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桜修館・大泉・明大明治・都立青山・朋優国公立など合格  気負いの構造

2024.05.20

🎵気負い❗️の構造
 気負いというと、わたしは、過失を犯すことを必然的に予測してしまう。気負いという言葉は、気と負いからなる。気を負う、という関係にある。負うというのは、負担である。借金を負う、背中に負う、重荷を負う、などの用例から見ると、気も負担の例に違いない。
 気が重い、気にする、気にかける、気が散る、気を取り直す、さてさて気とは何と言い換えたらいいのか。
 気心というから、気🟰心ではない。勉強する気がしない、惹かれる気がする、気がない、そういえば殺気というのもある。
気を発するというから、気には、何か強いエネルギーがあるような気がする。気を張るとはどういう状況なのか。
 気を一点に集中する、例えば、光を凸レンズで一点(焦点)に集めると紙が燃え上がります。光も分散すればそんな力はない。冬は、太陽光線が低い斜めから差し込むので、日光の量が少ない、層が薄いので、寒い、しかし、夏は、真上から太陽光が降り注ぐので、日光の層は厚い、だから暑いのです。
 気というものを意識の中にある太陽光みたいなものと仮定するととてもわかりやすい。気が分散したら力は発揮できないし、気が散る、気を外す、気を抜く、気弱になる、気丈夫、気を取り直す、といった気絡みの言葉もすっと入ってくる。
 気負う
負うのはなにしろ負荷がかかった状態である。この場合の負荷は他でもない「気」である。「気」が重いのである。「気」を鎮めないで、気負うのは、過失を助長するのは確かである。
気は意思の素のことではあるまいか。気が散るのは、意思の素が、分散した状態。気を集めるのは、意思の素を集めること。気を放つとは、意思の素を集めて放つ、憎しみのように、憎しみの意思という言葉に意思を集結するのだ、つまり、気は、言葉(意識)によって集められる、気を操るのは言葉だ、この問題を解くという言葉(意識)が、そこに気を集めるのだ。だから、気負うというのは、ボクシングの試合で、1RでKOしてやるという意識、意識は言葉で操られる、が、気をそこに集める、ことをいう。
 こうしてみると、わたしたち、人間は、言葉、つまり意識を脳にかたちにする言語によって、自分たちの気を作り出しているということになろうか。
 気を作り出すのは、言葉である。受からなければ(受験)、打たなければ(野球)、入れなければ(ゴルフ)、100点取らなければ(テスト)、こういう気を集める言葉は、負担になる言葉である。つまり、こういう言葉で集められる気の偏りを気負うというのではないか、と思う。
 わたしたちは、気を集めるとき、言葉を選ばなければならない。気負いとなる言葉を選んではならないのだ。試験で、難問に突き当たったとき、「難しいと感じているのは、自分だけではないはずだ。みんな難しいと悩んでいるはずだ。そもそも出題者は、そんな解くのが不可能な問題を出すだろうか。必ず普通に考えたら解けるように作っているはずだ。なら、ここは、先に、落ち着いたヤツが勝ちだ。落ち着いて問題をよく読め、ということなのだ。鍵は必ず普通に考えるところにある。そうでなければ、人間にはできない不可能を可能にしろ、と言うことになる。そんなことはしないただろ。
 どうだろう。これで、気負うということから解放されたのではないか。
 わたしたちは、ここぞという勝負時、焦りから、言葉で、自分に魔術の言葉をかけてしまう。自分を魔の言葉で、自分を雁字搦めにしてしまう。あなたたちは、自分をフリーズさせる言葉を容赦なく浴びせかける。焦り、不安は、心を負の域に押し遣り、そこから負の言葉、プレッシャーをかけるのだ。
 わたしたちは、不安と焦りの中に、身を置いている。それが世の中というものです。その不安と焦りを遮断してくれるのが、「日常性」です。わたしたちは、日常に身を置くことで、様々な厄介ごとを忘れることができる。試験とか、特別の出来事は、日常性から出た世界のことです。非日常の中では、不安と焦りが襲いかかります。気というのは、実は、不安とか恐怖が、言葉に形を変えて、脳を支配する状態です。わたしたちは、自分たちが作り出した言葉という魔物、モンスターに心をジャックされたのです。
 気を取り直す、正気を取り戻すには、言葉を取り除くことです。本来の言葉を、不安、恐怖から遮断された、純粋理性の発する言葉を思い出してください。
 わたしたちの脳は、言葉によって意識世界を描きます。その言葉は、たいてい不安、恐怖から発するものです。なぜって、私たちが生き抜くためには、不安や恐怖が必要だからです。わたしたちは、「日常性」という世界にだけ、不安や恐怖を忘れて生きることにしたのです。日常性の中で、何も考えないで、神経を休ませることにしたのです。
 人は、言葉で自分に魔法をかけてしまうのです。その魔法の威力は恐しく強く、体を思うように動かすこともできないのです。もちろん精神の、いや思考力もガチガチにされてしまうほどに恐ろしい力です。
 わたしたちは、魔法を解く方法を知っています。それには自分が自分の言葉に縛られていることを自覚することです。少しでも思考の余地があれば、すぐに言葉で呪いを解いてください。目には目を歯には歯を❗️です。自分が「しなければならない」ということは、そんなたいそうなものなのか。そもそも、本来、もともと、どうだったのか。もし仕損じたらどうなるのか、それはそんなたいそうなことなのか、そうです。あなたたちは、普段から、呪いを解く言葉を考えるくせをつけてください。先程書いた、難問に突き当たったとき、難しいと思っているのはオレだけではない、オレは模試でトップランクを取った男だ、そのオレがわからないなら、周りのみんなわからないと苦しんでいるはずだ。ちょっと待てよ、オレがわからないような問題をそもそも出すであろうか。きっとこの問題は普通の人間なら解けるように作られているはずだ。この言葉の過程で呪いは解けていったことに気がつきましたか。呪いを言葉で解くとは都合こういうことを言います。
 気負いは、不安と恐怖から、生じる。不安と恐怖を打ち消そうとすると、心に負荷がかかる。心が縛られる、心が縛られると体も思うように動かない。心にも体にもスキが生じる。気負うと、過失を犯しやすいのはそのためです。思わぬ、想定しない、自信の裏返しとも言える、失態を晒すのが、気負いの構造です。

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