指導方針
竹の会とは
竹の会は、都立中高一貫校および都立高校トップ校(上位校)の合格を目指す小中学生の受験指導を専門とした塾です。竹の会の最大の特色は「考える力」を育てる「指導」にあると考えています。
「指導」というシステム
竹の会では「授業」ではなく「指導」をします。一般的な「教える塾」とは大きく異なります。竹の会における「指導」の概念を一言で説明することは難しいのですが、基本的には、「考える力」を育成するための様々な行為の全体を「指導」と呼んでいます。
レジュメ指導
竹の会の指導の特徴として、「レジュメ指導」があります。「レジュメ」という言葉を聞くと、「プリント」という言葉に耳慣れた親御様は戸惑われることと思います。レジュメとは直訳すると「要約・概要」のことで、テスト用紙のような印刷された紙全体を指すプリントとは異なります。
竹の会の「指導」では、塾長により制作配付されるレジュメを通じて、塾生ひとりひとりの「考える力」を伸ばしていきます。
竹の会で使用されるレジュメは、指導内容を簡潔にまとめたものです。簡潔といっても、無駄な記述を一切省いているというだけで、解説文はとても詳しく、詳細かつ精密な図を至るところに配置し、必要十分で分かりやすいアイデアに満ちています。塾長自らが、何を指導したいのか、指導テーマを定め、その理解の過程を一段一段子どもたちが自分の力で上れるよう苦心して制作しています。指導内容のエッセンスをシンプルに伝えるために考え出された、竹の会独自の指導技術です。
「教わる子ども」から「考える子ども」へ
竹の会による「指導」では、子どもたちに、レジュメの文章をまず「読み解くこと」を求めています。高度な指導内容を「読み解くこと」は本来、とても難しいことですが、心配はいりません。とてもわかりやすく書かれているからです。かつて、「これほどわかりやすい先生はいない」と言われた塾長自らの解説です。子どもたちはここで「読む」→「理解する」→「実践する」の大切な過程を学びます。
ただし、「わかりやすい」ことと「簡単」であることは異なります。当然ながら、わからないことは出てきます。ここで、「考える力」を養うために、とにかく子どもたちはレジュメを読んで「考える」しかないのです。竹の会では、子どもたちがいつも困った顔をして考えています。1時間も2時間も考えています。問題もろくに読まず、「わかりません」などと塾長に聞きにきたりすれば、はねつけられるのはわかっています。時間をかけて自分で正解を出すことこそ、「考える力」を伸ばす上で最も必要なことなのです。
竹の会のレジュメ指導は、子どもたちを「教わる子ども」から「考える子ども」へ、そして「思考型の大人」へと育てあげていく、指導歴30年の間に辿りついた究極の指導法だと確信しています。
受験生は例年5名前後、うち3名前後が合格、驚異の合格率
竹の会では、都立中高一貫校を受検する小学6年生は例年4名前後、都立高校トップ校を受験する中学3年生は1名前後、そのうち3名前後が合格していきます。竹の会の「指導」では、大人数の子どもたちをまとめて「教える」ことはしておりません。大人数の受験生を集めて「合格者数」を増やすようなやり方ではなく、志のある受験生を集めて「合格率」を残し続けていることこそが、竹の会の強みだと信じております。