画像
中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

都立失敗の構図~勘違いした親たちの末路

2020.11.12

 

◎都立失敗の構図~勘違いした親たちの末路

 やはり甘い親たち、高校受験失敗の構図
 やはり親たちはわかっていない。自分の子がよく努力する、そこそこの成績を取っている、応用問題が苦手、学校の定期試験で80点台を取っていれば、独自校に行ける、 内申が5ばかりなら日比谷に行ける、などと本当に信じているようだ。「応用問題が苦手」という言葉からは、入試のことが何もわかってないことがわかる。そもそも応用問題などというのは、大手塾という巷の塾の発想である。基本問題、標準問題、発展ないし応用問題などとテキストを分類する発想がもとにある。その前提から考える発想がいかにもという感じがするる
 確かに、まあ、学校の成績がよくて、真面目に勉強する、だから内申もいい、という子たちは見どころのある子たちです。頭も悪くない、そういう子たちなら相応の都立へも入れそうだ、そう考えるのも無理はない。しかし、現実は、かならずしもあそうではなかった。確かに、順調に日比谷へ推薦合格ないし一般合格したという子たちの話は知っている。しかし、それは例外で、そのほとんどは都立に挫折している、というのが現実である。
 さて、どうしたことか。
 先ほどの母親たちの言動から、この親たちが何もわかっていないことがわかる、と申し上げた。
 そもそも応用的な問題とは、どんな問題なのか。おそらくこの親は、学校の授業についていく、現在の授業についていく、それで5を取っていれば、いい、そう考えている節がある。そこから、学校で滅多に扱わないような、定期試験に1題出されるような、問題のことを応用問題と言っているのかもしれない。もしかしたら、塾にも行っていない可能性がある。塾へ行けば、テキストには、応用問題というより、発展問題の項目があるから、それができないとはっきり言うだろう。
 要するに、この親たちは、学校の授業がわかるかどうか、を念頭に話している。
 しかし、学校の授業をこなしていれば、いいのは、中2までである。中3になれば、ガラリと様相は変わる。まず、学校の授業と入試のレベルが、あまりにも開き過ぎている。つまり、学校の授業をマスターしていても入試には対応できない。さらに深刻なのは、数学といい、英語といい、入試のレベルは、中3に初めてやっても、とても水準までいけない、ということである。時間が足りないのであるる。つまり、そのためには、中1から前倒しで準備を進めていかなければならないということである。学校の授業に合わせてやっていく、そんなことやってたら、受験は間に合うわけがないのである。破綻するに決まっている。内申はあっても実力がない、そういう実力がない子が、中3で内申を高いところで維持するのは大変でしょ。これもほんとうによくあることですが、中3になって、それまで取れてた点が取れない、つまり内申が下がる、という現象が必ず起きます。これも中2まで「5」を揃えてた子が、よくやるパターンです。
 高校入試、特に、都立入試を勘違いした親子のなんと多いことか。中1、中2のとき、成績がいいと、現状に安心して、学校を信頼して、学校の授業さえ良ければと考える親も多い。
 それから塾の姿勢もそれを助長するようなところがある。中3になって大手塾や巷塾に入るとして、「頑張ればなんとかなるでしょう」などというようなピンクムードで受け入れる。いいですか。塾は、基本的に営利団体です。売り上げをあげることが第一です。良心的に真実を言うことなど基本ない。竹の会は、正直に「無理です」と言って退塾を告知してきてたいそう恨まれました。親は嘘でも「なんとかなる」と言ってもらった方が喜ぶのです。つまり大手のように騙してほしがってるとしか思えない。
 竹の会の高校入試の基本的態度
 高校入試の指導は、小6の2月開始をもって理想とする。ただし、小学の基本ができてない子の指導は不可能である。また知能がある程度高くなくては高校入試は成功しない。
 それでは、小学の基本とは何か。
 現在、竹の会で、やっている思考錬成過程を経ていれば問題ない。具体的には、計算をマスターしてること、割合を理解していること、そこからすなわち算数を通して基本的な思考スタイルが確立していること、さらには、そうした訓練を通して、勉強する習慣ができていること、である。最後の点は、生活の中心に、軸に、勉強が組み込まれていること、である。
 さて、中1から、指導開始したとして、できれば、中2の5月前後には、中3までの数学と英語の履修事項を終わらせていること、である。竹の会には、そのためのレジュメ体系が完成している。能力とやる気さえあれば、いくらでも前に進める。数学も英語も効率的に作られたレジュメやレジュメ集が、短期間に中3までの学校履修事項を終わらせる。例えば、数学は、教科書を最小値として、私立入試問題を必要な限り取り入れた内容になっている。レジュメには、すべて詳細な解説を用意した。もちろん塾長執筆のオリジナル解法、解説である。高校入試問題の全範囲を扱った「高校入試問題撰」は、精選70問に、数学の必要十分な解法を網羅した。過去、都立数学100点、私立中堅校数学でも、90点を可能にした、珠玉の数学レジュメである。英語は、竹の会の定番テキスト「新英語指導案」が、都立英語100点を保証した。さらに、私立難関用テキスト「入試英語指導案」は、国学院大久我山レベルの英語なら、90点を保証する。英語については、英文解釈による錬成が必須なので、そのためにも、早くに中学英語は終わらせておかなければならない。英文読解には、高校用英語教材がベストである。竹の会の合格者は、都立独自校の英語でも70点前後は最低でも取ってきた。
 ※ここ最近の都立合格者
 26年 都立駒場
 27年 都立戸山
 28年 都立戸山 都立文京
 29年 受験生なし
 31年 都立青山
 竹の会の最近の受験生は1名、28年のみ2名でした。

 

スクリーンショット 2020-11-12 094801 IMG_2928 DSCN0509

 「高校入試問題撰」レジュメサンプル
 

ページトップへ