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中学受検(都立中高一貫校受検)は、高校受験を見据えてやるもの‼️

2022.12.02

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中学受検(都立中高一貫校受検)は、高校受験を見据えてやるもの‼️
 そもそも8倍の試験です。才能がなければ受からない試験ということは前提認識のはずです。この試験を成功させるには、小2から準備に入らなければなりません。一気に難関中学レベルの計算まで難なくこなせるようにする。小2からなら小3にはそこまで仕上がっている(竹の会実績)。計算マスターしたら、次は、思考を磨く。「割合」を手段にして、思考を磨くのです。これはもう小5まで使う。そうすれば小6の1年間は自由に使える。
 これが、小5の途中から竹の会に来たら、どうなるか。分数どころか、小数の計算もあやふやなのがほとんどです。それまで塾に行ったことのない子は、勉強習慣もない。家庭学習の習慣がない。せいぜい学校の宿題が勉強だと心得ている。宿題はこなし仕事だから、面倒くさい、だから早く終わらせることしか考えていない。だから勉強が身に入らない。空虚な時間を過ごすことに慣れきっている。こういう子は、計算だけで結局、小5までに終わらせられるのか、さえわからない。それから思考を磨く時間などない。小6になったら、受検を志す以上、適性問題と取り組むほかない。しかし、やってみればすぐわかる。手も足も出ないということが。土台受検は無理でした。
 いいですか、受検というのは、才能があっての話しです。大手のように、希望すれば、コースを用意して、誰でも受け入れる、それで受かるわけはないのに、平気で講習やオプションなんかも押しつける。これはもうただの商売です。
 私は、才能前提で考えている。才能がないなら、受検なんか考えないほうがいいのです。
 8倍の倍率を勝ち上がる、それには才能が求められます。しかし、この試験を契機に勉強することは悪いことではない。それは高校入試の布石になるからです。伏線になるからです。わたしは、高校入試が専門ですから、特に、そう考えるのかもしれないが。トップ都立、難関私立に合格するには、小学時代、基本が仕上がっていないとどうにもならない。さらに小学低学年から、勉強習慣というものが生活の一部となっていなければならない。中学生になって、勉強に対するスタンスがない、というのは、もはや致命的です。こういうものを作り上げておくという意味で、受検のために塾に通うというのは、意味のあることです。
 だから、8倍を突破するほどの才能がなかったとしても、普通に才能があれば、高校入試で成功することは可能です。実に、高校入試は、敗者復活戦の最たるものです。受検に落ちても、七都立(日比谷、西、国立、戸山、青山、新宿、小山台)に合格すれば、国立大学への道はまだ遺されている。早慶だってかなり合格している。ただ七都立への道は簡単ではない。160人いたらそのうち戸山が1名ということもある。中学に入ってから部活はやらずに勉強だけの生活を送らなければならない。塾も選ばなければならない。学校の進度に合わせる塾、いわゆる補習塾はダメである。先取りする塾(例えば、河合塾)でなければダメ。ただし、河合塾、サピックスのような進学塾型大手は、都立対応ではない。
 要は、高校受験は、どれだけ早く数学、英語を終わらせて、理科、社会を仕上げるか、にかかっている。理想を言うなら、中1が終わるまでに、中3の英語、数学まで終わらせること、である。これは正確には、数学なら、教科書を終わらせるという意味ではなく、日大二高レベルの入試問題が解けるレベルになっている、という意味である。また、英語なら、中3までに習う文法は終わらせている、レベルである。竹の会では、それを可能にする、指導体系(アルゴリズム)が完成している。数学は、すべての単元を効率的にマスターできるレジュメ、中3の単元は、すべて入試問題を演習に取り込み、一問一問に詳細な解法を示し、受験で使うあらゆるテクニックを網羅したものになっている。特に、高校入試の数学を、二次関数、立体(三平方の定理)、円(三平方、相似) の3主題に絞り、慶應女子レベルまで解明したものである。これをマスターしたら、竹の会の名作レジュメ「入試過去問撰」で仕上げる。本年これを7回反復した女子は、最初V模擬で数学50点が取れなかったのが、12月の模試では、90点を取っている。それくらい威力の実証されたレジュメである。
 英語には、竹の会の定番テキスト「新英語指導案」がある。中3までの入試基本レベルの文法を網羅している。竹の会の中学生は、早い生徒で、中1までにこれを終わらせる。続いて英文解釈の訓練をする。竹の会では高校用初級から、今は絶版となっている、研究社の高校英語副読本を使う。ただし、その前に、英語5文型のレジュメをやる。英語は、5文型思考を身につけることを最終目標としている。
 高校入試に成功するためには、中学3年間を勉強に捧げなければならない。それができるなら、高校入試ほど成功率の高いものはない。受検が最終ではない。受検では、基本を完璧にして、高校入試で勝負する、のも悪くない。都立日比谷、都立戸山、都立西、都立青山、都立新宿、都立小山台と錚々たる受験名門校が都立にはある。国立大学、早慶、マーチに多数の合格者を出している、これらの都立をめざすのも悪くない。ただし、合格するのは可能だが、しかし合格するのは至難である。なぜって、中学には、部活、ゲーム、スマホ、思春期、怠け、と様々な誘惑が間断なく襲いくるからである。
 部活で未来を捨てた生徒ならそれこそ腐るほどいます。受検に失敗し、都立にかけて勉強を始めたはずが、部活にとち狂い、低偏差値私立へ一直線というのが、8割の中学生の姿です。公立中学は、2割の勉強第一の中学生の鬩ぎ合いです。だから勉強に真摯に取り組めば、敵はこの2割だけです。公立中は、不真面目な、勉強しない中学生ばかりですから、勉強さえすれば上位につけるのは、それほど難しいことではありません。
 とにかく受検に失敗したからと言って、嘆くことはないのです。高校入試は、考えようによっては、これほど楽なものはないからです。とにかく勉強する、それだけですから。
 
 

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