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中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

都立日比谷・西・戸山のための塾/小石川・桜修館のための塾/本番直前に際して/その他

2018.01.16

 穏やかな冬の日に感謝いたします。世界では荒れ狂う寒波のニュースが流れておりますが、東京はなんと穏やかな日が続くことでしょう。さて今日は16日、本番まで2週間ほどです。早々と受検番号をお知らせいただいた方もいます。またこれからは、7時に帰宅します、31日はお休みします、など本番直前になって親御さんからのお申し出も来ております。他の皆様もどうか体調第一に行動してくださればと思います。無理をしないでください。ただし、竹の会は、指導日には必ずぎりぎりまで新作対策レジュメを配布し続けるつもりです。

 ◎親御さんへのお願い

 都立中等の受検番号、都立高校の受験番号がわかりましたら、速やかに竹の会へもご報告ください。なお、大切な個人情報として、管理いたしますので、どうかご安心ください。

 受験番号は、発表当日に、塾長が自ら会場に出向き確認するために、お知らせいただくようにお願いいたしております。

 ◎竹の会と入会試験と仮合格、準合格、A合格者のその後

 竹の会では、周知のように近年は入会試験の合格者を入会させることとしてきました。入会試験の結果は厳格適用されてきまして、昨年だけでも20名ほどの入会希望者が不許可になっているほどリアルです。ただ一方では、2016年の夏以降、合格要件を満たない者の入会を許可したケースも数例出ています。これは、人物審査で許可したケースというのが真実に近いと思います。ひとつには、A合格しても、勉強態度が不真面目な子もいて、逆に、不合格なのに熱心な子というのもいたわけです。どちらがストレスかということですが、勉強姿勢に真摯さを欠くほうがストレスです。仮合格というのも、入会試験だけでは、判断できない不確実さを補うものとして、認めてきました。小4に限りますが、仮合格者の中から「伸びる芽」を見出すケースも複数出ておりますから、これはこれで意味があったのだと思っています。ただ仮合格ゆえにやはり指導の限界を感じるケースもそろそろ出始めております。このへんのところは親御さんも敏感に感じとっておられるかもしれません。指導障害というのは、さまざまなところから出てきます。まともな字が書けない、というのは、やはり重要な指導障害事由と考えております。竹の会では、レジュメ指導において、いわゆる隠し問題というのを忍び込ませておりまして、「これができなければ合格は無理」というわたしなりの判断基準を忍ばせております。これは、小石川や桜修館などに合格する子であれば、必ずクリアしてきた問題ということです。ただそういう問題ができないとダメかというとそう単純でもありません。というのは、例えば、平成28年の白鷗や富士の合格者はこうした問題を解けることがなかった子たちだったからです。ここでわかるのは、竹の会で「できない」とされていた子たちも他塾の子たちと比較するとむしろ「できる」部類に入る、という事実です。わたしも実際そうした子たちが模試を通じて、他塾との比較されたときに、目を見張る成績をとることに少なからず驚いてきました。ですから、わたしの限界児という判断もあてにならない、ということです。しかし、かといって、指導が前に進められない子たちを積極的にとる、そういうことは決してありません。

 入会試験につきましては、試行を重ねてまいりましたが、今年は、1月に新たに「小3後期」版を製作いたしました。去年実施した旧「入会試験」版では、小4の4月にS合格者が出ておりますが、一般に、S合格者の伸びは驚異的です。これに対して、A合格の場合は、小5段階だとあてにならないが、小5でA合格もとれないとなると見通しはよくない。これが小4早期のA合格なら間違いなく伸びています。小4早期の仮合格は成功する蓋然性が高いようです。小5以降の仮合格だと成功率は落ちます。ただこれも一般論で、小5で準合格で合格したのが、先の白鷗や富士の例です。

 ◎これから入会試験を受ける方へ

 竹の会では、理想の入会時期を小4早期としております。ちなみに平成22年両国合格者及び平成8年九段合格者はいずれも小3の2月の入会でした。さらに23年小石川合格者は小4の8月からの入会でした。小4の早期入会が合格するためには絶対に有利となることは間違いありません。小5入会者だと、早期入会でも、間に合わない子が圧倒的に多いと認識いたしております。竹の会の指導をご希望の方は、できるかぎり早い時期に竹の会の指導を受けられるのが絶対に有利です。

 さて、竹の会の入会試験につきましては、「小3後期」、「小4早期」、「小4後期」以降で問題の難易を調整いたしております。入会試験に合格するには、学校の通知表で「よくできる」が、8割前後あれば問題ないと思います。去年は、「よくできる」が、5~6割の方が多く、悉く不合格になっております。仮合格については、人物審査を加味していますので、女子の合格比率が比較的に高くなります。

 入会試験は、土曜か日曜の14時に予めの予約をいただいて実施しております。指導のようすを見学したい場合は、日曜をお選びください。入会試験の問題は持ち帰りできません。試験は45分ないし60分で実施しております。全問正解でS合格です。6問中5問正解、ないし5問中4問正解をA合格と呼びます。6問中4問、5問中3問が合格基準です。第1問は必須問題です。仮合格というのは、第1問プラスほかに1問を解いた場合です。問題はいわゆる偏差値問題ではありません。予めの知識は不要です。思考力、柔軟性、想像力を試しています。

 竹の会にはテキスト代というものがありません。ただ入会時にそれぞれ書店で購入していただく理科の本が1冊だけあります。これは入会後の理科の課題を解くために必要です。

 ◎竹の会では早くから来た小4が、遅くに来た小5や小6よりできるのが普通に見られます

 小5の早くに来ても、小5の遅くに来ても、小6になって来ても、その差がまるでないのが小学生です。小6なのに、大手に1年も2年もいたのに、計算もろくにできない、割合なんかまるで理解していないというのは、またかというほどありきたりの事実です。だから竹の会では「できない」とされる子でも他では「できる」子というのも肯けます。竹の会ではとにかくまず計算をマスターすることから始めます。小4早期に来た子と小5の早期に来た子が同じことをやっているわけです。例えばです、小4の4月に来た子と小5の4月に来た子とを比べてみましょう。いずれも小数の割り算、分数などの諸計算からスタートします。計算は平均して2か月でマスターしてしまいます。これで6月です。小4も小5も割合の導入が始まる。小4は比較的のんびりと進めることができるけれど小5は6月、7月、8月、9月、10月、11月あたりでその進度が問われる。竹の会の公式レジュメで言えば、「算数の魁」→「思考の鍵」→「小学思考の素~割合問題編」→「新小学思考の素」→「小学思考の素~その他の問題編」まで、合格はんこをどれだけとりながら進められるか、が問われる。5年生になって始めた子は、家庭の事情による先送りもあり、遅れに遅れる、最悪これらの基本システムの中途で、5年の2月開始の適性指導へと入らざるを得ない。ところがである。小4早期入会者たちがじわじわと進めて気がつけば基本システムをすべて終わらせる子も出てくる。これは小5では多くの課題が課されることから、それだけに力を注ぐことができないこともある。

 わたしはよく言う、小4に来ていれば、余裕をもって勉強できる、基本にとにかく徹底して時間をかけられる、小4はおまけだ。だから小4から始めたほうが絶対に有利だ、と。

 ◎課題レジュメをやらないのは大変な損をしていることになる

 竹の会では国語系の課題がかなりある。語彙を増やす「読解の素の素」、読解とは何かを説く「読解の素」、小4なら「国語練習帳」というのもある。四字熟語の由来を勉強する「四字熟語」シリーズ、最近執筆を始めた「国語読解」シリーズなど、いろいろある。作文なら、最初は「作文の基本」から始めて、「新作文問題」シリーズへと移行する。これが終わることには、指導時間中に頻繁に作文テストを実施する。わたしの解説と作文例、他の子の優秀作文などが後で配布される。作文評価は合格がAで不合格は、BからDまである。Aがとれるまで書き直して添削を受けることになる。理科は市販のテキストを使って、そこから問題レジュメを製作し、家庭で「読む」「重要点を読みとる」「書く」訓練として、課題になる。提出課題は添削し、答案例を添付して返却する。「教養」シリーズはさまざまな問題について理解を深めるために製作している。参考資料と問題レジュメを配布し、提出、添削、答案例を返却する。提出の都度新課題も添付される。「社会をクリアーにする」と「理科をクリアーにする」は、理科と社会の必須の基本知識を学ぶために課す。このレジュメで学んでいけばいい。「資料」シリーズは、資料を読みとって問題を解く、訓練する。これらは課題レジュメである。ほとんどやらない子とまじめにやる子の差は、半年も経てばもはやどうにもならないほどの差のなっている。

 ◎指導レジュメとは何か

 指導の日に指導のために使われるレジュメのことです。適性関係のレジュメにもたくさんの種類と量の指導レジュメがありますが、推論を鍛えるための指導レジュメシリーズというものが夥しい種類と量あります。有名なのは、「推論算数」とか、「推論を鍛える」、「初見問題の研究」など無限にあります。個々人の才に応じて、どこまでやれるか決まります。指導レジュメは日々製作もされています。子どもの状況を見て、製作するからです。

 ◎導入レジュメシリーズの充実

 最近は、小数と分数の導入レジュメのほか、割合導入レジュメも充実し、割合初心者を短期間で上級者に仕上げています。こちらも日々の指導の実践を通じて、日々改良を重ねと進化しております。

 ◎竹の会は高校入試の達人というのがわかるのは入試の時

 竹の会の入試戦略の特長は、高校入試というものを知り抜いているがゆえに、早くから何をすべきかを知っているから、前倒しで手を打っていくことにある。英語の習得は速い。徹底したレジュメ訓練と名著「新英語指導案」で中2の夏前には中3まで終わり、夏から高校入試のための手を打つ。数学はすべての範囲をレジュメ化して対応する。数学は竹の会のもっとも得意とする分野である。独自都立はもちろん希望すれば早慶のための指導もする。理科、社会対策ももちろん指導する。適宜有効なテキストを打つ。高校入試はわたしのもっとも得意とする専門分野である。

 

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