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中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

🔛この夏の勉強量、いや指導量で、答えが出る‼️

2024.06.08

🔛この夏の勉強量、いや指導量で、答えが出る‼️
 中学生ができなくなる流れについて
 小学生までの過ごし方で、すでに中学の立ち位置は確定しています。小学でできない。つまり、基礎学力をつけることに失敗した者は、中学で伸びることはない。
 わたしの考えでは、小学2年が人生の分岐点になるほどに、大切な段階です。小2からの訓練の大切さは、実際にやってみなければわからないのだと思います。この時期しかない。この時期に計算をマスターさせる。こう言いますと、家庭で、計算ドリルなんかを買ってきてやらせる、それが節約家庭の相場です。しかし、竹の会では、小2の終わる頃には、難関中学の計算問題を解けるようになっている。家庭の生温い勉強ではダメです。計算を成功裡に終えたら、すぐに割合の思考を訓練していきます。これには、たっぷりと時間をかけます。小3、4、5と算数を通して思考力をつけ、勉強のスタンス、勉強を軸とした生活習慣を形成していきます。これで中学への準備は完成です。
 中学は、休むことなく、勉強に専念する。トップ都立は滑り止め、筑駒、開成を視野に、早慶に照準を合わせる❗️
 中学で、加減したら終わりだ。教育は、受検、受験は、カネを惜しんだら、負けだ。東大生の親の9割が、年収1000万前後以上というのは、大学卒の平均年収550万を考えればその意味がわかる。多くは難関校出身で占められる(50%超)のが東大の合格者だ。中学受験をして中高一貫校から大学受験をするパターンである。
 公立中学は、トップ都立、難関私立進学校、難関私立附属校、国立附属高校に進学することが、上級国民への道となる。この道を歩めるのは、選ばれた人のみである。ここでも、教育にカネをかけられない家の子は、能力があっても振るい落とされる可能性が強い。塾に行けばなんとかなるのではなくて、大手進学塾なら、例えば、早稲アカ、サピにしても、オプション講座はすべて取って、季節講習も最大に取らなければ合格できないと思った方がいい。
 どこの塾でも、最大に時間を取らなければ受からないように想定されている。なぜわざわざ通常講座以外にあれこれとオプション講座を設けるのか、それは商売上手ということだけではない、他塾のライバルと差をつけるためである、もしオプションを取らなければそれだけでライバルたちに差をつけられてしまう。つまり、商売のためとはいえ用意されたオプション講座には申し込まなければ受からないようになっているのだ。塾が提供するオプションは、ライバルが申し込めば、申し込まないというわけにはいかない。だから全員申し込むしかない。
 個人塾を安上がりに利用しようとする家庭も多いので、しかも経済的な事情だから仕方ないにしても、それで成績が上がらない、不合格となったと言って塾に文句を言うのはたいていそうした家庭層である。受験というものを知らないのです。塾に行けば受かるのではない。受験はカネをかけた家庭が勝つ仕組みなのである。合格も成績上昇も最大限の時間を投じたことを想定しています。節約コースを取るのは、そのまま学力も節約したことになる。学力の節約とは、成績低下、受験失敗を選択したのだということを知ることになるまでに時間はかからない。中3になったらすぐ現実を知ることになる。
 塾にかけるカネの節約は不合格の選択にほかならないことは、これまでの経験から明らかです。個人塾は、大手と違い、カネをかけないで、合格しようという家庭が一般です。しかし、能力的に恵まれていても、節約は命取りになる可能性が高いのです。そのことは、大手塾に集まった天才たちが、競ってオプション講座を取ることからもわかります。天才たちが競って申込むオプション講座は、確かに、内容的にもカネをとるだけのことはある内容です。同じテキスト、同授業、同じでなけれはライバルとの差が開くのは必然なのです。
 昔から敢えて時間の少ないコースを取り、済ませる。しかし、能力でいい成績が取れていたのは、中2までです。その中2までに、中3までを終わり、さらに入試レベルに到達していなければ、中3からはっきりと差になって、現実がわかります。学校の授業に合わせて内申が取れたのは中2までです。中3からは、学校によっては、問題を授業と関係なく出すところも出てきます。また、模試は、そういう斟酌はありませんから、特に、9月以降は、もう実力勝負です。ここにきて、中2まで学校の進度に合わせて、塾も節約してきた家庭は、ゲームオーバーです! たいてい都立はあきらめて、私立の単願推薦でオチとなります。単願推薦は12月に決まりますから、それから4月の入学式まで遊び呆けて、もともと勉強は低調の学校ですから、FFラン高校、つまり、中途退学者も少なくなく、朱に交われば赤くなるの譬えのとおり、屈折したまま、社会の底辺に吐き出される。たいていは、専門学校か、Fラン大に行く<1割は就職です。Fラン大学と専門学校は、事実上失業者の収容施設と言えます。
 教育にカネをかけない家庭は、都合このような経路を辿るであろうことは、経験値であるととともに、必然の論理と思います。
 かつて、竹の会を去った、家庭は、少なくとも、教育にカネをかけていたわけではなかった。竹の会の最高の指導を受けたわけではなかった。竹の会では、最低限の指導で済ませた家庭の子たち、そういう家庭は、塾が良くなかった、と言います。彼らに取って「いい塾とは、安くて成績が上がる塾」のことです。そんな塾は受験の本質からはあり得ないと思います。大手塾は高額といいますが、開成、筑駒などに天才たちの中を抜けて勝ち抜くには、塾の方も安上がりなコース設定などできませんし、親たちもそんなことより、合格するためにはなんでもする、いくらでもかけるという覚悟があります。
 単願推薦でFラン高校、偏差値50未満の高校れ行くということの意味について
 これについては、偏差値40の高校に入り、一浪して慶應大学に入ったという人の体験談が、掲載されていました。
 以下引用、ただし要約
「教育困難」校とは?
 学力が低く、授業についていくことができない生徒たち
 偏差値40の教育困難校の卒業生の体験から
 
 教育困難校(底辺校)の実情
 学力が低い、不良が多く荒れている、授業が成立しない、生徒がタバコ、喧嘩、妊娠で退学するのが日常。

 かれらの家庭環境の特徴
 親戚を含めて大卒者が1人もいない、塾には通わないまま公立中学校に上がる、中3になって、先生に『このままだと、行ける高校はない』と言われ、親からは『私立高校は(学費が)高くて、通わせられない』と言われる。一般受験のために勉強をしても間に合わないため、確実にいける通学圏内の普通科高校を探し、そこに推薦で進学。偏差値が40の、いわゆる「教育困難校」。

 入学した高校は、ヤンキー校として有名。入る前から『あの高校はやめておけ』と周囲に言われる。「タバコを吸っている人や、妊娠して退学する人などがいた……。同級生が他校の生徒や、高校に通っておらずワルさをしている人たちと喧嘩をする。金髪にピアスをしているチャラついた集団が、バイクで出待ちをしている。「どのクラスにも必ず退学者がいる」ほど荒れている。入学して1年で270人いた同級生のうち、20人が退学した。

 「退学する人たちは、個々の事情があるので、具体的な理由まではわからない。ただ、気づいたら不登校になっていて、そのまま退学していたパターンが多かった。おそらく、学校の勉強についていけなかった子たちが多かったのではないかと思います」

 学校の中でよくないことが起こっても『これが普通なんだ』と錯覚してしまう部分があった。
「授業中はみんな寝ているか、スマホをいじるか、先生の授業を妨害するか、というほぼ3パターンでした。そのような状況なので、生徒も勉強を真剣にはしていません。

 
 校内は治安が悪く、他の生徒が、床に落ちていたペットボトルを、私に対して蹴りつけてきたこともあったので、怖い人たちとは関わりを持たないでおこうと、彼らを避けていました。
 
 
「うちの学校は、生徒を怒ったり、勉強について厳しく指導するという空気ではありませんでした。生徒たちが『俺ら勉強なんかできない感じだし』といって諦めていたので、先生方の間でも、『生徒を救おう』といった空気ではありませんでした。
 

「同級生は、両親のどちらかがいない家庭が多かった。また、勉強だけではなく、何かを頑張って成果をあげたことがある人が少ないと感じました。『努力することがダサい』と思っていて、人の努力に対して否定的だった。自己肯定感が低い。
進路に関しては、多くの生徒が推薦で入れる大学か、専門学校に進学していました。

 「就職する人は1割前後で、一般受験をする人は指で数えられる程度でした。指定校推薦で、いちばん偏差値の高い学校が東洋大学だったのですが、評定平均5段階のうち、3年間で4.9を確保しないと推薦してもらえませんでした。

 偏差値50未満の教育困難校にいくことが、どういうことなのか、親はわかっているのか。
 単願推薦もピンからキリまで。内申が良ければそれなりにいい学校の単願もとれるだろう。
 内申の取れる中学と取れない中学があるのか。
 かつて松濤中学に通う女子の親が、「松濤は90を超えても5はくれない」と嘆いていた。
 わたしは、そんなものか、と頭をひねるしかなかったが、さて、どんなものか。
 普通に、考えると、90を超えても5をくれないのは、100点近くが多かったからと考えるしかない。
 つまり、内申が取れない学校はできる奴が多い。逆に、内申が取りやすいのは、自分よりできる奴が少ないということと考えるのが普通の思考である。
 わたしの体験は、教え子が、数学70で5をもらってたり、吹奏楽部というだけで内申5というのもあった。ただ、絶対評価になって、4や5が確実に増えているのは間違いない。都立は、内申で合否が決まる。共通問題なら、内申でしか差がつかない。独自問題なら、内申の比重が大きいが、独自問題の難易度によって影響される。また理社で落とす受験生が出るのは、共通、独自も変わらない。
 かつては、理社を勉強していないので、私立にしたという生徒も多かった。
 受験にカネがかけられない家庭の子の歩む道、その子に天与の才がない限り、教育困難校に流れる可能性が高い。内申が取れる子の推薦は、少なくとも教育困難校は避けられるかもしれない。しかし、良質な都立を一般受験する力はない。私立には、経済的に行けないのが普通である。つまり、私立の単願推薦は、ほとんどの、公立中の8割の落ち行く先ということになる。
 公立中高一貫校志望の家庭というのは、一般的に、受験というものがわかっていない。塾に出すのもギリギリという家庭もあり、受験はカネがかかるという認識が通用しない。安く済ませて受かる、そういう虫のいい考えが根底にある。そういう家庭ほど、落ちると塾のせいにする。また成績が下がると、塾のせいにする。最低の時間、季節講習はもちろん一番安く済むコースを選んできたのに、そのせいで成績が下がったとは考えない。だから受験の原理というものがわかっていないのだ。
 大手は、同じカリキュラム、同じテキスト、同じ講師による同じ授業、そうなると、集まった天才、秀才諸君の差は、もともとの能力の差と等しくなる。そういうカリキュラムで、大手が用意する様々なオプション講座を受けないというのは、能力がほぼ並んでいる状況なら、受けない者から脱落していく。大手に通う子たちは、大手の進度についていくために、ほかに個別指導塾などに通う者も多数いる。
 それが大手の、いう受験である。公立中高一貫校のみ志望の家庭の、カネをかけない受験が成功する可能性は限りなくないのだ。
 大手塾には、だから、最大のアキレス腱がある。同じカリキュラム、同じテキスト、同じ講師、同じ授業、これが弱点となる。
 わたしが、令和4年に、筑駒、開成、渋幕などに合格に導いたのは、大手の弱点を逆手に取って、戦略を立てたからである。それまで模試界から影を潜めて、中3の6月に駿台模試デビュー、いきなり全国1番、これが、わたしが、本気になったときの結果である。
 私立を受けるので、とか、難関を受けるので、とか、言って、竹の会を去って大手に行った子たちが昔から、いたが、竹の会を、わたしを知らないことに、失笑しかなかった。
 こうして、内申があっても、なくても、一般試験に受かる力のない生徒は、単願推薦しかない。内申がないものは、教育困難校に行くしかない。内申があっても、一般試験の力はないから、低目の内申の高校になる。
 一般に、内申はいいが、実力はない、そういう生徒が多いのは、そういう生徒は、早期から高校入試対策を取ることはなく、学校の進度に合わせて定期試験を頑張り、生活態度を守ってきた、優等生だからである。
 この子たちは、都立でも、私立でも、一般入試を勝てる力は全くと言ってないのが、当然の帰結である。
 こうして、小学時代から、基本訓練を欠いた子たちの流れつく先は、その大半が、教育困難校へ、そして単願推薦へ、となる。ちなみに、都立も偏差値50前後あたりでは、入学すると、一年は、中学からのやり直しになる。都立も偏差値50前後以下は、教育困難校と見ていい。
 こうした学校に行くことになる子たちの共通点は、経済的にカネを教育に出せない家庭である。いわゆる親ガチャである。

 

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