2016.03.16
おはようございます。本日はAの指導日です。早いもので第5回目の指導となり、残すところ3回です。なお、20日、21日は連続指導で、21日は、AB合同指導になります。Bは2回分4時間をこなします。
BからAへの変更はもちろん可能ですが、ただできない可能性があるということはご承知おきください。飽くまでも可能性です。もっとも典型の事態は、Aが満席になっている場合ですが、そうでなくてもこれからBの生徒が増えていけばAに移りたいとしてもAの空席がその分「ない」ということはありえるからです。ただし、今のBの状況なら当分その心配はありませんけど。
※6月19日(日) 漢検実施の予定です。申込受付中です。
さて、これからおよそ2年9か月後の都立受験を想定して新中1のみなさんは勉強をしていくことになります。いやすでに1日最低5時間の勉強は実行しているはずです。今日は多くのみなさんが手薄になりがちな国語の勉強について少し触れておきたいと思います。中には国語の勉強をほとんどやらないという手抜きをする中学生も多いからです。
国語も中3になってから慌てても遅い、これだけは確かです。中学の教科書をきちんとやっていくことは前提です。
日比谷、西クラスだと漢検は2級でしょ。過去の竹の会の西合格者は2名とも2級でした。27年戸山合格者は準2級で終わりましたが、本年の戸山合格者は2級をとっています。かつて漢検をまったくやらなかった女子が漢字をほとんど知らないという事態に遭遇して慌てたことがありました。Vもぎの国語が50点前後しかとれなかった。
それからこれは英語も同じなのですが、現代文の問題を解くときは、本文を読みながら解いてはダメだということは知っておいてください。そんなことをしていると、必ず時間不足になります。あるいは前後関係がわからなくなる、文章そのものがわからなくなる、そういう事態に必ず陥ります。国語の問題を解くときは、まず「設問」にあたります。たいてい下線部について問う形式になっていますから、下線部の文について、主語はだれか、動詞は何か、目的語は何か、ぐらいは決めておくことが必要です。問いの形式は、たいてい、What(何),How(どうして),Why(なぜ)のどれかです。設問の選択肢もさらりと読み流し、重要語がないか、リサーチしておきます。
次に本文を読解します。いよいよキーワード、キーセンテンス、逆接語、換言語にマークします。自分でつけるマーク(△、▽、〈〉、など)を決めておいてください。漢字の問題は本文を読みながら解いていってかまいません。現代文の読解は、「対比」「対立」「同値」の3つの視点から解析していきます。この点の詳細については、「出口のシステム現代文 ベーシック編」を読むといいでしょう。
竹の会では、この3視点について訓練するための「新国語読解」を制作しています。
最後に、設問を一気呵成に解いていってください。
さて、以上のような手順で国語の高得点をねらうことになりますが、新中1、中2、そして中3のみなさんも、普段からの毎日手を抜かず読解訓練に勤しまなければなりません。ほとんど活字も目にしないで、それを1年も2年も続けて、いきなり、「読解力がない」などとほざくバカにはならないでください。それだけ放置していればできないのはあたりまえでしょ。
ただ漫然とやる読書など何の役にもたたないでしょ。お薦めは、高校1年生、2年生の現代文の教科書を手に入れて毎日理解できるまで繰り返し読むことです。総武線大久保駅1分の第一教科書に行けばたいていの教科書は売っています。いいですか。理解できるまでです。そして繰り返し読むことです。わたしは高校のとき毎日一単元の文章を10回以上音読しました。難解な文章が超速で読めるようになりましたね。
知らない言葉が出てきたら徹底して調べろ!! 全く辞書も引かないで、なかにはガイドなんかで手抜きをするバカがいますけど、少しは汗をかけ!! 近頃の中学生は、カラーの図や表を最初から用意してくれた、便利な教材を使って、手抜きすることに慣れているから、勉強の方法というものを知らない。自分でまとめる能力もないヤツが日比谷なんかに行けるはずもない、そういう教材ばかりやっているとせいぜいがんばって目黒、広尾あたりがいいとこでしょ。
とにかく解いた文章の中で知らない言葉が出てきたらきちんと調べてノートに書き留めておくことです。他人に訊かれたとき、自分の言葉で説明できるように想定して考えておくことです。なんでもそうですが、理解したというのは、他人に説明できるかということです。