ小石川は無理だ」ということを書いたら「それなら竹の会にいてもしかたない」と言って止めた入会試験不合格の子の親が最近いましたが、理由明快ですね。理由を言ってもたいていは嘘というのがたいていでしたから理由なんていいのですけど、本当の理由というのは気になりますね。たいていは竹の会を信じられないということですが。かつてはそういう親もそれなりにいました。やっぱり大手がいいという親たちです。天才でもなんでもないのに大手に行けばなんとかなると漠然と期待してしまうようです。大手で失敗して路頭に迷うという親子がたくさんいますけど、逆に、大手を経験したことのない親子が竹の会などにきて大手に憧れるというパターンです。失敗するに決まっているのですが、そういう親子にはわからない。21年にそういう子が2人もいましていずれも大原に行きました。そのときは夫の転勤で名古屋に行くとか、なにか言って止めましたが、竹の会の子たちが大原の模試を受けたらその子らがいたというのには笑いました。結局落ちたようです。22年に竹の会では桜修館と両国に合格者が出た年でした。

 大手というのは、未体験の親たちには憧憬の的のようです。最初から大手に行って失敗するか、せっかく竹の会にきても信用する気になれずに大手に引き込まれるように行く親子、こちらは失敗したというのが落ちなのですが、もともと見所のある子が大手で成功したというケース(いずれも私立)も2つほどありました。

 竹の会は過去のそういう竹の会を信用しきれないという親たちを数々の合格実績で一蹴してきたと思います。今や竹の会は確固とした指導方法を確立し、独自の道を歩んでおります。東京23区で竹の会が「知る人ぞ知る」という時もそう遠くないと思っております。東京の渋谷駅の近くに「こんなにいい塾があるんだよ」と言われるようになりたい、その夢がもうすぐ果たせそうです。母が竹の会の今を知ればどんなにか喜んだことであろう。わたしの竹の会、母の愛した竹の会だったのですから。

 

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