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都立西高合格から学ぶ「高校入試に成功するには」

2017.06.28

 おはようございます。雨がしとしとという梅雨にはほど遠いどんよりとした天気です。ベランダから入り込む空気はまだ気持ちよく涼しげです。自分の健康状態がもう臨界点に近いことは薄々予見はしていましたが、はっきりと証拠を突きつけられるともはや抗う元気も失せて今は殊勝に休みの日は「歩き」、普段はできるだけ「食べない」ように律しております。やがてくる夏の過酷な日程を乗り切れるのか、今はそのために体調を整えておかなければと真摯に考えております。

 今日は水曜日で「渋谷A」の指導日となっております。移動教室で2名がお休みする予定です。朝から課題レジュメの添削に追われておりまして、終わることのない仕事を黙々とこなしておりましたが、遂には飽きてそれではブログでもと取りかかったところです。

 最近、小6とか、中2,中3といった問い合わせが相次ぎいろいろと考える機会がありました。小6はとらない、というのも絶対ではなく、事実平成24年の9月に2名の小6の入会を認めています。もちろん受検目的です。うち一人は白鷗に合格し、他の一人は竹の会に残り3年後に都立文京に合格しています。当時は唯一の渋谷Aもガラガラで小6入会も認めたわけです。もちろん不本意でした。しかし、渋谷教室に移転してから、無名の竹の会に目を向けてくれる人は少なかったのです。もっとも欲しかった小4は全くといってきてくれませんでした。渋谷教室に移転したのは平成24年5月6日のことでしたが、同年の冬にはよく大手志向の母親が冷やかしで入会試験を受けにきました。合格した者もいましたが、まったく無関心の体でした。竹の会の実施する入会試験に合格することが、大手塾での成功を約束するものではなく、竹の会の入会試験は竹の会での指導の可否を判断するものであり、いわゆる偏差値問題など一切ないのですが、勘違いした母親がたくさんいたのです。大手信仰の母親というのは迷いがないですね。しかも、竹の会のことを鼻で笑う体が透けて見えるのです。当時から救いようのないバカな母親がいたわけで、都立一貫校対策の大手塾が急成長して十年以上の月日が流れてようやくさすがにバカ親も自らの選択の愚に気づき始めたということでしょうか。

 小4早期の基礎訓練の重要性というのはいくら訴えても訴え足りない思いです。また小4になってまともな字の書けない子たちがいることも正直うんざりしています。小1の時にじっくりと親がつきっきりで字の形を訓練させなくてどうするのですか。とにかく昨今の親には「子を訓練する」という自覚がないのです。放置しています。子どもの自主性に託していると言えば聞こえはいいかもしれませんが、子どもというのは訓練してなんぼです。まずここの認識から間違っている。子どもというのはまずどう訓練していくかこそが問題なのです。最初から「教える」などということは考えられない話しです。それを小3とか、小4に大手スタイルの授業に放り込む、教えて学ばせるなどというのは余程のもう最初からできあがっている天才にしか考えられないことです。まず大手は講師が学生でしょ、その学生は「わかりやす教えれば成功だ」など自分に自信のある連中で、そういう輩がさも分かり易げに教えるわけです。たいていの子はキョトンとしているのが落ちでしょ。教えてどうにかなるのなら苦労はしない。ひつとひとつできないことを確かめてできるまで訓練する、これしかないのです。最初はそうです。しかし、子どもがそういう訓練を経て自力走行するようになる、そういうことがなければ、もちろんダメです。ですからだれでもかれでもできるようになる、ということにはならない。それが現実というものでしょ。ダメな子をなんとかする、教え方でなんとかする、そんな謳い文句の塾がありましたけど、これはウソです。世の中の母親というのは、こういう「前向きなウソ」が大好きです。話しは脱線しています。字が汚い子はそもそも勉強などできるのか、とさえ思ってしまいます。とにかく字が書けない子は確実に損な人生を送るはずです。

 ◎高校入試に成功するには

 竹の会には2人の都立西合格者がいます。平成13年と20年です。平成13年合格者は推薦合格でしたが、V模擬で数万人中の2ケタの順位でしたから、相当な実力者でした。決して推薦合格だから実力はないということはなかった。男子でしたが、小6の4月入会で、最初から高校受験目的でした。先取り指導、前倒し指導を進めましたが、中2の1学期には漢検2級に合格しています。一般受験の予定でしたが、4が1つで他はすべて5でしたが、推薦で合格してしまいました。西高の3年間竹の会に通っています。常に学年50番内でした。彼は慶應の理工に進み、今はIT会社の社長です。小6の頃、「東工大に行きたい」と言っておりましたが、いつの間にか東大志望になり、3大模試ですべて全国順位20番台をとりました。東大に失敗したのはなぜか本番のときだけ数学が解けなかったからです。実行力と集中力は卓越し、わたしの指示を100%こなした天才でした。竹の会をやたらと休む子が多い中、盆正月でさえもまず休んだことはありませんでした。この点は平成20年西合格者(女子)も全く同じでした。ただ黙々とわたしのレジュメを解いていました。実は現在竹の会では定番となっている様々な高校受験のためのレジュメはこの女子のために、この女子の成長に合わせて作ってきたものでした。実は、平成20年には桐蔭理数に合格した男子がいましたが、この男子もわたしのレジュメで育っていった生徒でした。桐蔭では学年50番内にあり、一浪して東大の経済に合格しております。話しは彼女に戻りますが、彼女は小6の4月の入会です。当初学芸大世田谷志望で受験もしましたが、算数の時間を勘違いして失敗したという事件がありまして、都立西に行くために竹の会を続けました。彼女は中3になって漢検2級に合格しました。私立は豊島岡女子に合格しました。都立西に進んでから大学はお茶の水女子大に進みました。彼女も竹の会をほとんど休んだことはなく、盆正月とは無関係でした。彼女のために作った受験用のレジュメは数千に達するかもしれません。そうしたレジュメが今では竹の会で学ぶ高校受験生のために使われているわけです。実はそうしたレジュメのたたき台となっているのが、竹の会の旧テキスト類でした。早稲田実業高校に合格した鈴木君の時代は過去問合格法という方法をとっていましたが、当時「入試数学100問」というテキストを執筆しており、それにはわたしのわら半紙解答が蓄積していましたので、レジュメ化するときにそのわら半紙に書いたオリジナルの解説、解答をほとんどそのまま再現したのでした。もっとも数式ソフトの進化でこれまでできなかった様々な図面が作れるようになり、竹の会のレジュメは一気に進化していったのです。この女子の指導を通じてレジュメ化した竹の会の指導は都立中高一貫校指導のレジュメ化作業に大きく影響することになります。もちろん竹の会には数々の名テキストと言われるものがあります。特筆すべきなのは、「新英語指導案」と「入試英語指導案」です。いずれも竹の会受験英語のすべてがこれに凝縮した、珠玉の1冊です。前者は数百枚のレジュメ訓練を終えた頃から使用し、一気に短期間で中3英語までマスターできるように作られています。後者はこれ1冊を7回繰り返せば、国学院久我山程度ならほぼ100点がとれるというスグレモノです。竹の会にはこのほかにいろいろな幻の名テキスト群があるのです。

 さて、こうして高校入試に成功するには、できるだけ早い時期に竹の会の指導システムに組み込まれることです。そして前倒し、先取りをコンセプトに一気に中学の内容を終わらせてしまうことです。もたろん竹の会では入試5科目を責任指導しています。春には全教科のワーク類の無償配付の特典、定期試験過去問データのプリントサービス、理科社会疑問点についての特集レジュメの配布、国語指導のためのレジュメ配布、中3の弱点補強のためのさまざまな教材の配布、定期的な受験情報の配布、Vもぎ、W合格もぎの橋渡しなど受験に必要な一切を遺漏なく提供する面倒見のいい高校入試体系を確立しております。

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