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都立西一直線/小石川への道/その他

2016.06.14

 おはようございます。本日はもはや梅雨とは思えない、夏日です。昨日は梅雨らしい雨とやや肌寒いくらいの気温でしたが、正直今後の気候、突如としてだれも予想しない事態が起こりうる、そういう不気味さを漂わせているように思います。例年ならとっくに来ているはずの台風もまだ全くないですね。それがまた不気味です。地球レベルでいったい何が起きようとしているのか。いやこれからの災害というのは、地球レベルの変動にかかわるようなものになるのではないか。熊本地震では気象庁が予測不可能と放棄しましたが、これまでの狭い知識では分析できないということでしょ。大地震で原発がまるごとひっくり返ればそれだけで地球的壊滅をもたらすわけですが、なぜかそういう天変地異は「ない」と想定しているわけです。プルトニウムは飲んでも害はない、とうそぶいた東大教授がいましたが、あの男は、福島の原発事故の前は、京大の小出助教を鼻で笑っていましたよね。時の権力を科学が支える論理として利用される、そういうときには必ずこのような権力に媚びる似非学者というのが幅を利かす、その構造は中世と少しも変わっていない。

 人間の考えることなんて、枕草子や徒然草の時代と比べても少しも変わっていないですよね。

 ◎都立西一直線

 まず都立日比谷や西というのは、そもそもの能力というものがなければ行けるところではない、それが前提ですね。だから学校レベルでの勉強が、「わからない」という時点でそういう人にはまず縁のないところです。なにしろ受験者は、オール5が常識ですから。ちなみに例えば、都立駒場レベルでも推薦合格するには、オール5でなければ安心できない。

 世の中には、もう中学になったときから、進学指導重点校(日比谷、西、国立、戸山、青山、立川、八王子東)を横目に見て、部活に専念する親子もたくさんいる。親子と言ったのは、部活というのは、なぜか親もそれが理由で勉強がそこそこになっても何も文句は言わないからです。

 ちなみに、新宿、駒場、小山台、町田、国分寺、それに国際は、進学指導特別推進校に指定されています。

 さて、ところで、わたしたちは、いや竹の会の中学生には、「最低でも戸山」の謳い文句ではありますが、上記のいずれかの高校には是非入ってほしいと思っています。具体的に見てみますと、23区では、日比谷、西、戸山、青山、そして新宿、駒場、小山台しかない。少なくとも都立専門指導を標榜する竹の会としては、この7校しかない。わたしは、常に、都立戸山を照準に置いています。もちろん竹の会の指導は、都立日比谷、西の合格を想定しております。だから「最低でも都立戸山」なのです。そのためにわたしは、中学生諸君には、1日最低でも5時間の勉強を求めています。もし西を志望して、5時間にも満たない勉強しかやっていないのであれば西なんか受けないほうがいい。あるいは、駒場、新宿でも同じことです。わたしが中学の指導を再開したのは、日比谷、西、戸山に合格者を出すためです。勉強しない人間は最初から竹の会に来るべきではない。勉強を、勉強すなわち人生と定めて、勉強命、勉強一筋に自分の人生を思い定めた者にこそ竹の会が最高の道案内人として光り輝く存在となるでしょう。

 竹の会のわたしの指導の手順にしたがうことです。決して自分の裁量で勉強してはなりません。わたしのレジュメが流れにのってこなせなければ、つまり淀んでいれば、当然指導は順調とはいえません。定期試験は、最低でも90点です。80点台は勉強不足の徴表です。部活だ、習い事だ。稽古事だ、なんでもやりたい人は好きにやればいいのです。でも、近い将来、3年後、6年後は高校、そして最終的には大学であなたたちの人生はほぼ規定されてしまいます。いいですか。わたしの知る限り、都立日比谷高校を出た人たちの手にする職業は、あきらかに部活重視でやってきて、並の都立、あるいは並の私立高校に行った、その他大勢の人たちとの職業と違います。竹の会の平成13年都立西合格者は、慶應理工へ進み、社会に出て、今やIT業界では知る人ぞ知る会社社長です。わたしは現実を語っているのです。いいですか。竹の会は、日比谷、西、戸山などの高校をめざす中学生、を前提しにした指導をしている塾です。少なくとも竹の会では勉強しないという選択はないのです。少なくとも竹の会にくる以上はその前提はない。

 ◎竹の会渋谷Bの指導期間について

 渋谷Bには、入会試験において、合格基準点をとれなかった子たちについても、事情を斟酌し、指導の機会を与える趣旨で、入会を認めています。ただし、これは既に渋谷B再開の時から、申し上げていることですが、指導が無理と判断した場合は指導をお断りするという条件付きです。わたしは、大手や巷の個人塾、中小塾のように、成果、効果の見通しも立たないのに、徒に生徒を引き留める意思など全くありません。できない子というのは、ともすれば勉強への集中を欠き、怠ける、些細な諍い、騒ぎなどを起こす子も蓋然性からみて高いものです。こういうことも指導可否の判断には当然考慮の対象となります。とにかく渋谷Bにしてもどんなできなくても勉強への強い意志、静かに周りに迷惑をかけないで勉強できる、勉強ができるようになりたいという強い信念をもった、そういう人を対象にだけ指導するというのは、渋谷Aの精神と全く変わりません。

 ◎富士、九段、白鷗ならまじめに勉強すれば竹の会なら当然合格する

 ただし、小4の2月までに入会して指導を開始したということが標準になります。この標準から遠ざかるにしたがって、合格の可能性は落ちていきます。

 ◎小石川、桜修館に絶対に合格したいのなら小3の2月までに竹の会に入会して、指導を開始することです。

 なぜ、小4の時期の指導にこだわるのか。竹の会では、小5の1年間を使って、割合を軸として、思考を徹底的に訓練する、ということをめざしています。小石川や桜修館に特化した適性対策指導は、小5の2月に開始できるようにしなければなりません。そのためにどうしても小5という期間が1年必要なのです。さらに、竹の会では、まず、計算を完全にマスターすることから始めますから、その修行を5年時に持ち込みたくないのです。できれば、小4の早い時期にそうしたことを終わらせて、さらにできればですが、小4までには割合の基本くらいはマスターさせておきたい、という意図もあります。

 平成23年に都立小石川に合格したOK君はまさにその通りになりました。彼は、小4の8月からの参加でした。8月には通分から始めて複雑な四則演算を1か月後には完全に操ることができるようになっていました。多くの小学生が苦手とする逆算も2、3日でクリアしました。実は、この逆算で手間取る子の成功率は限りなく0に近いと言っていいでしょう。逆算は、知能を診るには、もっとも優れた方法の一つです。いや知能の程度というのは、割合以後のさまざまな理解の程度において如実に反映されてきます。小石川に受かるというためには、そういう知能が試される場面で常に問題なしという判断がなされねばなりません。

 彼は、小4の12月には、割合の理解もかなり進めます。彼の一つ上には、平成22年に都立両国に合格することとなる小学生がいたのですが、彼はその子をふくめて、小5よりも割合を理解する小4として成長していったのです。彼が、小5になってすぐの6月に小6の杉山太一君が入会するのですが、彼は、杉山太一君が「わからない」という算数の問題について、わたしの指示で彼に教えていました。杉山太一君の偉いところは、自分より下の学年の子に教わっても、丁寧に頭をさげてお礼を言っていたことです。並の子にはできないことです。杉山太一君が、アメリカの9.11のときお父さんが犠牲になったこと、かれがニューヨークで大統領を前にして桜修館の制服を着てスピーチしたこと、彼が今年京都大学法学部に現役で合格したことなど、周知のことと思います。

 さて、平成23年に都立小石川に高得点をとって合格することとなるOK君ですが、直前1月の早稲田進学会の模試では、480人中5番の成績でした。彼はここの模試を3回受けたと思いますが、いずれも上位に名を連ねていましたが、最後の模試が一番よかった。彼の成長の過程を見ていると、やはり小4のときに竹の会にきたことがよかったのだとつくづく思います。彼のお母さんはなかなか厳しかったように思います。彼はお母さんの命令で朝勉というのをやっていました。わたしもお母さんから頼まれて朝勉に使う本をいろいろ紹介したり、貸したりしました。毎朝1時間必ず勉強していたのです。朝バスケというのは、小6のときに欠かさないでやっているという受検生が得意げに話していましたが、そのモチベーションの違いに内心苦笑したものでした。彼はすでにして小5の時に、過去問全国版2年分を7回終わらせています。小5ですよ、小6ではない。小6のときは、過去問1年分を追加してやり、あの年に書いた「過去問虎の巻」をやりました。それから読解に問題ありということで、開成や灘などの国語の過去問を10年分は解きました。都立中高一貫校の過去問は、5年分ほどあったと思いますが、すべてやりました。彼が小6の8月に早稲田進学会の模試でトップクラスにあったというのもそのような布石があったからこそです。

 いいですか。小石川をわめざすのなら、もう文句なしに小4にくることです。大手に行ったらそれだけ遅れます。小5では遅い。小4の2月標準と言いますけど、もうほとんど小5でしょ、小石川では遅い。小石川なら小3の2月です。

 

 

 

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