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中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

都立(高校)残念組/都立断念組/小4を募集/都立小石川、桜修館をこそ/賢い選択

2016.04.27

 おはようございます。本日は、渋谷Aの指導日です。なお、4月29日(金)は、渋谷A・渋谷Bの合同指導日です。いずれも16時開始20時終了です。29日は、Aについては、5月分の、Bについては、4月分の、代替日となります。なお、渋谷Bについては、Aに移行するまでの過渡的コースとしての扱いはなくなり、今後は独立したコースとなり、Aが定数に達する見通しのため、合同指導は29日が最後になります。

 渋谷Bについては、8月は、通常指導実施、ただし、1回4時間、4回の予定です。冬期は、午前中2時間、6回を検討しております。

 ◎新小4の逸材、志し高い小学生を募集しております

  渋谷Aの募集となります。残りの席を小4のために、残しています。竹の会では、志し高き新小4との出会いを待っています。

  ※渋谷Aの中学生募集は、現在、定数に満ちたため、行っておりません。

 ◎渋谷Bは、現在募集中です。基礎学力目的の小学生、高校入試目的の小学生、新中1も受け入れます。中2以上は「なし」です。

 ◎都立高校残念組、断念組のこと

  先日竹の会のお母さまのメールで、通っている中学で都立残念組が多かった、というお話しがありました。その話の中で、保護者の中からは、内申のつけかたが厳しいからだという意見も出たようです。

  今のところ、内申のつけかたが「甘い」中学というのを知らないのですけれど、しかし、それにしても、内申頼みで合否が決まるというのは、考え方が甘いのではないかと思います。

  都立残念組というのが、どういう人たちなのか、推測でしか語れませんが、要は、当日点がとれなかったということでしょ。それで内申も厳しければしかたない。自分の内申では合格という生徒が落ちるのは、実力が伴っていないからであり、その逆の内申はぎりぎりだが実力はあるという生徒の方が受かる確率は高いでしょうが、実力も内申も足りない生徒が高望みして挑戦したというケースも少なからずありそうです。当日できればという期待含みですが、そんな確率はないに等しい。落ちるべくして落ちたということでしょ。

  内申は、ぎりぎり必要でしょ。その上で力を測らなければならない。学校の先生が判断できるか、ということですが、これは「ない」。じゃあ、塾の先生は、どうか。ネットでは、V模擬も基準点より上、内申も上、塾も止めなかったので、受けたけど落ちた、というのがあったけど、その塾は、かなりの額を別にふんだくっていた。塾が止めなかったのは、そこに合格するためには特別の指導が必要だということで何十万円か取っているからだろうけど、一ランク下の都立は、腰パン男子と超ミニスカ女子ばかりでひどかったので敬遠したということもあるようだ。結局、学費の高い低偏差値私立に行くことになったわけで、費用が重くのしかかる。

 都立を落ちるということは、都立のランクにもよるが、落ちれば、費用のかかる格下の私立に行くことになるから、志望校選びは、かなり厳しい選択を迫られる。わたしも生徒の実力をぎりぎりまで、それはもう納得のゆくまで、見極める。それで決断する。「戸山でいきましょう」「文京でいいでしょう」。27年のときは、願書を出す最終日の前日に「日比谷か戸山か」の判断を求められた。わたしは迷わず「日比谷はなし」と言った。そこまでの最終判断をするまでには、この先の得点のかさ上げを見越しての見通しもふくめて何度も何度も過去問とか使って、力を推し量ったものである。今年は理科社会がぎりぎりまで合格圏にいかないままに、なんとかなると判断して、見切り判断をもした。よそのことは知らないけれど、竹の会では、保護者は今は必ずわたしに合否の最終判断を求めてきますから、わたしの心労も半端ではない。判断を誤れば、行きたくもない私立に、大金払って行くことになる、これは親子には耐えがたい選択ではないか。だからわたしもぎりぎりの判断を求められて、苦しむ。親子が自分で専断したのならこんな楽なことはない。ただだめだと思ったとき、止めるのは塾の仕事である。過去に、わたしの記憶では、3度そういうことがあった。わたしが止めるのを聞かずに3人とも撃沈した。さすがにわたしに文句を言ってくることはなかった。

 都立残念組がどういう人たちなのか、ということであるが、中3になって塾に行き始めたというなら落ちてもしかたない。また塾に行かないという人もいるでしょうけど、独自校レベルでは無理でしょ。内申だけ高いという人は、落ちるに決まっている。張り子の虎ですから。塾に行っていたという人も、その塾がどんな塾かである。補習塾ではお話しにならないし、そうでなくても、学校の定期試験でいい点をとること、つまりは内申点をとるための塾ではただの張り子の虎を作るだけでだめでしょ。

 ここで言っておきたいのは、母親というのは、父親も同じか、目先の利益を優先する傾向が強い、ということである。定期テストをいい点で乗り切ればいい、そう考える。それで張り子の虎ができあがる。

 高校入試というのは、戦略的なものである。小学の4年あたりからもう勝負は始まっている。この時期に基礎を徹底してつけていくこと、これが先決である。竹の会の過去の都立西合格者は、小6の4月にやってきた。ただ注意しておかねばならないのは、二人とも天才的な頭脳の持ち主であったということである。並の小学生が小6から始めてどうなるか。集中力、実行力は知能の副産物である。並の小学生には「ない」ものである。

 都立中受検で成功裏に力をつけていった子なら高校入試の基礎はできあがっているといっていい。そういう子を前提にして、小6の2月あたりから数学、英語を指導していく、中2の内容は、中2の夏前までに終わらせて、夏から中3なる直前までに中3の内容、というか高校入試の標準問題は「解ける」までに仕上げておく、こういう戦略的な指導をして、初めて高校入試は成功することになる。

 都立残念組というのは、親も子も、目先の勉強しかしてこなかった可能性が強い。そもそも塾で勉強しているか、ということである。塾に通う生徒の80%以上は、遊ばせる塾にいるとみて間違いない。勉強させる塾というのがどれだけあるか、である。巷の弱小塾が、親や子に阿り、機嫌を損なわないように遊ばせているであろうことは、想像に難くない。大手だって、大半は、遊ばせてもらっているだけだ。もともと大手というのは、天才だけが、得をするところである。バカはカネを払って、そういう塾にいることを名誉に思い、並才は天才の残した実績にあやかりたい人、つまりあやかり族である。天才と同じことをやっていればあやかれると信じている。まあ、結局大半は親がカネを出して、子どもを塾で遊ばせているということです。

 都立断念組というのもいる。これは、都立駒場だ、新宿だ、などと威勢のいいことを言っていたのだが、努力もしない口先だけの中学生活を送り、結局、たいていは理科や社会の点が5割もいかない、本人になんとかしようとする意欲もない、そういう生徒が、都立を断念するというパターンですけど、実は、このパターンの生徒はかなりの数に上るはずです。都立残念組が目先の利益を追って、塾に行っても当面の定期テストで点をとることを優先し、塾に行かなくてもなんとかなっていれば行かないで済まして、さすがに中3になって塾を探すという、そういう人たちの失敗パターンである。

 ◎賢い選択

  世の中というのは、「騙す」人たちであふれています。いや国だって国民を騙すではないですか。さまざまな利権を優先して国民にはいいこと言っていいくるめる。メディアなんか使って洗脳するわけですよ。B層なんてテレビや新聞でいくらでも騙せる。みんなが動いている方向にただ同調するだけの人たちですから。騙す方は、目先の利益をちらつかせて、本質的なところは決して言わない。栄光が消しゴム配って、それをニコニコしながら親子がもらい受ける風景は、そんなもので騙されないと思いながら、悪い気はしない、目先の印象はいいわけで、そういうことで選択していたら、それは賢い選択とはほど遠いということである。本質的なところを飛ばしてそういうところに惹かれるというのが愚かなんです。それでカネ使って子どもを塾という広場で遊ばせていれば世話はない。

  個人情報保護などと神経を過敏にして、結局自分たちの自由を狭めていくだけではないか。小塾がその存在を主張する場はほとんどない。唯一学校説明会の日にチラシを配るのがせいぜいである。ところがB層の親たちは、それさえもまるで悪かのように振る舞う。ちがうでしょ。わたしはそういう人種がいとも簡単に権威になびき、大きなものにひかれるのを知っている。賢い選択とは無縁のただ失敗をのみ規定づけられた頭の構造からこの人たちは死ぬまで逃れられないのである。

  大手の派手な宣伝、テレビCM、新聞チラシ、ネット広告、みなB層のみなさんが資金を出していることになります。そういうことには気づいておられるのでしょうか。

 ◎都立小石川、桜修館をこそ

  塾にも行ったことのない小学生が、小6になる前後にいきなり「小石川に行きたい」、「桜修館に行きたい」などと言うのは、少なくともわたしには受け入れられない無思慮な告白です。特に、通知表もひどい、知能も怪しい、そういう子がそういうことを言うことが許される土壌とはどういうものなのでしょうか。本人は勉強すれば、あるいは塾に行けば合格できると信じている、そういう子どもの環境をまず疑いますね。

  少なくとも竹の会では、小4の2月基準で、入会試験にA合格をとることです。記録では、小4の9月にA合格が最高記録です。小5の2月では、玉石混交の懼れがあることもわかつています。しかし、小5の2月でA合格がとれないというのは、無理でしょ。能力的に無理という意味です。小5の6月では微妙です。準合格の場合でも中学で伸びるという場合もあるからです。今年富士と白鷗に合格した女子はいずれも準合格でした。富士、白鷗なら可能性があるということでしょうか。ただ小石川、桜修館だと無理でしょうね。

  さてそういうわけで仮にA合格がとれたら全員合格ということにはならない。実行力、集中力があるか、勉強を優先させる生活を実践できるか、勉強を生活の一部として継続していけるか、などにかかるからである。もしそういう要件がみたされるのであれば、竹の会で合格する蓋然性は90%以上、いやほぼ確実であろうと見ている。

  周知のように、小石川というところは、他の都立中と一線を画する、難関私立中の併願校である。小4から大手進学塾で受験のための訓練を受けてきた子たち、その中の偏差値の高い子たちが併願先として小石川を選ぶのが昨今の傾向である。竹の会の小石川受検組がどこまで戦えたのか、不明であったが、そのうちの1人の得点開示でわかったことは、適性Ⅱ、Ⅲでは合格者より高い点をとっていたことであった。これは竹の会の指導をこれからしていく上において非常に有益な情報であったと、提供者に感謝している。

  桜修館は、作文に特徴があるとされているけれど、これだけ特殊だと、逆に「攻略しやすい」とも言える。事実わたしの指導で27年合格者は作文80%を取っている。桜修館は入学辞退者の数から見て、併願受験は小石川ほどではないと推測される。進学実績では、適性検査問題がかなり難解とされてきた武蔵がやはり出てきて、ややぱっとしない。が、人気は今後も衰えることはないであろう。

  桜修館は、目黒区にあって、渋谷区や品川区からも近い。やはり23区の中では、人気を維持し続けるに違いない。

  こうして、小石川、桜修館をこそ薦めたい。唯一の区立である九段人気も衰えることはない。もちろん九段も竹の会の守備範囲です。

  竹の会では、富士、白鷗については、合格の道筋はつけてある。白鷗は上位の一部の人だけが実績を出している実感がする。富士は実績的には奮わない。

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