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中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

素晴らしい青空 お天道様ありがとうございます。/合格枠の中に入るためには覚悟が必要です

2018.02.12

 おはようございます。2月12日快晴、気温7℃、2月はまだまだ「寒」が続く。わたしには23日の都立高校入試、3月1日の合格発表が終わるまでは、気が抜けない日々が続きます。3月には解放される、そうしたら寒の日と暖の日が交互に繰り返され、やがて春が来る、桜の季節がやってくる。今は中3の唯一の女子の指導にとにかく集中したい。中3は1人だけ、もちろん都立高校志望です。2月9日には、都立中などの合格発表がありましたが、やはりレジュメの積み残し組がダメでした。課題を出さない、解き直しをしない、指導レジュメを積み残していく、そうしたことはいかに模試でたまたまいい成績がとれたとしても、本番の結果には何の意味ももたない、このことが明白な結果で証明されました。

 桜修館女子は、80人の定員に対して、563人が受検、倍率7倍強です。桜修館受検者には私立難関受験者、つまり私立併願者が多いとされています。とするとライバルは小4の4月から進学塾に通ってきた、できる子たちです。そういう中にあって、80人枠の中に入るのがどんなにか大変なことか、まずこのことを理解しなければなりません。

 桜修館女子の合格者は、下記のようです。

 平成30年度
東京都立桜修館中等教育学校一般枠募集女子合格者

(女子)
20007  20042  20116  20165
20022  20059  20125  20175
20023  20063  20131  20182
20024  20078  20137  20183
20025  20079  20138  20192
20027  20098  20144  20197
20032  20105  20158  20199
20035  20110  20160  20205
20038  20112  20161  20211
20041  20114  20162  20218

 

 

20226  20370 20417 20494
20227  20371 20427 20505
20234 20378 20430 20520
20240 20386 20450 20522

20263 20388 20459 20525
20272 20393 20460 20535
20286 20396 20469 20539
20325 20397 20471 20555
20366 20405 20477 20559
20368 20409 20481 20560

合格者は、以上80

平成30年度
東京都立富士高等学校附属中学校一般枠募集男子合格者

10009 10012 10013 10015 10017
10024 10035 10038 10041 10047
10048 10049 10052 10056 10068
10082 10089 10091 10092 10099
10100 10106 10108 10111 10117
10121 10123  10127  10128  10131
10137  10144  10145  10160  10162
10163  10170  10171  10172  10173
10175  10180  10181  10182  10189
10195  10196  10203  10207  10208
10216  10220  10221  10222  10233
10236  10238  10245  10268  10269
以上60

区立九段B枠だと、40人の中に入らなければなりません。

いいですか、普通の生活をしていてはとてもこの枠の中などに入ることなどできないのです。5月の連休、夏休み、年末年始、法事、○○の集まり、さまざまな習い事、稽古事、スポーツ、発表会、昇級試験、○○会などあまりにも勉強を中断する機会が多すぎないでしょうか。そういう並みの人のやることをやっていて、40人枠なり、60人枠なり、80人枠に入るなどということがほんとうにできると考えているのでしょうか。

わたしには例えば桜修館に受かるには、これだけのことはやらなければならない、いやここまでの能力はつけておかなければならない、という最低のラインというものがあります。そのためにこなしていかなければならないレジュメというものがあり、このレジュメにはいわゆる合格はんこ先行で進めなければならない、という暗黙の前提があります。九段にしても、小石川にしても、基本変わらない。ところが課題レジュメなり、指導レジュメなりを先送りしていく、あるいは積み残していく、こういうことが常態となれば、枠の中に入ることなど実はなかったのです。先送りというのは、様々な勉強回避理由による先送りであり、積み残しというのは、「わからない」がために積み残していくという、能力的な遅滞です。竹の会ではレジュメをやらなくなったら、それは指導停滞であり、退塾の潮時です。中学でこれをやったら自滅するほかない。中学生でレジュメの進捗が遅いならこれは退塾するのが筋です。竹の会には適合していない、ということは明瞭です。進捗はかばかしからずの生徒に限って、宿題やったり、まんがかいたり、居眠りしたり、と勉強に集中しないことになっています。小学でも新規入会しても3か月は様子見と考えてください。特に、仮合格者は進捗がはかばかしくないことが多く、6か月、1年を区切りとして、退塾を考えることです。進捗がよくないのなら潔く退塾するというのが本筋です。これは小4前後入会でも小6直前入会でも同じことです。指導が進められないというのは、竹の会では指導できないということにほかなりません。指導が滞る状況が続けば、竹の会に「いる」理由は少しもない。さっさと退塾すべきです。

 いいですか。わたしは都立中なりをめざして、規定の枠の中に入るのは並大抵のことではないと言っているのです。合格者の番号を見てください。間にごっそりと抜けているでしょ。ごっそりと落ちているのです。受検というのは、常に、この合格枠の中に自分の受検番号がのるのか、を念頭に、勉強しなければならない。不合格者というのは、このところが曖昧、ぼやけているのです。小5のとき、そして小6になっても、漠然と「受かる」と思っている。それでいろいろやりたいことをしていて、それでも「受かる」と思っている。要するに、わかっていないのである。受検というのがまるでわかっていない。レジュメの積み残しが早晩失速をもたらすであろうことがわかっていない。模試の結果というのは、必ずしもすべてではない。たまたま「できた」ということもある。掲示板に番号をのせることの困難さがわかっていない。ただ漠然と「合格する」と思っている。勉強を二次的に扱って、当面の楽しみを優先させても、合格すると漠然と思っている。まだ本番まで1年ある、だから漠然と楽観する、勉強休んでも大丈夫と漠然と親も子も当面の催事を楽しむ。後の祭りということばがあるけれど、これは時期すでに遅し、ということであるが、こういう人たちは、祭りを楽しむのが、好きで、結局後の祭りとする。

 竹の会では、常に進捗が問われている。積み残しはそのまま不合格を確定的なものにしていく過程にほかならない。竹の会というのは、子どもたちが実行して初めて指導が成り立つシステムである。わたしが気長に眺めていることがあるとしたら、それは小4早期入会の子であろう。小4後期で気長に待っていたら確実に受検には間に合わない。しかし、待つといっても長くて半年、それ以上は無理であろう。

 今回、合否を分けた子たちの分岐点は、驚くべき勉強量とひたすら受かりたいという、強い、強い信念のような思い、この2つがあったかどうか、に思える。

 今年の合格者のお母さまの心情が吐露されたお手紙の一部を紹介したい、是非紹介したい。こんなにも苦しんでつかんだ合格であったということをみなさんに知ってもらいたい。

 ◎都立富士合格者のお母さまからのお手紙、一部

 富士高校附属中学校に合格を頂き、竹の会を笑顔で退塾する夢が叶いました。 約2年、お世話になりました。 普通の子である息子、いや、普通よりも幼い思考回路の息子を、最後まで諦めないで見守って下さりありがとうございました。 早稲田進学会模試、そして大原模試でも、確信を持てる結果が一度も出せず、息子にとってはさぞ辛い戦いだったことと思います。 先生にも多大な心配をかけてしまいましたね。 それでも投げ出さず腐らずにやり抜けたのは、先生の温かい支えがあったからです。心より感謝申し上げます。 先生から頂いたお守りの和紙を持って、『ダメでもともと。一問一問大切に問題を解いてくる』と言って本番に臨んだ息子。 息子は、先生と竹の会の神様を心から信じていました。彼にとって先生の言葉は心の拠り所でした。 課題も頂いた一週間以内に必ず出すことを目標にし、解き直しも必死にやっていました。 解き直し対象レジュメは、全て最低7回以上回していました。 受検まで残り1ヶ月を切ってからは、過去問電話帳を黙々と言われた通りのやり方でやっていました。電話帳を7回回しきったことは、かなり精神的な支えになったようです。 頑張っていた反面、必死にやっても模試で全然思うように結果が出せず、現実は甘くないのだということも思い知りました。 どんな時でも決して投げ出さず、先生に言われた事をひたすらやり続けていたこと、それは我が子ながら本当に立派だったと思います。 そんな息子の頑張りを見ていて下さった竹の会の神様が、本番で力を貸して下さったんですね。今日ほど神様の存在を強く感じた事はありません。

 

 

 

 

 

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