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都立日比谷という神の領域へ/小石川は獲れる/一枚のレジュメにこだわれ! 読解のできない人へ

2016.08.01

 おはようございます。真夏です。今日からいよいよ8月ですね。この1か月どれだけ勉強に没頭したかがあなたたちの未来を決めることでしょう。わたしは、小学6年生に1日7時間をと、ことあるごとに言ってきましたが、それは中学生は当然の前提として最低でも7時間としています。勉強というものはこれほど正直なものはない、やらなければ学力はたちまち低下し、やればやっただけ力はついていく。これほど正直なものはない。

 竹の会にきてわかること、それは竹の会のレベル、質の良さ、高さではないか。どこやら塾に行っていた、あるいは行っている、そういう子が竹の会のレジュメ指導を受けてみて、わかるのは自分のあまりにもの学力段階の幼さではないかと思います。どのような英語塾で英語に自信をつけてきたか知りませんが、かつては竹の会の英語レジュメでたちまちのうちに自分の非力を悟ることになった生徒がどれだけいたことか。わたしはこれに例外を知らない。わずか数か月前に竹の会にやってきた小5が、他塾あるいは塾なしの子たちからははるか彼方の地にいるというのが偽らざる事実です。わたしは大手に通わせている親はたいていバカだと思っています。また喜んで通っている子は真の勉強というものを知らないままに、既存の制度の中で疑うこともなく確実にバカになっていることに気がつかない哀れな犠牲の羊です。

 そんなことは竹の会に来て実際に竹の会の指導を受けてみればたちまちわかることです。子どもたちが一度わたしの指導を受けてみて、たちまち変わる、そのことが手に取るようにわかるはずです。竹の会で数か月を過ごした小学生たちの実力はもはやそのへんの塾に通うバカ小学生では相手にならないでしょ。そういう竹の会の小学生も数か月前、いや2か月前の子もいる、そういう子たちがただの訓練されていない凡人小学生であったこと、もし竹の会に入らないでそのまま、いやどこやらの塾に入ったとしても、バカに磨きをかけることになったであろうことは確実なこととしてわたしには予測できるのです。それほどまでに竹の会の指導はちがうということです。子どもが変わる、子どもの意識が変わる、次第にできるようになることを喜びとするようになる、わかっていくことを幸せと感じるようになる。もはや竹の会は子どもたちにとってなくてはならないものになっている。子どもたち、竹の会に通う子どもたちだけにはそのことがわかるようになるのである。

 竹の会の子どもたちは、いや親御さんのほうがそうなのかもしれない、竹の会という塾に通っていることをひたすら隠す親がこれまで多かったのです。だから竹の会がなかなか広まらない。竹の会の親たちは決して人に竹の会に通っていることを人に喋りたがらない。いや竹の会がどんなにすばらしいかということを機会ある毎にママ友に言ってくださる親御さんもいたのですけれども、一向に耳を貸してくれない、たいてい半信半疑で結局信用しない、そういうことです。ところが、港区から通われている子の親御さんなどこのところ竹の会のことを熱心に宣伝してくださる親御さんもポツポツと出てきました。これまでの親御さんには、竹の会に通っていることを少なくともライバルには絶対に教えたくないという意識が強くあったように思われます。確かに、仲間が増えて大手のようにおしゃべりを楽しまれても困りますから、それはそれでよかったのかとは思います。しかし、去年のように小4を集めても全く集まらないというのには参りました。これから育てるコマ、逸材がいないわけですから。逸材と言っても学校の通知表で「よくできる」が8割以上の子ですよ。この程度の優等生でも大手に行けば確実にバカになると思います。さて、去年の9月でしたか、小学生に見切りをつけて、本来の専門としてきた高校受験に復帰することにしました。それがきっかけで渋谷Bも復活しました。

 さて、今日は、いつものようにゆっくりとブログにかける時間がないのです。それで気になっていることを2、3だけ触れておきたいと思います。

 まず、夏、というか8月は、課題レジュメの添削が遅れることをご承知おきください。これは夏は指導日が多いことから、指導レジュメの準備だけでほとんど時間を取られてしまうからです。指導時間が長い分、大量のレジュメを準備しなければならない、さらには、新作の執筆に時間を費やすこともある、そういうわけで、ご理解いただければと思います。

 昨日も触れたと思いますが、課題レジュメはできるだけA4の原稿用紙を使っていただければと思います。ノートにやると子もいますけど、これは課題が1種類だけならまだいいのですが、何種類もの課題を問題レジュメと切り離した状態でやるのはかなり不効率で、復習もやりにくいのではないか、と思います。添削もかなりやりにくい。さらにレジュメをノートに夾むので、レジュメがよれよれになっています。これではレジュメをファイルするのにも支障が出ると思うのですが。 レジュメはA4ですから、答案もA4のほうがいいでしょう。スペースがあるので添削もしやすい。去年などはわら半紙にびっしりと書きこむ小6などいましたけど、何もわかっていないですね。まず添削スペースが全くない。添削してもらうことを前提していない答案です。さらに字数にこだわりがない。特に、原稿用紙を使わない子というのは、句読点が曖昧です。ついているのかいないのか、いい加減な句読点の付け方をする。今年小石川に落ちた組にはこの点の意識の希薄が命取りになった、つまり作文で失敗したと思われるのが、少なくとも2人はいたと診ています。いずれも原稿用紙使わない派です。罫線ノートさえも使わない。バカでしょ。原稿用紙は確かに高い。しかし、ここでケチっては損です。竹の会ならいつでA4原稿用紙を100枚単位で税込み400円でお分けしています。竹の会がまとめて仕入れたものです。いつでも申し出てください。100枚あればかなり持ちますよ。

 次に、天声人語質問集をひとつの例としての指示です。この天声人語質問集は、天声人語にわたしがオリジナルの質問をつけたものです。もちろんわたしなりの解説をつけて添削のときに返却しています。この天声人語質問集のできがよくない、小学生だとほとんどできていない。質問は6から8問あたりありますが、どの1つの質問にもまともな正解がない。それほど小学生の視野が狭いということです。語彙を増やせです。だから漢検などやったほうがいいのです。わたしもこれはいけないと思いまして、今年は、眠っていた「読解の素の素」なる語彙中心のレジュメに解説をつけて再発行しています。

 さて、できなかった、読みとれなかった天声人語ですが、解き直しは当然ですが、その解き直しをまったくやらないのは放っておくしかないのですが、解き直しをやる子もただ正解を写して終わりとする。これはダメでしょ。ほんとうに何が書いてあるのか、その語彙の、言葉の含蓄まで、ノートに書きこむ、それから知らない語は辞書で調べて書きこむ、最低それくらいやらなくてどうするのですか。それからまた読む。わからないところは親に聞いて説明してもらうのもいい、とにかく書いてあることを「わかる」まであきらめない、これです。だからこの1枚のレジュメで1週間かかってもいい。いやもっとかかってもいい。それで課題の提出が遅れるのであればいっこうにかまわない。簡単に終わったことにするな。算数なんかも「わからない」といって、説明してやると、それで「わかった」から終わりにしてしまう。これはバカのやることです。いいですか。まずノートに思考の軌跡をまとめる。丹念に思考の軌跡をたどる。あとで読んだときたちまちわかるようにしておくのです。こんなこともやらないで、わたしがわら半紙に書いた説明をレジュメに貼り付けるバカがいますけど、なにを節約しているのでしょうか。そういう子ほど力がつかない。きちんと自分の思考の跡をノートにまとめる、これも訓練でしょ。できない、頭が悪いのに、なにを面倒くさがっているのか、わたしにはさっぱり理解できません。勉強というのは、汗をかくことです。勉強というのはもともと面倒臭いものです。面倒臭いからといって省力化する人間が失敗するのです。思考の軌跡をノートに再現する。きれいなノートをつくれない者に未来はありません。中学、高校と何かとノートにまとめることばかりです。文字こそあなたちの思考を整理してくれる最良の道具、必須の、かけがえのない戦友なのです。文字を侮ってはならない。いつも読みやすくきれいに書くという意識をもたなければならない。

 ひとつ提案があります。天声人語レジュメを書写してください。このとき「見ながら」やってはいけません。いちいちまず読んで覚えて、見ないで書写するのです。これは集中力もさることながらあなたたちの能力を格段に開発してくれるはずです。レジュメというのは、徹底してこだわること、完全に理解することにこだわることです。そのためには親に聞く、人に聞く、辞書で調べる、とにかく面倒くさがってはいけません。1枚を完璧にすること、この蓄積こそ真の力をつけることになる。曖昧に終わったことにして回数だけ重ねてもダメです。

 今年桜修館から京都大学に現役合格した、竹の会OBの杉山太一君は、小6のとき、わたしから「A」をとるまで、1つのテーマで17回も書き直しをしています。彼は、とにかく納得するまで決して先に進めなかった。かれはわからないとき、わたしが23年に小石川に合格することになる、当時小5の男子に、わたしが「説明してください」と言って説明させたら、熱心に聞き、そのあとその年下の子に「ありがとうございました」と頭を下げたほどの傑物です。とにかく「わからない」ということが許せなかったのでしょう。なかなか合格はんこがとれないのに、説明聞いて終わったことにして、ノートに適当にしかまとめない、そんことでどうするのですか。

 勉強というのは、正直です。やればやるほどこだわればこだわるほど応えてくれます。1枚を、まず1枚を完璧にして、それから前へ進める、これが勉強の、成功の極意であり、鉄則です。

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