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都立小石川中等に合格するにはなにをすればよいのか

2016.01.05

 おはようございます。この時期にこのような穏やかな天候に恵まれるとはなんという幸せでありましょうか。暖かい冬です。さすがのウィルスたちも活躍の場を失いました。このままこの天候が続けばよいのにと願うばかりですがそうもいかないのでしょうね。

 さて、今日は冬期後半第3日目です。冬期も残すところ今日を含めてあと3回となりました。後半は特に作文練習に力を入れております。

 昨日は、「先生、だれが受かりそうですか」という一部の小6たちの質問を受けましたが、ある程度確信をもっているのが2名、受かったと言われれば”さもありなん”と思い、”落ちた”と言われれば”さもありなん”と思うのが2名、五分五分が1名、ということになりましょうか。

 受かったと言われれば”さもありなん”と思い、”落ちた”と言われれば”さもありなん”というのは、五分と五分とは違います。五分と五分というのは、合格最低ラインあたりにいるということですが、受かったと言われれば”さもありなん”と思い、”落ちた”と言われれば”さもありなん”というのは、合格すればそれなりに高得点、落ちればかなりの低い点になる可能性が強い、という意味です。

 他の子たちについては、残念ながら、わたしの高得点合格基準にははるかに及ばない、そうシビアーに見ています。

 ただ桜修館を例にして見れば、合格者の最低ラインはかなり低い。適性の最低点はおそらく48%、それに見合う作文点は、200点満点のおそらく130点ほどではないか、と見ています。

 さてそうなると、戦略も見えてきます。適性問題については、最初から全部解くつもりなど必要ない、どころか、半分ほどの問題を全力で解けばいい、つまり、難しい問題は白紙でいい、そういう開き直りをしてください。それが、合格見通しの低い子たちの戦略です。そして、作文だけはとびきりいい作文を書くことです。

 竹の会には、高得点で合格する子というのがよくいます。もちろん合格最低点ぎりぎで救われたという子もそれなりにいたように思います。補欠の繰り上がりというのが過去1名いますが、繰り上がりなしも1名いました。最低点ぎりぎりの鬩ぎ合いということです。得点開示の結果を律儀にご報告していただいたみなさまには感謝しております。そのおかげで合格ラインというものが見えてきたからです。ただかなりの高得点をとって合格したという子については正直将来のデータとしては、竹の会でA合格をとり2年前後鍛えたことの実証データとしての意味しかありません。

 実際の合格最低点が何点なのか、というリアルなデータがほしいわけです。ですから、実は、補欠の子たちの点数が是非とも知りたい、一番役に立つデータです。竹の会でもわたしにきちんと落ちても受かっても得点開示の結果を報告していただけると助かるのですが、受かった人でさえなかなか教えてくれないことがいるのが現実です。

 読者のみなさんにお願いしたいのは、補欠の場合に是非情報を竹の会にもたらしてほしいということです。そうすればわたしが集計して必ずこの「草枕」で合格最低点を公表します。どうか読者のみなさん、ご協力ください。

 ところで、わたしがめざしているのは、入会試験でA合格以上の子を鍛えて高得点合格させることですが、このA合格をとる時期は、小4の2月がいちばん信頼できると見ています。特に、小石川に合格したいという子はこの時期を逸すると厳しいと思います。

 ちなみに、竹の会の過去の合格者の入会時期を見てみますと、早期入会者ほど合格しているという事実が、見えてきますが、なぜか桜修館、白鷗については、短期合格者がよく出ます。

 平成23年小石川合格 最終の早稲田進学会模試では480人中5位。入会時期は、小4の8月。高得点合格者。

 平成22年両国合格者 入会時期は、小3の2月。合格最低ラインよりちょと上か。

 平成25年小石川合格者 入会時期はちょっと遅く、小5の3月。早稲田進学会模試には、11月だったか、一度だけ名前をのせています。おそらく合格最低ラインよりちょと上か。

 平成27年桜修館合格者 入会時期は小4の2月。もっとも理想とされる入会時期です。高得点合格者。早稲田進学会模試の全回上位者。

 わたしは、常々言っているのですが、小石川に合格するというのはさほど難しいとは思わない。竹の会にとにかく小4の1月以前までにきて、まず入会試験でA合格をとり、以後竹の会で思考訓練をすることで足りる、それだけで合格する蓋然性がかなり高い、そう確信しています。小石川は中等一貫のトップです。これからますます伸びていく、都立では、唯一の一貫校でしょう。そういう学校に合格するには、最低限の能力は必要なのは当然でしょう。それを測るのが竹の会の入会試験です。竹の会の入会試験でA合格がとれれば最低でも合格の素地だけはあることが証明されることになります。しかし、そういう子でも竹の会で訓練を受けなければ伸びるのは難しい。飽くまでも、竹の会の入会試験は竹の会の指導を受けたならという条件がついていることを忘れてはならない。過去には竹の会の入会試験に合格して気をよくして大手に行ったという子たちがいましたが、成功したという話を聞かない。まあ、合格しました、知らせてくる義理も義務もないですからね。むしろ多くの能力の高い子たちが大手でその能力を伸ばしきれずにいるという声しか聞こえてこないのです。

 竹の会のA合格と小石川合格の必然性は、竹の会のA合格者が必ず早稲田進学会の模試で上位に名を連ねていることで証明できたか、と思います。実は、竹の会の子たちは入会試験がない時代から大手の模試で好成績をとってきたのだということも付言しておきます。

 いいですか。早稲田進学会なら早稲田進学会もいちおうは塾ですから、そこに通っている子たちが模試ではいい成績をとれるはずでしょ。なにしる似た問題が出てるに決まってますから。しかし、竹の会の子たちはそういうハンディーを抱えても、平気で上位をとってきたのです。わたしが、エナや栄光の子たちを歯牙にもかけないのは、問題にならないからです。

 このことは、たまたま去年の10月にエナの模試を受けた子が、1500人中10番台、2500人中40番台をとったことでたちまち馬脚を現したことでも自明でした。

 竹の会の子たちは大手の子たちの中に入ればたちまちスーパースターです。光る石ということがわかるでしょ。竹の会の中にいるとわからない。かつてできないために竹の会を退塾した子が、他塾では、1番できたという話をよく聞きました。竹の会で思考を鍛えられた子たちが、中学で活躍しているという話も例に困りません。

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