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中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

平成10年 早稲田実業高校(普通科)(商業科)・合格(男子)S君 お母様からの寄稿

2015.10.28

【合格体験記】

 

★お母様からの寄稿

 

早いもので息子の高校入試から一年が過ぎ、親として心配と不安と、あのように努力しているのだから絶対に希望の高校に道はひらかれているはずだから、という思いがいろいろ交差していたことを思い出します。

息子が竹の会にお世話になったのは、中学入試を間近にひかえた小学校6年生の12月の上旬でした。

それまで大手の進学塾に小学4年生から通っていたのですが、6年生の夏頃から少しずつ成績が下がり気味で、何か壁にぶつかっているように見えていました。算数の問題がただ流されているような、理解していないように感じられていました。

 

このとき竹の会から届いた葉書の内容にひかれて、お尋ねたしたのでした。

本当に迷っていました。もう中学受験ギリギリの時期ということに。

もし、本人の希望の学校をやめてランクを下げた学校に入ったとしても本人の為にいいのかどうか。志望の学校に合格できなくても(これは本人にとってとても残酷でつらい経験としても)、阿部先生の御指導にお願いして、ただ、大手の進学塾の流されるようなやり方ではなく、じっくり自分で理解して考える勉強の仕方をしっかり見つけたほうが将来の為に必要なのではということを、主人と話し合い結論を出しました。

中学受験を本当に受けたい所だけにしぼり、挫折しましたが、今だから言えるのかも知れませんが、あの時に親も悩み子供もつらかったでしょうが、良い選択をしたと思います。

上原中学に行き高校受験をして本当によかったと。

小学校からの仲間、新しい友人達にも恵まれ、三年間柔道部でがんばり、生徒会長の仕事を自分から立候補して責任のある役を一年間やりとげました。

 

竹の会では、阿部先生に全面的におまかせしました。

この時期は親離れ子離れしなくてはいけない準備段階の時期だと考え、本当にお世話になりました。本格的に受験態勢に入ったのは三年生の六月頃ですが、学校と竹の会とで一日のほとんどを過ごし、家では食事と眠るだけの時間にいるような感じでしたが、本人はとても充実してすごしているようにみえました。

家では口数が少ない子でしたので、あまり詳しい事はわかりませんでしたが、先生を信頼している様子がわかりましたし、たくさんの問題を何回も繰り返し解き少しずつ自信がついたのではと思います。

立教高校の発表の時は、私が先に先生に電話でお知らせしてしまったので、早実の合格はどうしても自分で報告に行くと云いました。

先生が御自分でおやつを買いにでかけて下さってごちそうして頂き、ものすごく喜んでくださったと本当にうれしそうに話をしてくれました。家族の他に自分のことでこんなに喜んで下さる方がいて頂けるということで、改めて先生に対する感謝の気持ちが倍増したようです。

このことは、自分が他人の為に役に立つ人間に成りたいという自覚ができたのではと、喜んでいます。

息子の人間形成の大切な時期に竹の会で御指導頂き本当にありがとうございました。

 

 

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